テラめし倶楽部

 ■バトル423 観戦者 Counter
 「よくばり大つけめん(麺6玉)」 2010.7.31・対戦
 豚鍋と豚料理 こぶたのさんぽ(長野県安曇野市) 1,250円※
よくばり大つけめん(麺6玉)(1,250円※完食時。残した場合、+500円)
JR大糸線穂高駅前にあるこぶたのさんぽ。 豚鍋と豚料理のお店。
 火曜日に引き続き、この日も信州安曇野方面へ。実は先日、TVの収録で豚のさんぽに訪問した際、標統括部長さんからこんなひと言があった。


  『実は姉妹店のこぶたのさんぽに、大つけめんというのがあり、
     最高6玉なんですが、まだ完食者がいないんです。』
 織田信長 「じゃ、今度挑戦してみますね!?」


 豚さんグループは、昨年春、大町駅前に豚のさんぽをオープン。みるみるうちに豚さん信者を増やし、急成長。安曇野市の穂高駅前にこぶたのさんぽ松本市のなぎさライフサイトに豚さん食堂をオープンし、現在では群馬県高崎市豚さんちを展開するなど、今もなお豚さん信者が増殖中。

 その中の2号店であるこぶたのさんぽ。ここに未だ完食者ゼロ大つけめんがあるという。まぁ6玉だったら何とかなるんじゃない?これが後にとんでもない甘い考えだったとは、知る由もなかった。

 先日大町行きは北陸道経由だったが、今回はやや南ということもあり、東海北陸道安房トンネル経由で長野入り。
 連日真夏日が続くが、さすが上高地。暑いながらも湿気が少ないせいか、かなり涼しく感じる。もっとも長野県民に言わせると充分暑いそうだが・・・
 安曇野市内に入り、途中2件の交通事故による渋滞に遭遇し、やや時間を喰ったが、13時にJR穂高駅前に到着。お店は駅前のロータリーのすぐ前にあるのですんなり発見できた。
 どうやら今日は夕方からお祭りがあるようで、駅前の駐車場はどこも混雑。マーチを停めるのに苦労する。

JR大糸線穂高駅。ここでも黒ぶた君がお出迎え。
ランチタイム(11:30〜14:00)には、つけめんや数量限定の安曇野とんてきがいただける。

 豚のさんぽが黒を基調とした和モダンの外観なのに対し、こぶたのさんぽはオレンジのスタッコ調外壁で、どことなく南欧風のイメージ。女性が好みそうな雰囲気だ。
 また壁やガラスには、豚さんの足跡がアクセントとしてマーキングされている茶目っ気ぶりも。

 入口脇には恒例の黒ぶた君がちょこんと座り、優しく出迎えてくれる。この黒ぶた君の名前は何なのかな?もしかしてあ●ちゃん?(自粛)
 後からあやこ店長に伺ったところ、名前は黒ぶた君だそうです。そのままやんかい!(笑)

 店内に入ると混雑しており、ほぼ満席状態。ちょうど入口近くのカウンター席が1つ空いたので、そこへ案内される。
  『いらっしゃいませ。あっ!お待ちしておりました。』
 織田信長 「えっ?あ、どうも。」

 初対面の女性店員さんから、お待ちしていましたとは?? もしかしてこの方が・・・
 声を掛けていただいたのは、やはり、こぶたのさんぽの女性店長あやこさんだった。
 先日の豚のさんぽロケの際、もしかしたら土曜日に伺うかもしれないと標部長にお伝えしたのだが、しっかり報告が入っていたようだ。
 ブログで写真を拝見していたが、お若くてとってもおキレイな方で、ビックリ!失礼ながら店長さんには見えないぐらい。(ヨイショ)

 前述した通り、注文は決まっているのだが、一応メニューを確認。

つけめんは3玉まで、大つけめんは6玉まで増量可能。
新メニューの白濁鶏つけ麺も美味しそう。つけ麺用スープご飯(150円)。余力があったら頼もうかな?

 ランチメニューの一番人気、つけめん(850円)は、極太麺で1玉220g(茹で上げ前)と他店の大盛レベル。3玉(660g)までは無料で追加できる。
 その更に上をいくのが、大つけめん(1,000円)で、4玉(880g)から6玉(1,320g)まで増量可能。ただしあくまでも1人での注文で、残した場合は+500円となる。
 これまでのお店の最高記録5玉(1,100g)で、オープン以来何人もの挑戦者が挑んだが、全て敗れ去っているとのこと。

 6玉(1,320g)というとそれほどでもないように感じるかもしれないが、これはあくまでも茹で上げ前の重量。麺の吸水率や気温等で多少変わるが、茹で上げ後の重量はどんなに少なく見積もっても、1.5倍の2kg近く、ヘタをすると2.5kgになる計算。
 織田信長 (うーん、これは意外と難敵だぞ・・・)

 重量的に言えば、2kgだと梅もとつけ麺ビッグバーン盛り(バトル33)べんてんつけめん大盛(バトル136)とほぼ同じ。ただし、ここのつけめんは片らけ盛りそば(バトル26)のように、うどんと見間違うほどの極太麺との情報。大量の麺という長丁場、後半飽きてしまわないかが心配である。
 織田信長 (うん?これは・・・)

 大つけめんの次に書かれた一品は、よくばりつけめん(1,050円)。通常のつけ汁のほかに、醤油つけ汁の2種類の味が楽しめる。もちろんよくばりの大つけめん(1,250円)もある。よし、これだ!という訳で、よくばり大つけめん(6玉)をオーダー。

カウンター正面に飾られたお酒類。夜は居酒屋タイムとなる。意外と家族連れ、女性グループが多かった。

 待つ間、店内の様子を観察。内部もオレンジを基調とし、落ち着いた中にも華やかさを感じさせる色調。ラーメン&豚料理、一見するとは漢(おとこ)飯を代表するお店のように感じがちだが、女性ならでは感性から選ばれたインテリアや小物類が、どことなく柔らかさ感じさせてくれる。
 そのせいなのだろうか?意外にも店内には女性グループや小さな子供を連れた家族連れが目立つ。

無料の前菜。この日はもやしとほうれん草のナムル。つけめんが出るまでの箸つなぎ。

 席の後ろには、セルフサービスの前菜が置いてあり、この日の一品は、もやしとほうれん草のナムル。つけめんは極太麺のため、茹で上がりまで時間がかかるようなので、待つ間これをおつまみに。でもあんまり食べ過ぎると・・・
 注文から20分経過。間もなく出来上がるのだろうか、つけ汁が2つ運ばれてきた。

小振りの丼に入れられたつけ汁。左が通常で、右が醤油つけ汁。
通常のつけ汁。中にチャーシューやほうれん草、メンマなどが入っている。こちらは醤油つけ汁。若干色が濃い目な感じ。

 小振りの丼に注がれたつけ汁。どちらも見た目はあまり変わんないが、醤油つけ汁の方が若干濃い目の色。中にはバラチャーシューメンマほうれん草刻みネギなどが入っている。

 そしていよいよ本命の大つけめん(6玉)が登場!

巨大な大皿に山盛りになった大つけめん(6玉)。
なんかラーメンというより、スパゲッティのようなんですが・・・(汗)

 長径40pはあろう大皿に盛られた大つけめん。さすがにうどんほど太くはないが、その姿はさながらスパゲッティこの店理事長を思い出してしまった(笑)
 この姿には隣にいた家族連れも思わずビックリ!小さなお子さんも目をパチクリしていた。これがトラウマにならなければいいのだが・・・
 でもこのお子さん、まだ就学前だと思われるが、つけ麺1人前をペロリと食べられていた。将来期待できそうですね(笑)

 量は確かに多いのだが、お皿が巨大な平皿のため、イマイチ迫力が伝わりにくいかも。でもこういう平皿での山盛りは、見た目以上にボリュームがあるのは過去の対戦で経験済。おそらくこれを丼に盛ったら、とんでもないが出現するだろう。

頂部には厚切りチャーシューが鎮座する。

 そしてつけめんの頂部には、厚く切られたチャーシューが1枚。これに例の角煮が乗ったら、とんでもないことになるだろうな・・・

 まずは通常のつけ汁でいただく。

 うん、美味い!

 濃厚でいて、それなのにしつこくないつけ汁。極太麺によく絡んでくれる。コラーゲンたっぷりでお肌にも良さそう。
 麺は弾力があり、歯応え充分。小麦粉本来の香りが口から鼻へ、ふわ〜っと抜けてくる。お蕎麦同様、本当に美味しい麺はそのまま食べても美味しいもので、ここの麺も然り。つけ汁につけないで、水だけで食べても、ほんと美味しいです。一度お試しあれ。

 麺とつけ汁を味わいながらも、つけめん本体はなかなか思うように減っていかない。1/3を食べた辺りで、つけ汁が減ってきてしまう。
 ここで、もう1つの醤油つけ汁にスイッチ。豚のさんぽでも提供されている大町二郎のスープをベースにした醤油つけ汁。こちらも濃厚で美味しいのだが、通常のつけ汁から比べると、ややしょっぱい感じ。個人的には通常のつけ汁の方が好みかも。

 開始から25分が経過。どうにか麺は残り1/3ぐらいになったが、急激にペースダウン。お腹が膨れてきたこともあるが、つけ汁が少なくなり、しかも冷たくなってきたせいも大きい。麺も次第にくっつき始め、箸で持ち上げる量も、2〜3本に激減。そんな折、
  『よろしかったら、これをどうぞ!』

サービスで白濁鶏つけ汁をいただく。苦闘50分。なんとか完食第1号となる。

 あやこ店長が持ってきてくれたのは、新たなつけ汁。しかも前2種類ではなく、味が変わるようにと新メニューの白濁鶏つけ汁
 織田信長 「ありがとうございます。」

 この白濁鶏つけ汁の効果は絶大で、それまでヘロヘロだった状態から、シャキっとモチベーションが回復。みるみるうちに麺を減らしていく。

完食後は、あやこ店長と料理長と記念撮影。ここにもやはり、裏メニューがありました(笑)
 苦闘50分、最後の1本を口に入れ、完食。なんとか完食者第1号になることができた。
 完食後、あやこ店長と料理長?さんと記念撮影。見た目以上にキツい相手でした。

 こぶたのさんぽには、つけめんのほかにも数量限定の安曇野トンテキチャーテキといった気になるメニューや裏メニューもあるので、今度来るときはトライしてみよう。


ボリューム ★★★★★
★★★★★
インパクト ★★★★★
料金 ★★★★★
お店の印象 ★★★★★
テラめし度 96テラ
所要タイム 50分・KO勝ち
難易度 極悪凶暴

 お店DATA 
 「豚鍋と豚料理 こぶたのさんぽ」

 長野県安曇野市穂高5952-1 (JR穂高駅前)
 0263-81-0129
 営業時間/11:30〜14:30 18:00〜24:00(居酒屋time)
 定休日/無休
 駐車場/なし
 公式HP/ http://kobuta3.jp/
 公式BLOG/ http://ameblo.jp/kobutanosanpo/
 地図
 ※営業時間・定休日は変更されている場合があります。
「豚鍋と豚料理 こぶたのさんぽ」  住所/長野県安曇野市穂高5952-1(JR穂高駅前) 電話/0263-81-0129 営業時間/11:30〜14:30 18:00〜24:00(居酒屋time) 定休日/無休 駐車場/なし