テラめし倶楽部

 ■バトル187 19駅目 浜松町 観戦者 Counter
 「冷たい肉そば大盛り(肉大)」 2008.2.6・対戦
 そば処港屋 愛宕(港区西新橋) 950円
冷たい肉そば大盛り(950円)
お昼時は行列ができている。 行列は店内にも続いている。
 今回19駅目山手線テラめし各駅停食は、JR浜松町駅。選んだ相手は、掲示板でカキコミ情報のあったそば処港屋愛宕鉄道唱歌の1番、♪汽笛一声新橋を はや我が汽車は離れたり 愛宕の山に入りのこる 月を旅路の友として♪に出てくる愛宕山の道を挟んで反対側にある。
 最寄駅は都営三田線の御成門駅か東京メトロ日比谷線の神谷町駅、もしくは銀座線の虎ノ門駅がいずれも徒歩7〜8分といったところ。また山手線では新橋駅の方が徒歩10分ほどなのだが、浜松町駅から15分で歩けたので、強引に浜松町としました。(笑)

 訪問したのがちょうどお昼時だったので、お店の前には20人ほどの行列ができていた。交差点の角にあるお店の外観は黒一色で、狭い入口と足元近くにある小窓以外は一面という具合で、とてもそば屋さんには見えない。

 待つこと10分、ようやく入口に辿り着く。店内にも行列は続いており、食べるにはもうしばらく忍耐が必要なようだ。やっと店内に入ると、1間半(2.7m)四方ほどの黒い御影石のカウンターで、大勢の先客たちが立ったまま無心にそばを食している。

 そう、ここ港屋さんは立ち食いそば屋なのだ!

店内には2.7m四方の御影石のカウンターがあり、お客はみなこの周りで立ち食いとなる。

 ただ立ち食いそば屋といっても、そんじょそこらにある立ち食いそば屋とは全く違う。黒と白のモノトーンで統一された内装は斬新かつ前衛的な雰囲気。御影石のカウンターの中心には、なんと水が張られている。また店内にはピアノのBGMが流れており、立ち食いそば屋の雰囲気など微塵も感じさせない。
 さらに店内はここの出し汁の匂いだろうか、甘くてほんのりしたお醤油の匂いが充満。食欲を掻き立ててくれる。

メニューは全部で6品。すべてもりそばである。肉大を注文。

 まずは入口脇のレジで先に注文し、食券を購入。メニューもみると、全部で6品。全てもりそばで、かけそばのようなそばはない。

もり 600円
海苔もり 700円
胡麻もり 700円
海苔胡麻もり 800円
冷たい肉そば 850円
温かい鶏そば 850円
大盛り 100円

 北風寒い日だったが、敢えて冷たい肉そば大盛り、通称肉大を注文。食券を持って厨房へ進み、ここでまたしばらく待つ。ようやく注文の品が出来上がるが、なかなかカウンターのスペースが空かない。やっと空いたスペースを目指し、行列の狭い店内を進む。やっと食べられるぞ!

肉大は牛肉に海苔と胡麻が入っている。
つけ汁もラー油が入っている。

 肉大には、牛肉海苔胡麻がこれでもかと入っており、そばはほとんど見えない。またつけ汁も醤油ベースであるが、通常の和風のものと異なり、赤いラー油が浮いている。一見すると中華のつけ麺のようだが、これは紛れもないもりそばなのである。
 卓上には天かす生卵刻みネギが置いてあり、いずれも無料入れ放題

卓上の天かす、生卵、刻みネギは入れ放題。

 まずはオリジナルの味を味わうべく、薬味は刻みネギだけにする。

 う、う、うま〜い!

 そばは細めの黒味がかった田舎そば風だが、やや固めでコシがある。つけ汁は節系の旨みが凝縮されており、やや甘めだが、隠し味のラー油のピリ辛感が味を一層引き立たせている。
 牛肉と一緒に食べると、つけ汁とそばとの♪三重奏が口の中に広がり、得も言えぬ快感。

 半分ほど食べたところで、生卵天かすを投入。生卵を入れると味がマイルドになり、単調になりかけていた味にパンチを与えてくれる。

半分食べたところで、天かすと生卵を投入。16分で完食。

 最後の一本までそばをいただき、残ったつけ汁をそば湯で割っていただく。

 ボリューム的には準テラレベルですが、味の美味さ独創性を考えると、テラめしに相応しい。是非また食べたい逸品です!


ボリューム ★★★★☆
★★★★★
インパクト ★★★★☆
料金 ★★★★★
お店の印象 ★★★★★
テラめし度 86テラ
所要タイム 16分・KO勝ち
難易度 入門編

 お店DATA 
 「そば処港屋 愛宕」

 東京都港区西新橋3-1-10
 03-5777-6921
 営業時間/11:30〜17:00 17:30〜20:00
 定休日/土・日・祝
 駐車場/なし ※付近にCPあり(20分200円程度)
 地図
そば処港屋 愛宕