テラめし倶楽部

 ■バトル174 観戦者 Counter
 「わらじとんかつカレー超大盛」 2008.1.19・対戦
 林家本店(栃木県宇都宮市) 1,680円
わらじとんかつカレー超大盛(1,680円)
R4から少し入ったところにある。 日本一厚いとんかつという大きな看板
 テラめしバトルのエリア別INDEXを見ていると、東京を中心に南関東はよく行っているが、なぜか北関東手薄。特に栃木県に至っては未だゼロ。本拠地の千葉からは100〜150qと決して遠くないのだが、なぜか足が遠い。寒いという先入観のせいだろうか?
 最近掲示板のカキコミでも北関東のテラめし情報が増えており、今回は1泊2日を目指してバトルしよう!
 天気予報は比較的良かったので、機動性のあるダボジー(ZZR1100)で行きたかったが、1月なので朝夕は道路が凍結する恐れがあり、スリップを恐れてかえって超低速走行に成りかねない。安全を考え、今回は動く簡易宿泊所マーチの出動とする。

 R4を北上し、まず向かったのが栃木県の県都宇都宮。中世から宇都宮氏の拠点として22代に渡って栄えた北関東の要所で、江戸時代に入ってもその重要性は変わらず、幕府は奥平氏、本多氏、戸田氏と有力譜代大名を据えたほどである。また大権現神君家康公を祀る日光東照宮の玄関口でもあり、社参する将軍を迎え大いに賑わったそうだ。

 近年は宇都宮と言えば、何と言っても餃子の街として有名。最近浜松市に抜かれてしまったようだが、1人当りの餃子消費量日本一として日本全国にその名を轟かせている。

 では今回の宇都宮でのバトルは餃子?と思うかもしれないが、今回はasさんからの投稿のお店、林家本店”日本一のとんかつ”というふれこみであり、わらじカツカレーがオススメらしい。大きさが日本一なのだろうか?

 お店は市内の東部で、R4沿いにあり、比較的簡単に見つけることができた。お店の壁には、

 ”日本一厚いとんかつ”

 と大きな看板。なるほど厚さが日本一なのか。

奥の座敷に案内される。

 入口は2階にあり、扉を開けるとカウンターと厨房が見える。意外に狭いなぁと思っていると、店の奥の座敷に案内される。10畳間の続き間となった座敷は結構広く、座卓席が30席ほどある。
 席に座り、早速オススメのわらじカツカレーを探す。



 織田信長 (おー、これだ、これだ!)

 大食チャレンジーコーナーわらじとんかつカレー(1,380円)とある。他にもわらじひれかつカレーわらじハンバーグカツカレー(いずれも1,380円)などもあり、恐らくカレーの量は同じで、上のトッピングが替わるのだろう。
 但し書きに「2名様以上でのお召しあがりはご遠慮ください。」とあり、まずまずのボリュームがありそうだが、写真が添えられていないので実際どんな量があるか分からない。

 定食や通常のカレーは、もりよく(+100円)と超大盛(+300円)と、ご飯の増量ができるのだが、超大盛の(死にます)にはつい笑ってしまった。なんかバトル55市川食堂「大盛りは危険です」に似ているが、あの時はチョッと期待外れだったしな・・・
 わらじとんかつカレーがどんなものか分からないにもかかわらず、盛り具合の心配をするマエダンゴ。(笑)

超大盛(死にます)には笑った!とんかつの厚さは1cmから5cmまで選べる。
 織田信長 「すみません、わらじとんかつカレーってけっこう完食されますか?」
 ウェートレス 『ええ、まあまあ完食されますね。』
 織田信長 「・・・ これの超大盛ってできませんか?」
 ウェートレス 『わらじには超大盛はないんですよ。それに結構ボリュームありますから』

 コイツは何をバカなことを言っているんだという感じで、説得する店員。
 織田信長 「そうですか・・・」
 ウェートレス 『・・・・・  チョッと待っててね。(厨房に)聞いてくるから』

 ガックリした私を哀れんでくれたのか、厨房に聞きに行ってくれ、1分後戻ってきた。
 ウェートレス 『超大盛にしてくれるそうです。でも残さないで下さいね。』
 織田信長 「はい、絶対食べます!」

 なんとか、わらじとんかつカレー超大盛(1,680円)のオーダーが通る。

 待つ間、メニューを熟読。とんかつはデフォは厚さ1cmだが、2cmから1cm刻みで5cmまで厚さを増すことができる。分厚いとんかつにもかかわらず、中はで切れるほど柔らかいそうだ。次回はこちらも食べてみたい。また定食類は同価格カレーに変更できるのもウレシイ。

てんこ盛りの福神漬。

 味噌汁福神漬が運ばれてきた。そろそろ本命が来るのも近いのかな?それにしてもこの福神漬もえらくてんこ盛りだなぁ〜(笑)

 「ウソだろう〜!!」

 後ろの座卓から驚嘆の声が上がる。

長径40p、短径25pほどの大皿に盛られたカレー。
アスピーテ(楯状)型カレーに分類される。

 長径40p短径25pほどはあろう大皿に、こぼれんばかりと盛られたわらじとんかつカレー超大盛。その名の通り、わらじのようなとんかつは、優に他店の2倍以上の大きさ。
 アスピーテ(楯状)型カレー(テラめし学会分類)の場合、コニーデ型(成層)トロイデ型(鐘状)などと比べると高さが低い為、一見少ないように見えるが、裾野が広く意外とボリュームがあるのだ。サラダこそないが、バトル150スーパー特盛カレー(銀座天善)バトル168カツカレー特盛り(上州屋)と比べても遜色ない。”絶対食べます!”って言ったけど、大丈夫かなと不安がよぎる。

 まずはカレーをひと口。万人向けのためか、やや甘めの味。最初は良いが、後半はこの甘さがネックになりそうだ。わらじとんかつは、ロース肉を叩いて引き伸ばしてあり、所々すじがある。が割りと多く、これもお腹にダメージが溜まりそう。

7分経過。約半分となるが、ここからペースダウン。27分でなんとか完食。

 7分経過、約半分になるが、ここからペースダウン。昨夜のバトル後遺症もあるのか、次第にキツくなってきた。アツアツだったカツも冷えてきて、脂っぽさを感じるようになり、それ以上にカレーの甘さに舌が参ってきた。
 織田信長 (やっぱり超大盛にしない方が良かったかな〜?)

 と超大盛にしたことを後悔したが、もう遅い。完食はできそうだが、実はこの後、もう1バトルを予定している。大丈夫かな〜?
 結局後半戦は前半戦の倍以上の20分もかかり、27分で完食。結構キツかった!

 お店を出て車に戻り、近くのスーパーの駐車場へ。今宵のバトルのため、時間調整と休息を兼ねてしばし仮眠する。


ボリューム ★★★★★
★★★★☆
インパクト ★★★★★
料金 ★★★☆☆
お店の印象 ★★★★☆
テラめし度 88テラ
所要タイム 27分・KO勝ち
難易度 激ヤバ

 お店DATA 
 「林家本店」

 栃木県宇都宮市泉が丘5-4-1
 028-661-8848
 営業時間/11:30〜15:00(LO14:15) 17:30〜22:00(L021:30)
 定休日/月曜 ※祝日の場合営業
 駐車場/あり
 地図
林家本店