第3回九州・四国ツーリング(2003.5.3〜5.7)

5日目:かま、かま、かまたま!
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 2003年5月7日(水) 晴れのち曇り一時雨
 Happy Birthday!

 4時に目が覚めたが、相変わらず外は雨だ。昨晩は20畳はあるかと思う広い部屋に一人の宿泊で、なんだか寂しかった。この海岸寺は四国霊場の別格20山のひとつらしい。出発時に住職から説法や法話の新聞をいただいた。私はお遍路ライダーでもあるので、こんどはゆっくりと来てみたい。

 携帯の待ち受け画面が、「Happy Birthday!」と表示されている。
 実は今日は私の30ウン才の誕生日なのである。

 今日の目玉は、何と言ってもさぬきうどん!しかも出来たての”かまたま”を食べたい。

 
 
 中村うどん

 まずは飯山(はんざん)中村うどんで、朝マックならぬ朝かまたま
 この店へ入る道は本当に解りにくい。うっかりしていると見逃してしまうので要注意!
 開店30分前に着き、最初は私一人で、「さすがに平日の早朝だと少ないのかな」と思っていると、次第に車が集まってきて、あれよあれよという間に行列となる。

飯山町の中村うどん。道が狭く少しわかりにくい。写真奥の山は、讃岐富士こと飯野山(422m)。  中に入り、他の人の見よう見まねで、器を取り、生卵をかき混ぜ、タレを入れて釜の前で、「大!」と告げる。黄金色の溶き玉子に茹でたてのうどんがからまりツヤツヤしている。「いただきます!」
 かまたま(大)&かき揚げで合計350円也。
 ネギは自分できざんで入れるのが、この店のルール!それにしてもさぬきうどんは安い。

かまたま(大)&かき揚げ天。

 喉の中をうどんが軽快に走っていき、あっという間に平らげてしまう。まさに至極の一杯である。

 美味い!

 もう一杯といきたいところだが、別の店にも寄りたいので、会社の同僚へのお土産用うどんを購入し、次の店に向かう。

 
 
 山越うどん

 次に向かったのは、綾上(あやかみ)山越うどん
 かまたま(大)(230円)を注文。つゆだしは、暖かいのと冷たいのとを選べる。
 ここは本当に有名らしく、観光バスも停まっていて、団体客が大勢いた。
 個人的な感想では、どちらかというと中村うどんの方が美味しかった。
山越うどん。こちらは観光バスも停まっていた。
黄金色に輝くかまたま。まさに絶品!
 
 
 北淡町震災記念館

 すっかりお腹もふくれ、天気も晴れてきた。名残惜しいが、家路に向かうことにする。
 高松から宇高国道フェリーで岡山廻りで帰るルートか、鳴門から淡路島に渡り、明石海峡大橋経由で帰るルートか迷ったが、北淡町野島断層を是非見てみたいので、淡路島経由で帰ることにした。
 これが間違いだったのだが・・・

 大鳴門橋は濃霧と強風で、景色を楽しむどころか、めちゃくちゃ怖かった。島の東部は曇っていたが、西部は青空が広がっていた。

阪神淡路大地震を引き起こした野島断層。
野島断層の断面。 公園内にあるメモリアルハウスの内部。

 14時、北淡町震災記念公園に到着。ここは平成7年(1995年)1月17日に発生した、阪神・淡路大震災の震源となったところで、約10キロにわたって地震断層が出現した。
 その野島断層の一部を保存し、後世に伝えるため施設が造られ、平成10年には国の天然記念物にも指定された。
 入口前には高さ約60mの巨大な風力発電用風車があり、轟音を立てて勢いよく回っていた。なんでも保存館で使用する電気の半分を賄っているそうだ。

 メインの野島断層保存館は、長さ140m、広さ約2,000uで、野島断層をありのままに展示してあり、まさに地球の生きた博物館である。断層を掘り下げ、断面を間近に見ることができるトレンチ展示もあった。

 また隣接したメモリアルハウスは、実際に被害のあった民家を町が買い上げし、そのまま保存してある。
 家の中を断層が横切っており、震災当時のままに家具や生活用品が散乱した有様は、改めて地震のエネルギーの凄まじさを実感させられる。

 
 
 気をつけていたのに・・・

 記念館を出て、晴れた瀬戸内海を見ながら、海沿いの県道31を軽快に走行していると、
 突然道路に警官が2人飛び出してきた。

 「し、しまった!」
 昨日あれほど注意しようと思ったのに・・・。
 
 40キロ制限のところ、69キロと29キロオーバー
 違反点数3点、反則金15,000円
 (こんな眺めが良くて、交通量の少ない道。40キロで走れっていう方が無理だが・・・・)
 無性に腹が立ったので、職業を聞かれた際、
 「旅人です!」
 と言っておいた。
 
 より寄って誕生日に青いお手紙をもらうことになってしまうとは。トホホ・・・


 その後気落ちしながらも、雨にもなんとか遭わずに、22:00無事自宅に到着。

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