テラめし倶楽部

 ■番外編3 中編 観戦者 Counter
 「第2回急行春山新年会」 2008.5.1
 
第2回急行春山新年会@新宿ロフトプラスワン
 テラカレー攻撃を受けながら、トークが続く。ここでMCから、これまで対戦してきたテラめしの中で、ベスト10を発表となる。実は前日に依頼を受け、急遽選定。
 本当は5月1日時点で対戦済レポ未UPだったものの中にも、候補バトル215バトル225など)があったのだが、バトル212までの中での選定となる。

 しかし212戦の中から10バトルを選ぶとなると、かなり難しい。ボリューム盛り具合もさることながら、価格CP度、さらにはお店の印象、雰囲気などもあり大いに悩む。
 難易度的にはちょいヤバクラスでも、これぞテラめしの真髄と呼べるものが多い。盛り具合も重要だが、やはり”お腹いっぱい食べて欲しい!”という損得勘定抜きのお店の愛情が溢れる以下のテラめし10バトルを選定しました。

テラめしBEST10
(2008.5.1時点)     
第10位 第9位
まぐろ丼大盛@鶴亀屋食堂 気まぐれカレーCセット大盛@リトルショップ
まぐろ丼大盛 気まぐれカレー(Cセット)大盛
(鶴亀屋食堂) (リトルショップ)

 バトル156で対戦した青森のお店。盛り具合で言えば、コレより多いテラめしは数多く存在するが、「ウソっ!」と叫びたくなるマグロの塊が、”コレでもか!”と乗っており、儲けがあるのかこちらが心配してしまうほど。
 儲けよりお客さんの喜ぶ顔が見たいというご主人の心意気は、まさにテラめしの鑑です!


 バトル86で初訪問以来、すっかりその味とボリュームのになってしまったお店。普通盛りでも尋常じゃないトッピングに驚くこと間違いないが、わずか100円UPで更にボリュームが激増。特製カレールーを惜しげもなく入れて受け皿にこぼれる様は、まさにこぼれの美学の体現です。
   
第8位 第7位
カツカレー大盛@やよい食堂 マーボ飯やや盛り@カフェマジョリ
カツカレー大盛 マーボ飯やや盛り
(やよい食堂) (カフェマジョリ)

 テラめし界の東の聖地と言えば、この店しかないでしょう。デカ盛りブームが到来する遥か前から、当たり前のように大盛を提供し続けている歴史の重みは、そんじょそこらのにわかデカ盛り店とは訳が違う。器からこぼれるカレーは、ハルさんの愛情の表れです!


 愛知県が誇るテラめしの聖地カフェマジョリやや盛りという言葉を額面通り受け止めると、とんでもない悲劇が待ち構えている。バトル193で対戦したこのマーボ飯やや盛りは、ご飯7合以上。”マジョリ富士噴火!”としか言いようがない。

   
第6位 第5位
かきあげ天セット大もり@奥会津 布佐駅前交番スペシャル大盛@リバーサイド
かきあげ天セット大もり 布佐駅前交番スペシャル大盛
(奥会津) (リバーサイド)

 バトル62で対戦したこのかきあげ天セット大もりは、どうやったらこんな悪意的な盛りになるのだろうと思ってしまうほど。またそばだけでなく、かき揚げワラジの様に巨大だ。1人で食べるのは極めて危険で、二度とやりたくないバトルの1つです。


 バトル49で危うくあの世に逝きかけた一品。布佐〜以外にも各種スペシャルメニューがあり、初めて注文した方の名前が付けられている。店内所狭しと貼られたポスターとビッチリきまったリーゼントのマスター。気分はまさにロックンロール

     
第4位 第3位
中華丼L・L@ぎょうざやさん 角ふじ麺野菜本増し・麺大盛@昴神角ふじ
中華丼L・L 角ふじ麺野菜本増し・麺大盛
(ぎょうざやさん) (昴神角ふじ)

 美顔器?と首を傾げたくなるほど巨大な器に入った中華丼L・Lはありえないボリューム。しかも味も絶品!これ以外にも僅かな追加料金でテラめしに変貌する。しかも値段はほどんどが千円以内で、ワンコインでいただけるものさえある。


 バトル92にて昼テラで挑戦したが、出てきた瞬間に後悔した一品。普通の丼が小鉢にしか見えない巨大なすりばちには、もやしだけで1.2s。麺やスープを入れると、総重量4.5sにもなる。絶対仕事中に食べるもんじゃありません!

   
第2位
つけ麺ブラックホール盛@練馬梅もと
つけ麺ブラックホール盛
(練馬梅もと)
 バトル100記念で対戦したブラックホール盛は、麺10玉、総重量3s。丼に入らず、に入って出てくる。その量も強暴だが、同じ味が続く後半はかなりキツい。だが玉数に関係なく、700円でいただけるコストパフォーマンス度の高さは他店の追随を許さない。
 この上には、流星盛(20玉)、クレーター盛(25玉)なるもあるが、これはもはや、一般人のレベルを超えているので、私が挑戦することは絶対ありません!

 
第1位
のっけ丼ミニスペシャル@中華のんき
のっけ丼ミニスペシャル
(中華のんき)

 隠れたテラめしの宝庫、福島県いわき市が誇る中華のんきナンバー2。一歩間違うと、残●と思えてしまう異様さ。これのどこがミニ?と思わずツッコミたくなる。見た瞬間、敗北を悟った。でもこれで880円なんて信じられます?近所にあれば、間違いなく毎日通っています。
 完食すると挑戦権が与えられるフラッグシップののっけ丼スペシャルは、さらにボリュームアップし、カニが丸ごと一匹乗っている始末。一度生で見てみたいが、私じゃ絶対無理です。

 
 ※金額・システム等は私の対戦時のもので、現在は変更になっているものもあります。ご注意下さい。


 背後のスクリーンにHPの写真が映り出される度に、どよめき驚嘆の声が上がる。私もカバンから急遽作ってきたパウチ画像を取り出し、披露。実は今朝1時間早く出社し、コソコソ作ってきました。(笑) なお時間の都合で、第6位から第4位までは紹介を割愛されたので、今回やっとご報告できました。

 予定時刻を大幅に過ぎ、ようやく第1部が終了。テラカレーは残してしまったが、本日の出番を無事終え、会員諸侯の待つテーブル席へ。これでようやく酒が飲めるぞ!(笑)
 最初は売れ行きを心配していたテラカレーも、いつの間にか限定10食全て完売。こりゃ本当にレギュラー化するかも?

 この日は急遽、元キング山本こと山本卓弥さんが観客として来場。大食い王選手権でチャンピオンにも輝いたこともある憧れのフードファイターだ。どうやら奥のBOX席にいるようで、彼もテラカレーを注文。もちろん軽く完食されていた。彼にとってはこれ3杯でも楽勝だろう。後で挨拶に行こう。

 第2部は大食いイベント。その内容とは・・・

第2部は、第1回メガ牛丼大食い大会。

第1回 メガ牛丼大食い大会

よしぞう殿の目線で見た山積みのメガ牛丼。
 先ほどまで私がいたステージ席には、某牛丼店のメガ牛丼が山積み。なんと30食分あるそうだ。しかも牛丼だけでなく、味噌汁や生玉子、お新香、サラダなどのサイドメニューもいっぱい。買い出しに行ったDJ急行さんの話では、す●やで3万円近く支払ったらしい。お主はチャレンジ部か!(爆)

 大会の内容は、このメガ牛丼を制限時間15分間でいったい幾つ食べられるかを競う。サイドメニューのチョイスは自由で、使わなくても良い。
 チャレンジするのは4名で、うち2人は主催者側で手配したプロレスラーの方とミュージシャンの方。レスラーが大食いなのは分かるが、ドラマーははてさて?
 残り2名は会場の観客から参加希望者を募集。見るのは大好きな観客たちだが、自分が出るとなると皆たじろいでいる様子。
 そんな中、柴田勝家よしぞう殿が手を挙げ、参加を表明。よくぞ志願されました。それでこそテラめし倶楽部会員です!
 もう1人を募集するが、なかなか手が挙がらない。てっきり山本さんが出られるのかと思っていたが、どうやら今日は観客に徹するようだ。
 やむなく織田信長御館様の指示の下、後藤又兵衛めしっこ殿をステージに送り出す。これでテラめし倶楽部会員が2名出場となる。倶楽部の名誉ためにも実力を遺憾なく魅せつけて下さい!

バトル開始!

 4人の勇者たちは、それぞれ目の前のメガ牛丼を手に取り、箸を割る。大食いバトルでもよしぞう殿は”いただきます”と合掌されていた。
 今は亡きさんたちに感謝するその心意気、私も是非見習わねば・・・。

 牛肉が並盛の3倍、ご飯が大盛のメガ牛丼は、重さは700g超、カロリーは1,286kcal。単体ではテラめしとしては大したことはないが、15分間という短い時間ではかなりのハードバトルになりそう。

一心不乱にメガ牛丼に格闘するチャンレンジャーたち。隣のめしっこ殿が気になるよしぞう殿。

 4人とも1杯目は5分ほどで完食。2杯目に手が伸びる。柴田勝家よしぞう殿、後藤又兵衛めしっこ殿ともまだまだ勢いは衰えていない。
 2杯目に入った辺りから、よしぞう殿の右隣のプロレスラーの方がなにやら不穏な動きを見せる。テーブルの下を見ながら、ゴソゴソしている。私はステージから遠いところで観戦していたので、よく分からなかったが、後から聞いたよしぞう殿の話では、コンビニのビニール袋”第2の胃袋代わりにして、食べる振りをしてこの中に牛丼を入れていたそうだ。もちろんこれはMCたちの仕込みネタだったのだが・・・(笑)
 隣の反則攻撃を目撃したよしぞう殿は、アドリブで抗議のアピールを審判のMCたちに訴えるが、狡猾なプロレスラーは審判の目をかいくぐり、なかなか尻尾を出さない。

 MCはそんなよしぞう殿のキャラを見抜いたのか、”竹山”と呼び始める。もちろん、カ●ニングの竹山である。でもこれはよしぞう殿にちょっと失礼じゃないのかな?まぁ少しは似ているが(爆)
 ノリの良い?よしぞう殿はMCのツッコミに応え、竹山らしく”キレ食い”を披露。会場を大いに沸かせていた。

 あっという間に15分間が経過。タイムアップとなる。結果は柴田勝家よしぞう殿は2杯1/3後藤又兵衛めしっこ殿も2杯1/3で、優勝2杯1/2を食べたプロレスラーに輝・・・

うん? ここで審判からレッドカードが出される。
 審判がプロレスラーの膝元に隠されたビニール袋を発見!中には大量の牛丼が隠されていた。

「なんでこんな卑怯なマネをしたんだ!」
『す、すみません。俺たちインディーズ団体は貧乏で、みんな食事も満足に取れないんです。そんな中俺だけ1人たらふく牛丼を食べるなんてできない。この牛丼をみんなに持って帰りたくて、つい・・・(涙)』
「(ぐすん)、そ、そうか、そうだったのか!」

 壇上で抱き合う2人。バトル終了後はこんな小芝居まで披露してくれ、会場は爆笑の渦に包まれていた。
 小芝居が繰り広げられる中でも、隣で黙々と残ったメガ牛丼を食べる柴田勝家よしぞう殿。MCからネタつぶしとツッコまれていた。(笑) よしぞう殿、グッ ジョブです!

 後編に続く・・・