テラめし倶楽部 |
■バトル219 | 観戦者 | ||||||||||||||||||||||||||
「辛つけ特盛り」 | 2008.3.14・対戦 | ||||||||||||||||||||||||||
六厘舎(品川区大崎) | 1,050円 | ||||||||||||||||||||||||||
昨日1時間待ちで諦めた品川区の某お店へ。もう少し早く行くつもりだったのだが、正午を過ぎてしまった。すると昨日に引き続き、店の前には物凄い行列。数えると100人近くは並んでいる。 ここは品川区大崎にある六厘舎。つけめんで有名なお店で、某グルメ雑誌で東京bPに選ばれたほどの超人気店。今日も諦めて別のお店に行こうかとも思ったが、今日こそ絶対食べてやる! 行列はお店の外をぐるっと取り巻いており、なかなか進まない。この行列、少々おかしい。時折10人ほど進むが、またピタっと止まる。そして15分ほどしてまた10人ほど進み、再び止まる。なんでだろう? 店内の様子が覗ける付近まで進んで、その訳がやっと分かった。 六厘舎はカウンター席のみで、12席。全員が食べ終わってから一度全て空席にし、その後次の12人が店内に入る。注文は並んでいる時に聞かれており、座るとほぼ同時に注文した料理が出されるシステム。なるほど、だからあんな進み方をするんだ。 次に入店するグループにさしかかり、店員がメニューを見せながら注文を聞いてくる。 『何にしましょう?』 「えーっと、野菜がいっぱいのったヤツってどれですかね?」 『???』 店員はキョトンした表情で、こちらを見ている。なんかオカシイぞ。 「野菜がこぼれるほど盛られているヤツなんですが・・・」 『! あ〜、ジャンクガレッジさんのことですね(笑)』 実は元々私がこの場所に来たのは、おやっさん殿が仲間に騙されて?連れて来られたお店で、てんこ盛りの野菜がのったラーメンの写真を見たからだ。 そのお店の名前はジャンクガレッジといい、六厘舎の隣にあるのだが、住居表示は全く同じ。私は店名はうろ覚えで住所だけを控えてきたので、てっきりここ六厘舎=ジャンクガレッジだと思い込んでいたのだった。(笑) ジャンクガレッジは六厘舎の兄弟店だそうで、まぜそば専門店。最近はラーメンも提供されるようになり、ラーメン大ヤサイダブルというのがおやっさん殿が食されたもののようだ。ジャンクガレッジは昼の営業はしておらず、夜(18:00〜23:00)のみ。しまった! だがせっかく並んで待ったので、今日のお昼はここにするしかない。 改めてメニューを注視すると、大盛り(100円)や特盛り(200円)もある。デフォのボリュームが分からないので、多少不安だが辛つけ特盛り(1,050円)に決定。 並び始めから1時間。ようやく店内へ入店を許される。 程なく辛つけ特盛りがやってきた。周りの客の注文を見ても、どうやら特盛りは私だけのようだ。(笑) 麺は極太麺で、小麦粉本来の色合い。国産小麦を使っているらしく、何回も試行を重ねてようやく辿りついたそうだ。まずまずのボリュームで700〜800gといったところだろうか? 凄くコシがあり、口の中に小麦粉の芳醇な香りと味が広がる。 ”口の中で暴れまわる極太麺” まさにこのコピーがぴったりだ。 13時間もかけて煮込まれたつけ汁は鶏ガラと豚骨ベースで、すごく濃厚でこってりした味。この麺に負けないようにするには、これぐらいパンチのある味でないといけないのだろう。だがそれでいて煮干や鯖節など魚介系のダシも含まれているせいか、まったくしつこくない。 特筆すべきは海苔の上にかかった魚粉。鰹節をベースとする魚の粉末を少しずつスープに溶かしながらいただくと、魚の旨みが一層増してくる。 1/3ほど食べたところで、小皿に盛られた特製唐辛子を少し入れてみる。唐辛子と企業秘密のあるモノを入れてあるそうだ。決して痛い辛さではなく、つけ汁の旨みを損なわない心地良い辛さが食欲をますますそそってくれる。 外にはまだ待っている人が大勢いるので、遅れないように食べねばと思っていたが、そんな心配も杞憂。10分で完食する。ボリューム的には準テラレベルで、この倍ぐらいあると言う事ないのだが・・・(笑) 思わぬ勘違いでお目当てのテラめしは空振りとなったが、この美味しさのすっかり虜になってしまった。 ここを山手線テラめし各駅停食のお店にしようかとも思ったが、やはりもう一度出直すことにしよう。 |
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お店DATA | |||||||||||||||||||||||||||
「六厘舎」 東京都品川区大崎3-14-10 03-5434-0566 営業時間/11:30〜16:30 (LO16:00) 定休日/火曜 駐車場/なし ※付近にCPあり(15分100円程度) 公式HP/ http://rokurinsha.com |