テラめし倶楽部 |
■バトル190 | 観戦者 | ||||||||||||||||||||||||||
「ジャンボおろしそば(1s)」 | 2008.2.9・対戦 | ||||||||||||||||||||||||||
カワモト昆布 福井県物産館 味わい館(福井県福井市) | 0円※ | ||||||||||||||||||||||||||
福井帰省2日目。今日のお昼は、昨日寝過ごしたのと財布を忘れて閉店時刻になってしまったお店へGO! 向かったのは福井市北東部、玄正島町にある福井県物産館味わい館。福井市の東端で、道路の反対側は吉田郡永平寺町(旧松岡町)。北陸道福井北ICを出て左(北)に進むと、1分もかからずに到着する。 ここは名前の通り、越前ガニ、甘エビ、花らっきょう、ごま豆腐、越前そばといった福井県の名産品を販売するお店で、敦賀に本社を置くカワモト昆布という会社が運営。その中でも多くのコーナーを占め、ひと際目立つのが昆布製品。敦賀名産の昆布製品は、江戸時代の北前船から続く長い歴史を誇っており、中でも手すきおぼろ昆布は昆布を手で薄く漉き、さながらふわふわの綿のよう。私も子供の頃からよく食べている。 2階は食事処となっており、福井の海の幸や山の幸を使った料理がいただける。もちろんお米は福井が生まれ故郷のコシヒカリだ。 ここにはコンビニも併設されているので、昨年まではよく訪れていたが、実は2階で食事したことはまだない。ここに今回の対戦相手、ジャンボおろしそばなる巨大なおろしそばがあるということは以前から知ってはいたのだが、平日は3時間しか営業しておらず、いつでも来れると思い、今まで来ずじまいとなっていた。 雪が激しく降りしきる中、12時、福井県物産館味わい館に到着。階段を登って2階の食事処へ。店内はテーブル席で50席ほどと広く、お昼時であったが難無く座ることができた。 既に注文する品は決まっているが、一応メニューに目を通す。おー、これだこれだ!
福井名物のおろしそばが、なんと10人前、重さは約1s。30分以内につゆまで完食すると、タダ。失敗すると1,000円というチャレンジメニューでもある。 時間が制限されるチャレンジメニューは、”美味しくたくさん食べたい”というテラめし本来の趣旨から外れやすく、対象外にすることが多いのだが、このジャンボおろしそばは失敗(制限時間オーバー)しても1,000円と安い。通常福井でおろしそば1人前だと、300円〜500円。10人前だと3,000円〜5,000円という計算になる。それが失敗しても1,000円というのは、どんなにお安いかお分かりであろう。 また30分という制限時間も、かなりゆるいハードルだ。よく見かける15分とか20分という半ばごく一部の大食い早食い人間にしか無理と思われる制限時間や、失敗したら何千円という商売っ気ありありのチャレンジメニューから比べると、”お腹いっぱい食べて欲しい”というお店の姿勢が感じられ、非常に好感が持てる。 これだけの量をたった1,000円でいただけるだけでも充分なのに、30分で完食するとタダとは、まさにテラめしに相応しい! 他のランチメニューも安くてボリュームのある料理が多い。事前予約が必要だが、母校の名を冠したおすすめメニューもお値打ちですごく美味しそうだった。 ここでおろしそばにはチョッとうるさい私から、福井名物のおろしそばの簡単講座。 福井のおろしそばとは、冷たいおそばに大根おろしと刻みネギと鰹節がのっているだけの極めてシンプルなそばで、例えると讃岐のぶっかけうどんのそばバージョンといったところだろう。福井人の大多数は週1回は必ず食べる(ハズ)ほど愛されている。 また関東に多い更科系の白いそばは少なく、玄そばの外皮まで一緒に挽いた黒っぽい所謂、田舎そばがほとんど。店によってそばの色や太さ、固さなどが多少異なり、ダシつゆも醤油味がほとんどだが、中には塩味のツユを出すお店もある。 1杯100g〜150gで、値段は前述の通り300〜500円ほど。男性だと3〜4杯、女性でも2杯は楽に食べられる。 「ジャンボおろしそば下さい!」 『はい。ジャンボおろしですね。お待ち下さい。』 特に制止や注意もなく、注文が通る。 料理を待つ間、入店時に気になった入口付近にある完食者の写真を見にいく。 これまで100人以上の完食者がいるようで、中には女性の完食者もチラホラ。特にスゴイのは、最速キング。な、なんと4分23秒で完食され、未だこの記録は破られていないそうだ。コメントも「楽勝〜♪ 抜いてみねぇ〜!!」と強気の姿勢だが、私には絶対無理! これはイケ麺王子のユウ殿に挑戦してもらうしかないだろう!(爆) いよいよジャンボおろしそばが運ばれてきた。 で、でかい!! バトル61で紹介したぎょうざやさんやバトル163の讃岐うどん半次郎の器と比べてもまったく遜色のなく、まさに美顔器!直径30cmほどあり、充分顔を洗えるだろう。(笑) トレイにはこの巨大な器の他に、もう一つ小皿が置かれている。小皿といっても直径10cm以上あるのだが、ここにおろしそば1人前が入っている。どうやら美顔器には残り9人前が入っているのだろう。この小皿と美顔器を比較すると、器の巨大さが一目瞭然。 女性店員が、タイム計時のストップウォッチを置き、簡単にルールを説明。 『よろしいですか?ではスタート!』 まずは小皿の普通盛からいただく。そばはかなり細めで、固さは普通。そばつゆは醤油ベースで、大根おろしは後のせ。最初からそばつゆにおろしを混ぜてある一般的なスタイルの方が、そばにおろしがよく絡んで私の好みなのだが・・・ 大根おろしの辛さはさほどなく、卓上の一味で辛みをアップする。 普通盛を1分で平らげ、いよいよ美顔器へ。普通盛は最初からそばつゆがかけられていたが、こちらはその巨大さからなのか、そばつゆは小徳利に入っている。大根おろしも薬味と一緒に別盛りだった。空いた小皿にそばつゆを注ぎ、大根おろしと刻みネギを投入。しっかり混ぜた後、美顔器へぶっかける。やはりこの方がそばにおろしがよく絡んで美味しい! 30分という制限時間なので、焦る必要もなく、いつものペースで味わいながら食べ進める。 後半ややペースを落したが、11分30秒を残して完食。店員さんに完食記念のポラロイドを撮ってもらう。腹具合的にはまだまだ余裕がある。 タダになっただけでなく、完食者に与えられるひじきのふりかけまでいただき、大満足。さすがに悪いので、食後のコーヒー(300円)を注文。バトルを終え、余裕で食後の一服をしていると、 『まだまだいけそうですね。 では次回、1.5sに是非挑戦して下さい!』 「はははー、是非!」 そう、ジャンボおろしそば挑戦は一回切りというケチくさいことではなく、何度でもチャレンジが可能。ただし完食者は次回チャレンジの際、前回より500gづつ増量しての挑戦となる。量的には2sでも充分いけそうだが、時間が問題。30分だとかなりギリギリのタイムになりそうだ。次回帰省の際に挑戦しよう! |
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お店DATA | |||||||||||||||||||||||||||
「カワモト昆布 福井県物産館 味わい館」 福井県福井市玄正島町7-13-1 2F 0776-53-8800 営業時間/11:00〜14:00 土日祝は〜15:00 定休日/年中無休 駐車場/あり 公式HP/ http://www.kawamoto-fukui.com/ |