2006夏 信州伊那・諏訪日帰りツーリング
 2006年6月28日(水) 曇り時々晴れ
 
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 その3 諏訪れないお風呂?
 
 杖突峠→茅野市→諏訪市→諏訪大社上社本宮→上諏訪温泉片倉館(入浴)→諏訪湖(R20)→岡谷市(給油)→塩尻峠→(R19)→松本市→(K291・25:日本アルプスサラダ街道)(R158)→安曇村→道の駅風穴の里(休憩)→中部縦貫道(安房トンネル)(岐阜県)(R158)→高山市(給油)→道の駅桜の郷荘川(休憩)→郡上市白鳥→油坂峠道路(福井県)(R158)→道の駅九頭竜(休憩)→大野市(夜食)→自宅
 
 諏訪大社(上社本宮)T
 諏訪湖へ向かう途中、諏訪大社に立寄る。旧信濃国一之宮で、全国一万有余の諏訪神社の総本社であり、諏訪湖の南北に二社ずつ、4つの神社がある。
 祭神は建御名方神(たけみなかたのかみ)と八坂刀売神(やさかとめのかみ)で、ここ諏訪市にあるのが上社本宮、茅野市に上社前宮、下諏訪町に下社春宮秋宮がある。
諏訪大社(上社本宮)
本宮二之御柱。長さ五丈(約16m)、目通り約1mの樅の木。 社殿へ続く歩廊。
 有名な御柱(おんばしら)は、各社の神域四隅に4本立てられている御神木。7年に1度、この御柱を建て替えるのが式年造営御柱大祭で、寅年申年に開催される。
 長さ五丈(約16m)を超す樅の大木を、氏子総出で引き出し、坂から落とす木落の神事は豪快そのもの。次回は平成22年の寅年に開催される。

本宮幣殿。神紋は梶の葉(かじのは) 本宮拝殿。幣殿や脇拝殿・片拝殿らと共に、重要文化財に指定されている。
 
 
 諏訪大社(上社本宮)U
本宮一之御柱。長さ五丈五尺(約17m)、目通り約1.2mの樅の木。  境内には他にも色んなものがあり、目を引いたのが、信州が生んだ幕末の名横綱、雷電為右衛門の像。モデルは昭和の横綱柏戸と佐田山(富士錦)。
 雷電関の手形が掲げてあり、比べてみるが、やはりデカイ!こんな手で張り手をされたら、痛いだろうなー(笑)。


五穀の種池。春に池に種もみを入れて、その浮き沈み具合で、その年の豊穣を占ったとされる。
境内にある信州が生んだ幕末の名横綱、雷電為右衛門の像。 雷電の手形と比べてみる。
 
 
 片倉館T
 17時、諏訪湖畔にある上諏訪温泉片倉館に到着。大正から昭和初期にかけて、シルクエンペラーと称された片倉財閥が、地域住民の厚生と社交の場として、三千坪の敷地に温泉大浴場やサウナのある温泉棟や会館棟を建築したものだそうだ。
 信州の絶対君主だった、片倉財閥。なんか私の大好きな横溝正史原作の、「犬神家の一族」の犬神家のようで、もしかしたらモデルになったのかな?(笑)

諏訪湖
敷地内にある諏訪市美術館(考古館)。この日は休館日だった。 洋風の雰囲気の庭園。
 
 
 片倉館U
片倉館温泉棟(昭和3年完成)  片倉館は昭和2年に着工し、翌年完成。設計したのは森山松之助で、他にも旧東京弁護士会館や台湾総督府などを手がけている。
 ゴシック式やロマネスク式など様々な様式を自由に組み合わせた独自の外観は、大正から昭和初期の斬新・自由な雰囲気を現在に伝えている。

 温泉に入るべく、温泉棟へ。内部も当時の建具や調度品など、大正ロマン溢れる雰囲気だ。受付で500円を支払い、浴場へ向かう。

受付男湯入口 大理石をふんだんに使った大浴場。ステンドグラスや彫像・装飾類も実に見事である。
脱衣場内部脱衣場内部
千人風呂と称される大浴場は、深さが1.1mもあり、まるでプールのようだ。
千人風呂は大げさだが、100人は充分入れる。  千人風呂と称される大浴場は、大理石がふんだんに使われている。周囲にはステンドグラス白亜の彫像装飾が施されており、まさにゴージャス!とても昭和初期に作られたとは思えない。
 浴槽は1.1mと深く、底には玉砂利が敷かれている。これは歩行浴で足のツボを刺激するためだそうだが、一方では片倉財閥の製糸工場で働く女工たちが、座って眠らないようにするためという説もあるそうだ。いつの時代でも、物事には光と影があるものだ。
 浴場には他にラドン浴室があり、38〜39℃とぬるめのお湯が、血行を良くし疲れをほぐしてくれる。

 片倉館
 長野県諏訪市湖岸通り4-1-9
 0266-52-0604
 10:00〜21:00(受付は20:30まで)
 火曜定休 入浴料500円

 単純温泉・源泉62.3℃・pH7.9
 (弱アルカリ性低張性高温泉)

 http://www.katakurakan.or.jp
底には玉砂利が敷き詰められている。
 
 
 諏訪湖
 片倉館を出ると、17時30分過ぎ。そろそろ帰らねば。途中庖丁塚という石碑に目が止まり、チョッと道草。
 おー、これがグルメ漫画の先駆けである「庖丁人味平」に出てくる、あの庖丁塚なのだろうか?
 付近は公園となっており、ウォーキングや犬の散歩をする人たちの姿があった。

 夕暮れが迫り、シャンパンゴールドに輝く湖面に、しばし見惚れる。

諏訪湖岸の公園。残念ながら湖面に「助清」君(本当は青沼静馬)の姿はありませんでした。(笑)
包丁塚 白鳥の形をした遊覧船とボート。
夕暮れの諏訪湖。
 
 
 日本アルプスサラダ街道(県道291・25)
19:00 日本アルプスサラダ街道。その名前の通り、沿道には畑が広がる。  夕暮れが迫っており、往路で通った野麦峠ルートはGSもなく交通量も少なく危険と判断。帰路はR158安房トンネルを抜け、高山経由で帰ることにする。

 岡谷市内で給油後、塩尻峠を越えてR19で塩尻市に入る。混雑する松本市街を避けるため、日本アルプスサラダ街道(県道291・25)R158へショートカットする。

 
 
 R158
 R158に入る頃にはすっかり日も暮れていた。旧安曇村(松本市)の渓谷沿いを走るが、景色など見えるはずもなく、暗闇の中一路福井を目指す。

 21時45分、道の駅桜の郷荘川に到着。自宅まではまだ150q近くあり、夜間の峠越えが続くことを考えると、3時間近くはかかるだろう。

 途中何度か休憩し、帰宅したのは日付の変わった0時30分。ようやく17時間、600qの日帰りツーリングが終了した。本当に疲れた〜!!
20:00 安房トンネル(600円)
21:00 高山市でセルフスタンドで、この日最後の給油。 21:45 道の駅桜の郷荘川。

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