テラめし倶楽部 |
■バトル8 | 観戦者 | ||||||||||||||||||||||||||
「甘口抹茶小倉スパ」 | 2005.12.11・対戦 | ||||||||||||||||||||||||||
マウンテン(名古屋市昭和区) | 800円 | ||||||||||||||||||||||||||
今回の対戦場所は、名古屋市昭和区にある超〜有名な「マウンテン」。管理人が試験のために名古屋に行くことになり、試験会場から近い場所にあるということでチェック。HP仲間の蘭さんのホームということもあり、掲示板で色々打ち合わせ。蘭さんは多忙の中、ご一緒していただくことになった。 蘭さんはマウンテンには、2度ほど登山(※1)されているが、2度とも遭難(※2)されているとのこと。あまりいい思い出がないようだったが、前回の利休庵同様、私のワガママにお付き合いしてくれたのだった。 蘭さんの先導で16時30分、マウンテンに到着。建物や看板はネットで見たとおりで、暗くなる前にまずは記念撮影。お店に入ると、中途半端な時間帯にもかかわらず、大勢のお客が登山中であった。奥のテーブル席に座り、まずはメニュー決め。 ここの料理は単にボリュームがあるだけでなく、その独創的なオリジナル性が特徴で、そんなのあり?といったメニューがゴロゴロしている。 実はここに来る前から、注文しようかどうか迷っていたメニューがある。 それは甘口抹茶小倉スパ。 この店の看板メニューともいえる一品で、抹茶を練り込んだ緑色のスパゲッティの上に、ホイップクリームがどっさりかけられており、とどめにこれまた大きなアンコがのっている。 (やはりこれに挑戦しないといけないだろう?) (いや、さすがにこんなのはチョッと無理だろう!?)などと心の中で葛藤してみるが、 ここは無難に 「ミートソースにします」と言うと、蘭さんは 『マエダンゴさんともあろうお方が、そんな普通のものを注文されるの?』 とけしかけてきた。 う〜ん。そこまで期待されているんなら、ここはその期待に応えねばなるまい。 「甘口抹茶小倉スパ下さい!」 隣のテーブルにいた家族連れが、ヒソヒソと「抹茶小倉スパだって・・・」と話していた。その時お父さんらしき人が、「あの人なら大丈夫じゃない?」と小声で話していたの聞き逃さなかった。 なんかいっぱいギャラリーを背負っているぞ。そこまで期待されても困るですけど・・・ 蘭さんは無難にナスカレースパを注文。しばしツーリングやHPネタの談議をしていると、まずは蘭さんのカレースパが運ばれてきた。カレーの香りがして美味しそうだ。 そしてついに我々の前に、甘口抹茶小倉スパが運ばれてきた。 大きく裾野を広げた緑の山肌。山腹にはアイガー北壁の如く白い壁。そして頂上には溶岩ドーム。 (本当にこの山を登れるのか?) 死を覚悟した登山家のように、過酷なアタックを開始する。 ホイップクリームやアンコとスパゲティ。一見気持ち悪い組み合わせの様に思えるが、まぁこんな味もありか、という感じで順調に登山。スパゲティの麺が太く、けっこう食べ応えがある。 比較的順調に登山していたが、山の天気が急変。クリームやアンコがあるうちは、味に変化があってあまり苦にならなかったが、少なくなってくると抹茶スパの単調な味がブリザードの様に襲ってきた。 キ、キツイ! でも付き合ってくださった蘭さんを前にして、残す訳にはいかない。しばしのビバーク(※3)の後、再度頂上を目指しアタックを開始するが、冷えて硬くなったスパはなかなか飲み込めない。黒ぶどうジュースとともに流し込むが、いっこうに喉を通らない。このまま続けると命の危険も・・・ ダメだー! 格闘30分。敢え無く遭難。決してお腹いっぱいという訳(※4)でなかったが、これ以上は無理だった。蘭さんの話では、女性で完食される人も結構いるそうだ。まだまだ修行が足りないなぁ。 蘭さんは見事カレースパを完食し、初登頂(※5)に成功した。 今回せっかく蘭さんにお付き合いいただいたのに、完食できず残念。次回はもっと普通のメニューに挑戦しよう。 【注釈】 ※1 マウンテン通の用語で、マウンテンの料理に挑戦することを意味する。 ※2 同じく、マウンテンの料理を残してしまうことを意味する。 ※3 同じく、途中ひと休みすることを意味する。 ※4 2時間後に、「味噌煮込みうどん」と「玉子丼」を完食。 ※5 マウンテン用語で、マウンテンの料理を初めて完食することを意味する。 |
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お店DATA | |||||||||||||||||||||||||||
「マウンテン」 愛知県名古屋市昭和区滝川町47-86 052-832-0897 営業時間/7:00〜22:00 定休日/毎週月曜 駐車場/あり |