2006春 奈良・吉野山ツーリング
 2006年4月18日(火) 曇り時々晴れ
 1日目:日本一の吉野・千本桜 その1
 
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 そうだ!吉野へ行こう!
 先月の広島ツーリング以来、休日には決まって雨に見舞われ、蘭さんkeiichi_wさんたちとのオフミ(岐阜・高山)やルークさんたちとのオフミ(京都・美山)も中止。ツーリングに行けず、不完全燃焼の日々が続いた。
 GWに蘭さんと中国・九州ツーリングに行く予定だが、とてもそれ迄待てないほど欲求不満だ。月イチ連休の18日・19日は、絶対ツーリングに行こう!

 では何処へ行こうか?今の時期ならやはり、サクラ!花見に限る。北陸は既に満開を過ぎ、葉桜になっているので、サクラを見るためにはへ向かうか、標高の高い場所に行くしかない。テント泊を考えると、北はまだ少し寒いだろう。マップルとにらめっこしながら、行先を探していると、ある場所に目が止まる。

 吉野山

 そう言えば、割と近い位置にありながら、まだ一度も行ったことがない。吉野山の千本桜は、日本三大桜と称され、よくTVでも紹介されている。また2年前には、日本で12番目の世界遺産にも登録されている。開花状況をネットで調べてみると、ちょうど満開みたいだ。という訳で今回の行先は、奈良県吉野山に決定!
 
 
 サクライダー変身!
 行先が決まってからは、天気予報に釘づけ。せっかくの桜、雨は降らないでくれ〜!
 春先の変わりやすい天気のせいか、3日以上好天が続かない。結局前日の予報では、18日は晴れ、19日は午後から天気が崩れるらしい。2日間とも好天とはいかないみたいだが、まずまずの予報にほっとひと安心。

 前日に準備を済ませ、翌日早朝の出発のため早めに就寝するつもりだったが、ネットに興じてしまい、就寝したのは深夜2時だった。
 眠い目をこすり、5時30分に起床。わずか3時間半しか寝られなかった。しかし普段はなかなか起きれない私が、ツーリングの日はキチンと目覚めるのは何故だろう?(笑)

 テント・寝袋を積み込み、6時30分自宅を出発。
 GWのツーリングもあり、節約のためシタミチで行きたいところだが、なるべく今日中に見どころを回り、明日は天気が崩れる前に帰りたいので、武生ICから高速を利用する。
 
 
 生まれた時からどんぶりめし
 薄曇ではあるが、気温は10℃。1ヶ月前から比べると、南国にいるかのように暖かい。途中、覆面パトに捕まったクルマに2台遭遇。平日の早朝から仕事熱心だなぁ。(笑)

 覆面に気を配りながらも順調に北陸道を走行し、名神高速へ。高速を降りる手前の多賀SAで朝食を兼ねて休憩。注文はもちろん、朝食バイキング(840円)だ!ネット仲間のおれんじ☆さんパン派だということだが、私はやっぱり、”生まれた時からどんぶりめし”ご飯派パンはおやつが私の持論である。(笑)
 
 
 蒲生氏郷公像
 八日市ICで高速を降り、R307を南下。途中日野町で、蒲生氏郷公銅像に立ち寄る。氏郷公はここ日野町の出身で、六角氏の重臣だった父賢秀(かたひで)により、信長公の人質となるが、後に利休七哲と称されるその賦秀の才能に惚れ込んだ信長公は、娘・冬姫と婚姻させ重用した。
 本能寺の変後は羽柴秀吉方の重臣として仕え、後に奥州92万石の大大名にまで出世。文禄4年(1595年)に40歳の若さで死去したが、彼が長寿をまっとうしていたら、徳川の天下はなかったかもしれないともいわれる。

蒲生氏郷公銅像
 
 
 忍者街道?(R307〜K126〜K4)
県道4。三重県へ突入!  日野水口道路(150円)を経由し、K126へ。平成の大合併で、旧水口町、信楽町、甲賀町など5町が合併して甲賀市が誕生。
 またK4から三重県に突入。こちらも上野市、伊賀町など6市町村が合併して、伊賀市が誕生した。
 いずれも日本を代表する2大忍術、伊賀甲賀にあやかっての合併・命名なのだろう。

 この辺の桜はすでに散り始めで、葉桜もチラホラ目立つ。
 桜に見惚れて、忍者のように隠れたお巡りさんに捕まらないよう注意して走ろう!(笑)

飛び出し注意の看板も忍者姿だ。(笑)動物注意!はタヌキ。
 
 
 名阪国道
 伊賀ICから名阪国道(R25)へ入る。毎度の事ながら、60q制限のところ誰もそんなスピードで走っていない。今日は天気が良いから、覆面パトの取締りに注意しようと思っていたら、案の定路肩に停止させられた車を2台も見かける。
 やばい!稼ぎモードになっているぞー。慎重に走ろう!

 上野、月ヶ瀬と順調に通過し、奈良県に入る。R369へ向かうべく、針ICで名阪を降り、道の駅針T・R・Sで休憩。平日ということもあり、ライダーの姿はチラホラだった。
 
 
 大野寺
 R369からK28に入り、吉野山に向かう前に桜の名所、大野寺に立ち寄る。
 宇陀川の清流沿いにあるこの寺は、白鳳9年(681年)に役の小角(えんのおづぬ:役行者とも呼ばれる)によって開かれた古刹だ。
 また対岸には、弥勒巌と呼ばれる高さ100尺(33m)に近い岩壁があり、そこに高さ38尺(11.5m)の巨大な弥勒磨崖仏が彫られている。
 入口で入場料200円を払い、境内へ。

大野寺。
宇陀川対岸にある弥勒磨崖仏。 大野寺境内。(有料)
見事な垂枝桜。まさに満開だった。
 見事な垂枝桜はまさに満開!桜の美しさにしばし時間を忘れる。
 観賞・撮影したのち、次の予定地へ向かおうと駐車場へ戻る。

 しかし、ここで思わぬハプニングが!

 デジカメが電池切れのサイン。電池交換し再度撮ろうとすると、


 『データが残っていません』の表示。

 へっ? えーー!(うそだろう〜!)

 今さっき撮った写真はおろか、出発時から撮っていた画像データ全て消去されてしまったみたいだ。
 いろいろ試みるが、全くダメ。大野寺の桜は、今すぐまた撮ればイイが、それまでの写真はもう戻ってこない。(そんな〜)


 これまで、いつもより写真が少ないと思われた方もおられるかもしれませんが、実はこういう訳があったのです。(笑)
 なお前掲の写真は、翌日同じ道を帰った際に、復元可能で再撮影した写真です。さすがにバイキングは無理でした。(爆)
 
 
 室生寺
女人高野とも呼ばれる室生寺。  次に向かったのが、室生寺。天武天皇9年(681年)、大野寺同様、役行者(えんのぎょうじゃ)によって開かれた古刹で、弘法大師の手で伽藍の整備が行われた。
 高野山同様真言宗に属するが、古くから女人の入山を許しており、女人高野とも呼ばれる。
 中には数多くの国宝や重文があり、なかでも野外では日本最小の五重塔は見たかったが、入場料(500円)が高かったのと山登りがあるので、外から見学で済ます。

入口から撮った境内。 桜は散りはじめだった。
 
 
 大宇陀・又兵衛桜
 旧榛原町でR165からR370に入り、吉野を目指す。旧大宇陀町の道の駅宇陀路大宇陀付近で、又兵衛桜の看板を発見!近くなので寄り道してみることに。
 進んでいくと、前方に巨大な枝垂れ桜が出現。戦国時代の剣豪、後藤又兵衛に縁のある桜だそうで、回りを囲んだ桃の花が美しさをいっそう引き立てていた。

本郷の又兵衛桜。

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