テラめし倶楽部

 ■バトル144 11駅目 池袋 観戦者 Counter
 「カレー汁うどん1s」 2007.12.5・対戦
 田舎つけ汁うどん うちたて家(豊島区南池袋) 1,230円
カレー汁うどん1s(1,230円)
池袋駅東口より徒歩5分ぐらい 外からうどん打ちの実演も見られる
 このところ他のエリアでのバトルが続き、山手線テラめし各駅停食が若干滞りがち。まだ10駅しかバトル済でなく、残り19駅と2/3も残っている。年内にやり遂げようかと思っていたが、どうやら来年に持ち越しになりそうだ。まぁぼちぼちやっていきましょう。

 今回11駅目は池袋駅。山手線の他、JR埼京線西武池袋線東武東上線東京メトロ有楽町線丸の内線が乗り入れる巨大ターミナル駅である。この駅も渋谷駅同様複雑で、降りる階段を誤ると出口が迷ってしまう。いつも私は東武側が西口、西武側が東口と覚えている。逆だったらもっと覚えやすいのだが・・・

 今回の対戦相手は、西武側の東口から歩いて5分ほどのところにある田舎つけ汁うどんうちたて家。すぐ近くまで地下道(39番出口)があり、雨天時でもほとんど濡れずに行くことができるが、初めての方は迷い易いので、一旦地上に出て行ったほうがいいかも。

種類と盛り具合で45通りのボタンがある。
今回はコレにしよう!中にもメニューがあるが、あまり役に立たないのでは?(笑)

 まずは入口にある券売機で食券を購入。ここは9種類のつけ汁と5段階の盛り具合から選ぶ。9×5=45通りの組合せがあり、どれにしようか迷ってしまう。盛り具合はもちろん最大の1sと決まっているが、問題はつけ汁。お店のオススメはきのこ汁肉汁ピリ辛つくねの3つのようだが、他のつけ汁も美味しそうで捨てがたい。悩んだ末、カレー大好きの私はカレー汁うどん1s(1,230円)に決定。

  普通 大盛り 特盛り 二枚 1s
もりうどん 480円 600円 700円 800円 900円
とろろうどん 700円 800円 900円 1010円 1110円
きのこ汁うどん 730円 830円 930円 1030円 1130円
とり汁うどん 680円 780円 880円 980円 1080円
肉汁うどん 730円 830円 930円 1030円 1130円
ピリ辛つくねうどん 730円 830円 930円 1030円 1130円
カレー汁うどん 830円 930円 1030円 1130円 1230円
辛肉汁うどん 780円 880円 980円 1080円 1180円
鴨汁うどん 880円 980円 1080円 1180円 1280円

 麺の温かいあつもりも選べるが、食べ易いデフォルトのひやもりをチョイスする。

店内の様子。14時半ごろだったので、空いていた。お店にかけられていた大きな額

 ここのうどんは武蔵野うどん、所謂糧(かて)うどんと呼ばれるもので、丘陵地で水源の少ない多摩地区埼玉県西部では、米の代わりに栽培された小麦を使い、各家庭でうどんがよく打たれ食されてきたそうだ。讃岐うどんの讃岐(香川県)が、降雨が少なくため池が多いことから、小麦の栽培が行なわれ、うどん文化が発達したのと似ている。水田に適さない山間部では蕎麦文化、北陸のような水が豊富な地域では餅文化が発達したなど、伝統料理で地理を学習するのも面白い。

 かてうどんの本場武蔵村山では、毎年秋に大食いイケメン選手権なるイベントが開催されており、なんと我がテラめし倶楽部の北条氏康ユウ殿が見事予選通過。決勝でも好成績を収められた。スゴイ!量的には私も食べられなくもないが、15分間という時間制限での大食いは、スローペース型の私にはまず無理。特にかてうどんは、
 「コシが自慢のかたゆでうどん、噛めば噛むほど味が出る」
 と称されるほど固いので、早食いはかなりキツそうだ。

TVでもいろいろ紹介されているようだ。飛びはね防止の紙エプロン。この心遣いが嬉しい。

 今回私が注文したカレー汁は、食べる際に飛び跳ねが気になるので、どうしようかなと悩んでいたのだが、お店の方がおもむろに紙エプロンを運んできた。最初からコレを用意してくれる心配りが嬉しい!
 そして程なく、カレー汁うどん1sが運ばれてきた。

せいろは3段重ね。

 (なんか少ないかな?)

 3段重ねの長方形のせいろの上段にうどんが見えているが、期待していたほどの量ではない。せいろの深さも3cmほどとそれほど深くない。
 ウェートレス 『上2つはひやもりですが、下段はあつもりになっています。』

 説明では、1sのように大量のひやもりばかりだと、最後はつけ汁が冷めてしまって美味しくなくなるので、下段はわざとあつもりにしてくれるそうだ。これまたニクい心配りが嬉しい!!

冷水で引き締められたうどんはツヤツヤ。アツアツのカレー汁。鰹ダシが聞いた和風味のカレー。

 早速いただくことにする。ひと口噛むと、まるでガムのような歯応えで、知らずに食べた人は、「これまだ生煮えじゃない?」とクレームをつけたくなるほど、ムチムチとした弾力がある。喉越しを味わう讃岐うどんとは全く異なり、歯応え小麦粉の旨味を味わううどんなのだ。

 つけ汁のカレー汁は、鰹ダシの効いた和風味で、所謂お蕎麦屋さんのカレーのようだ。

 せいろ1枚目は4分で平らげる。2枚目を平らげたあたりから、つけ汁が冷たくなってきた。やはり下段をあつもりにしてちょうど良い加減だ。

15分で完食

 最初少ないと思われた1sだが、歯応えのあるうどんを噛み続けたせいか、結構お腹が膨れてきた。 紙エプロンをしているとはいえ、カレー汁が飛ばないよう注意しながら食べたので、割と時間がかかり15分で完食。まだ1sは楽勝にいけそうだが、前述のイケメン選手権の優勝者は同じ15分間でこの3倍以上を完食したとのこと。essenさん、貴女は凄すぎる〜!(笑)

 次回は定番の辛肉汁うどんを食べよう!


ボリューム ★★★★☆
★★★★★
インパクト ★★★★☆
料金 ★★★★☆
お店の印象 ★★★★★
テラめし度 86テラ
所要タイム 15分・KO勝ち
難易度 普通

 お店DATA 
 「田舎つけ汁うどん うちたて家」

 東京都豊島区南池袋3-13-17
 03-3980-3361
 営業時間/11:00〜21:00
 定休日/無休 (年末年始等除く)
 駐車場/なし ※付近にコインパーキングあり
 地図
田舎つけ汁うどん うちたて家