テラめし倶楽部 |
■バトル161 | 観戦者 | ||||||||||||||||||||||||||
「ちょーびっくりパフェ」 | 2008.1.3・対戦 | ||||||||||||||||||||||||||
ポプリンキッチン 千葉南行徳店(千葉県市川市) | 1,890円 | ||||||||||||||||||||||||||
正月3が日の最終日。今日は朝からまだ何も食べておらず、お腹はすきっぱなし。まだ松の内ということもあり、開いてるテラめしスポットは数少ない。どこか近場でなかったかな?と記憶を思い巡らす。 すると昨年、会社の同僚が教えてくれたお店が思い浮かぶ。 (そうだ、あそこにしよう!) 向かったのは自宅から車で5分ほどのところにあるダイエー南行徳店。ここに同僚が教えてくれたテラめしスポットがあるらしい。屋上駐車場に車を停めて店内へ。お正月ということで家族連れで混雑しているかなと思いきや、夕方5時を回っていたので意外に空いていた。 2階へ向かい、お目当てのお店を探す。同僚は店の名前を覚えおらず、店名は不明だったが、ジャンルを聞いていたのでそれを頼りに探す。 (えーっと、ここかな?) 立ち止まったお店の名はポプリンキッチン。ハンバーグやオムライス、グラタン、ドリアといった洋食プレートを中心としたお店である。入口脇のショーケースを眺めながら、お目当ての料理を探す。 (どれどれ、あー、あった!ここだ!) 店内に入り、テーブル席に案内される。改めてメニューを見ると、美味しそうなハンバーグやグラタンなどが並んでいる。でも今から食べるのは、これらではない。店員を呼び注文を告げる。 「ちょーびっくりパフェ、下さい!!」 『ちょーびっくりパフェですか?少々お時間をいただきますが・・・』 「はい、構いません。」 店員は少々面食らった表情で、注文を受け厨房の方へ向かう。多分、「いい歳したオッサンがアレを食べるの?」と思っているに違いない。(笑) ここにはプレート料理の他に、各種デザートが充実。特にパフェ類は種類が豊富で20種類以上もある。その中でひと際異彩を放っているのが、フラッグシップのちょーびっくりパフェ(1,890円)。他にも兄弟分として、びっくりパフェ(1,680円)があるが、値段が210円しか違わないので、ちょーびっくりの方が断然オススメ。 またおどろきソーダ(987円)というジャンボなクリームソーダもあり、こちらもなかなかのテラ度である。 この店、料理のジャンルやデザートが豊富なこともあり、お客のほとんどが家族連れか若いカップルがほとんど。席の隣にはキッズコーナーもあり、店内には子供のはしゃぐ声が響き渡っている。 そんな中、むさいオッサンが独り座っているだけでも、どこか浮いているようで恥ずかしい。ましてやこれから出てくる料理を頬張る姿を想像したら・・・ 完全にアウェー状態である。(爆) 『お待たせしました。ちょーびっくりパフェです!』 でけぇー!! 周りのテーブルからも歓声が上がり、一堂私とパフェを凝視する。 店員が両手で抱えてきたのは、高さ40pは優に超える巨大なパフェ。器だけでも30cmはあり、その上にもトッピング類がはみ出している。器の最広径部も15pほどあり、ざっと計算するだけでも、
と約1.8Lの容積がある。バトル45で対戦したキャッツカフェのネバーギブアップとほぼ同等の容量だが、トッピング類の量も合わせると、こちらの方がやや多い。 『ご注文の方には記念撮影をしているんですが、いかがしましょう?』 「はい、お、お願いします。」 『では、はいチ〜ズ!』 まずは相手の状況を観察する。上部でひと際目を引くのが、3個のコーンアイス。色から想像するにストロベリー、チョコレート、抹茶であろうか。その脇にあるのが最中アイス。どうやら中は小倉アイスのようだ。あとはティラミス、生クリームの塊のようなものが周りを固め、中央部にはベビーシューとポッキーが突き刺さっている。 その下はアイスクリームと思しきゾーンが10cmほどあり、中盤から下部にかけてはこげ茶色のゾーンが続く。グラス側面からシリアルやゼリーと思われるものも顔を見せている。 いずれにしろまずは上部のトッピング類を片付けないことには、食べ進められない。 コーンアイスを1本引っこ抜き、頬張る。まずはストロベリー。続いてチョコレートと食べていく。所謂業務用アイスのようで、味はまぁこんなもんかといった感じ。中に氷の粒が混じっており、意外と食べづらい。最後に抹茶となるが、実は私、子供の頃から何故か抹茶のアイスは大の苦手。今でこそ食べることができるが、昔は絶対食べられなかった。子供の頃の苦い記憶を思い出しながら、抹茶アイスを噛み締める。やっぱり苦くて好きになれない味だ。 コーンアイスを制覇し、続いて最中アイスへ。案の定中身は小倉アイスで、私の大好物。でも口に入れると、このアイスの甘いってなんの。舌が痺れるような甘さ攻撃にはかなりてこずった。 ティラミスを難無くクリアし、次は生クリームの塊。全部生クリームかと思いきや、なんと中にはバナナがまるごと入っている。しかも1本ではなく2本もだ。バナナはお腹に溜まりやすいので、この攻撃には正直参る。 トッピング類を食べていると、なんか右の方から熱い視線を感じる。 (ん?何だ?) じ―――――――― (うわっ!) 隣のテーブルの女の子が、間仕切りのガラス越しに顔をつけて、コチラを見ている。彼女もパフェが食べたいのか?それとも巨大なパフェを独り頬張っている私の姿に呆れているのか?(笑) 本来なら、「はい、コレあげる」と何かあげたいところなのだが、生憎当方はバトル中。『ゴメンね』と心で呟きながら、バトルを継続する。 開始から7分が経過し、トッピング類を制覇。いよいよ本体に移る。まずはアイスクリームゾーンなのだが、これがまた冷たい!しかも甘さもかなりのものである。さらにシリアルが中に混じっており、一層甘さと食べづらさに拍車をかける。 ネバーギブアップの際には、底部に溜まった脳をとろけさせるような甘い濃厚なエキスにかなり手こずった。ここでこんなに甘いんだったら、この底部はいったいどんな甘さなんだろう? 迫り来る恐怖に不安を抱きながら、ひたすら食べ進める。 結局アイスクリームゾーンを抜けるのに、14分もかかってしまう。次はこげ茶色のゾーン。ここは大量のシリアルがあるのだが、その周りにある液体はアイスコーヒー。所々にコーヒーゼリーもあった。 めちゃくちゃ甘いのかと思いきや、甘いというよりむしろ苦い。これは甘さに麻痺した舌には良い箸休めになる。 だがそう思ったのも束の間。甘さがほとんどなく、苦くてふやけたシリアルは、味気なく全然美味しくない。このときばかりはガムシロップでも貰おうかなと思ったほどだった。 無機質なシリアルの攻撃をかろうじてかわし、ようやく底部が見えてきた。もう終わりかと思いきや、まだ底に何か隠れている。恐る恐るスプーンを入れてみると、それはプリンだった。 最後の攻撃を凌ぎ、開始から28分。なんとか完食。でもすっかりお腹が冷えてしまったようだ。 食後まったりと一服していると、中年の女性が 『スゴイねー。全部食べたの? でも分かるわ〜、無性に甘いものをたくさん食べたくなるわよね・・・』 「えー、まぁ・・・」 どうやら大の甘党と勘違いされたようだ。(笑) 結局この日の食事は、このパフェだけになりました。 |
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お店DATA | |||||||||||||||||||||||||||
「ポプリンキッチン 千葉南行徳店」 千葉県市川市南行徳2-20-25 ダイエー南行徳店2F 047-359-1597 営業時間/10:00〜22:00 定休日/不定休 ※ダイエーの定休日に準ずる 駐車場/あり |