テラめし倶楽部 |
■バトル437 | 観戦者 | ||||||||||||||||||||||||||
「つけ麺ギガ盛(1kg)」 | 2010.10.21・対戦 | ||||||||||||||||||||||||||
つけ麺専門店 是・空(福井県福井市) | 1,120円 | ||||||||||||||||||||||||||
10月のある日、掲示板に福井在住のあやベッティーさんから情報投稿。
(お―― これは・・・!!) 越前(福井県)に転封して早1年半が経過。江戸(東京)在府時には、この店やあの店など頻繁につけ麺をいただいていたが、福井にはつけ麺が食べられるお店が極めて少なく、ましてやつけ麺専門店というお店は皆無だった。
そんな欲求にかられていた私にはまさに、願ってもない貴重な情報。 居ても立ってもいられず、翌日の昼、ソッコーでお店へと向かう(笑) あやベッティーさんからの情報では、場所は福井工大前とあるだけ。まぁ地元だし、近くまで行けば分かるだろう。 マーチを走らせ、さくら通りを西へ。福井駅からおよそ3kmほど離れた福井工大正門付近に到着。お店があるとしたら、ここから足羽川までの区間か、裏門側の通りのいずれかだろう。 正門前を通り過ぎ、しばらく行くと左手に、看板を発見!
(やっぱり、ここだったか!) 以前、別のラーメン屋があった場所で、多分ここじゃないか?と推測していた。どうやら以前あったラーメン屋は閉店してしまったようだ。分かる気もするが・・・ 情報では、この是・空は300mほど離れた明里橋通り沿いにある有名店、岩本屋の系列店だそうだ。 お店の前には駐車スペースがあるのだが、お昼時ということもあってほぼ満車。ちょうど1台出ていくところだったので、運良く駐車することができた。 車を降りて入口に向かおうとすると、外にあるベンチに数人の姿。どうやら店内も満席みたい。順番を待つべく、彼らの後ろに並ぼうとすると、先に店内の券売機で食券を購入し、再び外で並ぶとのこと。 先客の指示通り一旦店内に入り、入口脇の券売機へ。 (え〜っと、ギガ盛は・・・ あった!) つけ麺専門店の看板通り、券売機にはつけ麺とトッピング類のみ。つけ麺は並盛からギガ盛まで5段階あり、デフォの並盛(800円)が330g。ここから170gずつ増量する毎に、80円UPしていく。 (やっぱりギガ盛しかないよな!?) 表示の重さが、茹で上げ前か、茹で上げ後か不明だが、あやベッティーさんのご期待?もあるので、ギガ盛(1,160円)をチョイス。食券を手に、再び店外へ。 外で席が空くのを待っていると、店員さんがやってくる。 『食券を確認させていただきます。』 どうやら事前に注文内容を確認し、席が空く頃合を見計らって料理を提供しようというつもりのようだ。私の番になり、店員さんに食券を手渡す。 『ギガ盛ですね。もうしばらくお待ちください。』 店員さんは驚いた様子もなく、淡々と食券を受け取る。注意が入らないということは、結構注文されているのかな? 食券を渡してから数分後、入店を許可される。 店内はオープンタイプの厨房を中心に、L字型にカウンター席のみで、満席で16席ほど。ギガ盛を待つ間、店内の様子を観察。 お店の奥にはガラス張りの小部屋があり、どうやら製麺室のようだ。情報にあった通り、ここで自家製麺を打っているらしい。 是・空の麺は極太麺らしく、茹で時間が約10分ほどかかるとのこと。先ほど事前に注文を確認してきたのも、このためであろう。 デフォルトは温かいつけ汁に、冷たい麺だが、麺も温かいあつもりにすることも可能。当初あつもりも頭によぎったが、初めてなのでコールしなかった。 『お待ちどうさま、つけ麺ギガ盛です!』 まずまずのボリュームだが、目算したところ、1sというのは茹で上げ後の重量のようだ。 麺は触れ込み通り、極太麺のストレートタイプ。小麦粉本来の色合いで、冷水で〆られてツヤツヤと輝いている。 つけ汁は大きな器にたっぷり入っており、濃厚そうな醤油味ベース。上には海苔が1枚とその上に魚粉がたっぷり。まるでバトル219で対戦した六厘舎をお手本にしているかのようだ。 まずはレンゲでつけ汁をひと口。鶏ガラと豚骨をじっくり煮込んだスープと節系の魚介スープとのダブルスープは、お手本通り。ただ思ったほど熱々ではなかった。 続いて、麺をそのまま1本口へ。冷水で引き締まった麺はコシが強く、モチモチ感も。小麦粉の風味も感じられ◎。 そしていよいよつけ汁につけていただく。 美味い! 濃厚でありながら、しつこくない味わいで、見る見るうちに麺がなくなっていく。半分ほど食べたところで、魚粉を溶かしながら味の変化を楽しむ。ただつけ汁が、今ひとつパンチに欠ける感じで、極太麺に負けているような気もするが・・・ 具は厚切りのチャーシューに、これまた厚切りのメンマ。そして刻みネギ。特にチャーシューは口の中でとろけるほど柔らかくて美味しかった。 〆はお決まりの残ったつけ汁をスープ割り。ただギガ盛など大量の麺の場合、最後はかなりつけ汁が冷めてしまっているので、スープはもう少し熱いものを出して貰えると嬉しい。今後の改善に期待したい。 腹具合は6〜7分目といったところだが、昼テラ(註:テラ辞苑参照)にはちょうど良いぐらいかも。 食後のけろっとした様子を見られたせいなのだろうか、 『次回は是非、テラ盛をどうぞ!』 店長さんが声を掛けてくれた。 「はい!是非とも!」(笑) なおこのバトルの様子を、あやベッティーさんの同僚の方が偶然見られていたそうです(爆) あやベッティーさん、貴重な情報ありがとうございました。 |
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お店DATA | |||||||||||||||||||||||||||
「つけ麺専門店 是・空(ぜくう)」 福井県福井市光陽4-3-20 0776-63-6639 営業時間/11:00〜15:00 18:00〜24:00 定休日/無休 駐車場/あり ※営業時間・定休日は変更されている場合があります。 |