テラめし倶楽部 |
■バトル368 | 観戦者 | ||||||||||||||||||||||||||
「海鮮丼大盛」 | 2009.8.25・対戦 | ||||||||||||||||||||||||||
山さん寿司本店(石川県金沢市) | 2,625円 | ||||||||||||||||||||||||||
今日は久しぶりにダボジー(ZZR1100)で加賀100万石の城下町金沢へ。給料が入ったばかりで幾許か懐が暖かいので、なかなか行けなかったあのお店に行ってみよう。 やってきたのは金沢市中心部、武蔵ヶ辻にある近江町市場。約280年の歴史を誇り、長い間金沢市民の台所として賑わい、地元の人たちからは親しみをこめて”おみちょ”とも呼ばれている。また近年は観光スポットとして脚光を浴び、多くの観光客が訪れる。 私も子供の頃、父に何度か連れてきてもらったが、成人してからはとんとご無沙汰。昔の様子はあまり覚えていないが、随分キレイになった感がある。それもそのはず。2年前の2007年から再開発され、今年の4月にリニューアルしたばかり。 お目当てのお店を探しながら、市場内を散策。市場の各入口や十字路には、近江町市場の夏の風物詩、氷柱が置かれていた。今日は気温がそれほど高くないが、こういう季節感溢れる趣向は大好きです! 市場には海鮮物をメインとし、野菜や果物、肉、惣菜、衣類など様々なお店が軒を連ねている。今がちょうど旬の地物の岩ガキ、生で食べるとコレがメチャクチャ旨いんだよな〜!後で土産に買って帰ろうかな? 少し気になったのは、お店の売り子の人たちの声が、東京のアメ横や築地の様に腹の底から出しているダミ声や威勢の良さと比べると、どうもイマイチ少なく小さい。やはりこれは北陸人独特の控えめさからくるものだろうか?それとも夏バテ気味なのかも? 少し迷ったが、ようやく今回のお店、山さん寿司本店に到着。もしかしてyama3殿と何か関係があるのかも?(笑) 店構えはいかにも廻らないお寿司屋さんといった感じで、ショーケースには時価とか2,000円以上の値札ばかり。本当にここにテラめしがあるのだろうか・・・ 恐る恐る暖簾をくぐり店内へ。 『へい、いらっしゃい!!』 威勢のいい職人さんたちの声が店内に響く。 黒いカウンター席がどーんとあり、ツケ場には3人の職人さんたちが居並ぶ。小上がり席とテーブル席もあるが、1人だったのでカウンター席へ案内される。 『お飲み物はいかがしましょう?』 すかさず、「ビール!」と言いたいところだが、ダボジーがあるのでグッとガマン。あがりだけにする(涙) 注文は既に決めてあるのだが、一応メニューを拝見。うーん、普段だったら絶対来れないお店だな(笑) 「海鮮丼の大盛ってできますか?」 『はい。でも足りなかったらお替りもできますよ。』 「できれば盛れるだけ盛って欲しいんですけど・・・」 『はいよ!じゃ、目いっぱい大盛ね!』 店員さんとのやりとりで私の意を介してくれたのか、職人さんは丼用の桶にシャリを詰め始める。 「ありがとうございます。(ワクワク)」 ウレシイことに、丼類のご飯大盛もしくはご飯のお替りは無料なのである。なおお味噌汁は付いておらず、別途(210円)。 待っている間も観光客と思しき団体が次々と入店。その半数以上が、私と同じ海鮮丼を注文する。もっとも誰一人大盛なんて言わず、むしろシャリ少なめでという方もいたが・・・(爆) 『へい、お待ちどうさま。海鮮丼大盛です!』 まるで宝石箱のようやわ〜 思わず某グルメタレント風のコメントが出てしまいそうなほど、色彩鮮やかな海鮮丼。 新鮮なネタが桶から今にもこぼれ落ちそうで、海老や蟹が立っているんですが・・・ しかもイクラの上に輝くのは、なんと金箔!金沢の誇る伝統芸能、金箔までまぶすとはなんと言うお大尽な丼であろう。 最早芸術作品と呼ぶべき海鮮丼を前に、無心に写真を撮る。そんな姿に店員さんもノッてきたのか、 『これが普通盛だけど、比べてみる?』 隣に座っていた家族連れの女の子が注文した海鮮丼(普通盛)を、彼女に出す前に私の処へ持ってきた。ゴメンね、少しお預けさせて(笑) 改めて海鮮丼大盛を確認。季節によって多少ネタが替わるそうだが、この日は、紅ズワイガニ、ズワイガニ、甘エビ、イクラ、ウニ、ホタテ、カズノコ、イカ、タコ、ウナギ、サーモン、ハラス、イワシ、タイ、ハマチ、マグロ、大トロ、玉子。 多分こうだと思うが、全部で18種類の新鮮なネタが所狭しと盛り付けられている。(違っていたらすみません) このままの状態ではシャリにありつけないので、殻入れ用の小皿にネタの半分を移動。これでようやく食べられる。シャリの量は1合半(お茶碗約3杯分)ぐらいだろうか? どのネタも新鮮で、美味しい。イワシやハマチは身がプリップリで、さすが市場ならでは。赤身も美味しく、特に大トロは口に入れた瞬間、スーっととろけてしまった。まいう〜! 金箔がまぶされたイクラ。金はほとんど化学変化しないので、味的には全く変わらないはずなのだが、うーん、やっぱりひと味違う気がしてきた(笑) 底にへばりついたご飯粒まで全て平らげ、難無く完食。もう少しご飯があれば良かったかな? 来る前は価格の良さに戸惑っていたのだが、このネタの新鮮さ、豊富さ、そしてボリュームを考えたら、充分お値打ちな一品だと思う。たまにはこんなプチ贅沢もいいかも。 隣のお客が食べていたノドグロ(赤むつ)の握りもとっても美味しそうだったので、今度機会があれば、是非食べてみたい。誰かオゴってくれないかな?(笑) |
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お店DATA | |||||||||||||||||||||||||||
「山さん寿司本店」 石川県金沢市下近江町68 金沢市近江町市場内 076-221-0055 営業時間/8:00〜20:00 定休日/年中無休 駐車場/あり(近江町市場駐車場) 山さん寿司本店公式HP/ http://www.yamasan-susi.com 近江町市場公式HP/ http://ohmicho-ichiba.com ※営業時間・定休日は変更されている場合があります。 |