テラめし倶楽部

 ■番外編 観戦者 Counter
 TVチャンピオン2 第4回デカ盛り王選手権
 
 ■ チャンピオンステージA ・・・9月8日(土) 都内各所
 
 バスは首都高から中央道に入って、国立へ。一橋大をはじめ多くの大学がある学園都市のここ国立に、チャンピオン加藤氏の接待場所があるらしい。
 お店は大学通りから一本入った細い路地沿いにある深川つり舟。見た感じは高級割烹のような雰囲気のお寿司屋さんだ。私はこのお店は初めてというか全く知らなかった。お店を見た瞬間、内心この勝負ヤバいなと思う。
 後で聞いた話だが、徳川家康石戸氏も決勝進出の場合の第一候補としていたお店らしい。前フリを収録した後、再びロケバスで待機。

この膨大な量のかき揚げはいったい 1つのトレイに20個近くあるかき揚げ。 何も知らずに待つ審査員たち。

 機材のセッティングが終了し、再びお店へ。審査員の方々は既に奥の座敷にスタンバイ。ギャル曽根嬢はまだ食べるみたいだ。(笑)

 今回は私は出番なしなので、裏方として見学。ふとカウンター裏のまな板を覗くと、トレイに入った膨大な量のかき揚げ。さながら立ち喰いそばの天だねのようだ。
 (いったい、これで何を作るのだろう?)
 厨房の方に回ると、とんでもない光景が目に入ってきた。

丼の上に山積みされたかき揚げはなんと23枚!

 500gのご飯が入った丼の上に、かき揚げを1枚、2枚、3枚と載せては、天つゆをかけ、また載せては天つゆをかけて、積み上げること23枚高さ30cm重さ6sに及ぶ。しかもこれで値段は1,050円という破格の安さ!

 1日1食限定要予約という点は、私の思うデカ盛り(テラめし)の定義から外れるのだが、このボリュームでこの安さ、インパクトはスゴイ!これを見た瞬間、審査員の採点を待たずして、接待バトル敗北を確信した。

収録後、みんなで残ったかき揚げをいただく。

 収録後は、みんなで残ったかき揚げサルベージ。私もいただくことにする。収録のためかなり前から揚げて、時間が経っているからかもしれないが、サクサクというより、もっちりした感じで、例えればお好み焼を揚げたような食感だ。1枚のボリュームがかなりあり、2枚いただいてお腹がいっぱいになる。さすがにこれ23枚は無理だよな。
 ギャル曽根嬢は、収録を含め10枚ほど食べており、時間があれば完食できるとのたまっていた。やっぱり貴女はスゴイ!(笑)

他のメニューもボリュームがあるらしい。今度日を改めて来よう!

 つり舟を後にし、次なるデカ盛りお題対決の舞台となる場所へ向かう。時刻は既に19時を回っており、バス内で晩飯用のロケ弁が配られたが、さすがに私も加藤氏もお腹いっぱいで、辞退。某大食い女王様は、しっかり受け取って召し上がられていた。もう何も言うことはありません!(呆)

 着いた場所は、世田谷区用賀にあるその名も山森モータース。対決のために、わざわざ場所を見つけてきたADもご苦労様です。(笑)
 デカ盛りお題対決は事前に出題されたお題2つから連想されるデカ盛り料理を選び、審査員に判定してもらう対決だ。審査員はギャル曽根嬢以外は代わって、料理界の重鎮、日本調理師協会名誉会長の神田川俊郎氏と早稲田大学理工学術院教授の山田眞氏が加わる。

 出題のお題は、@東京タワー、 A東京ドーム の2つ。

 私の選んだお題から連想される料理は、
 @東京タワー: ビーフカレーミレニアム盛(もーやんカレー大忍具)
 A東京ドーム: ふわふわ帽子のオムライスキングレスラーサイズ(ベビフェ大御門)

 @のミレニアム盛は、タワーというよりに近いが、高さ30cm以上のキレイな円錐状の形と尖った先端から、東京タワーに見立てたつもり。今回の審査員の山田教授は建築工学の権威。私も名ばかりではあるが一応建築士なので、建築学的な観点からプレゼンして攻めたい。

 Aの東京ドームは、エアー式ドーム。内部は空洞なので、別のものも考えたのだが、愛称のビッグエッグから連想して巨大なオムライスが最適だと思い、ベビフェのオムライスをチョイス。最近期間限定でスモウレスラーサイズの更なる上のキングレスラーサイズなるものができたらしいので、勝負するにはこれしかない!
 最初遠方なのでADから難色を示されたが、なんとかお願いしてはるばる奈良から運んできてもらったのだ。

テレビ東京HP画像より転載。 テレビ東京HP画像より転載。 テレビ東京HP画像より転載。

 撮影場所の工場内は冷房がないせいか、うだるような暑さで、滝のようなが流れ落ちる。VTRで汗だくで見苦しい姿が出ていて、本当に恥ずかしかった。でも局側は汗だくの絵が欲しかったらしく、タオルもつかわず、あのような映像になりました。

 一方加藤氏のお題の料理は、
 @東京タワー: オニオンリングス(ババ・ガンプ。・シュリンプ。)
 A東京ドーム: でっかいメロンパン(モンタボー)

 @のオニオンリングスを見た瞬間、正直「これってデカ盛り?」と首を傾げ、内心勝ったかもと思っていた。確かに形はタワー状だが、どう見てもデカ盛りじゃないだろう。
 Aのでっかいメロンパンは、逆に見た瞬間、「やられたかも!?」と思った。メロンパン表面の模様がドームの膜の模様を連想させ、内部のふわふわ感がエアー式ドームを見事に表現している。ただ1日1食限定というのは気になる。1人しか買えない(食べられない)ものなんて、デカ盛りじゃなく単なる客寄せ商品だと私は思うのだが・・・。

 結果は、予想に反して、@は加藤氏の勝ち、Aは私の勝ちだった。
 勝てると思っていた@は、接待に続いてカレーだったことで、ギャル曽根嬢の関心を惹けなかったのが敗因だったかも。

 これで1勝2敗チャンピオン加藤氏一歩リードを許したが、まだまだ挽回は可能だ。明後日の最終ステージに全力を尽くそう!

 全ての収録が終わって時計を見ると、既に23時を回っていた。