■バトル283 |
観戦者 |
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「ウヰンブル丼・テラ盛り」 |
2008.7.22・対戦 |
下町洋食 キッチントキワ(中央区湊) |
1,250円 |
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お食事処あだちで歓談中、めぐみ帝国殿から是非とも私に紹介したいお店があるとのこと。めぐみ殿は一旦関西に戻られるのだが、来週また所用で上京されるらしいので、ご一緒することを約束。
そのお店の名は、下町洋食 キッチントキワ。めぐみ殿の友人が常連らしく、めぐみ殿も何度か足を運ばれているそうだ。
名前の通り洋食屋さんで、ボリュームあるメニューがいっぱい。大盛、特盛といった聞き慣れた盛り具合はもちろん、さらにパワーアップした、しかも一風変わったネーミングの盛り具合があるそうだ。
「変わった名前?何て言うの?」
『それが何と、テラ盛りなんです!』
「テラ盛り―――!?」
おいおい。私のHPを見て名付けたのか?まぁ別に実用新案している訳じゃないんで、どう使おうが構わないが、”テラ”という言葉が使われているとなれば、対戦しない訳にはいくまい!
めぐみ殿との約束は1週間後だったが、いてもたってもいられず、偵察がてらフライングする。(笑)
場所は中央区の湊で、最寄駅は有楽町線の新富町駅。隅田川にかかる佃大橋のそばで、しかも橋の側道沿いなので、普通に車で走っていてもまず気付かないだろう。
事前にめぐみ殿からだいたいの場所を伺っていたので、無事お店を発見。以前は20mほど離れた場所で営業されていたらしいが、今年(2008年)に現在の場所に移転されたそうだ。
真っ黒に塗られたお店の外壁。ビールグラス型の小さな看板があるだけで、一見すると何屋さんか分からないかも。外壁にはなぜか神輿の駒番表が貼られている。
そう、実はトキワのご主人もあだちのご主人の神輿仲間で、あだちのご主人ほどではないが、筋金入りのお祭り好きらしい。
店内を覗くと、カウンター席とテーブル席で20席ほど。奥にも座敷があるようだが、付近のサラリーマンたちで満席。しばらく外で待ち、ようやく空いたカウンター席へ。
カウンター上には短冊状のお品書きがずらりと並ぶ。ロースカツやハムカツといったフライ類がメインだが、カレーやハヤシライスもあるようだ。
またチョッとだけカレーも食べたい人向けに、茶ワンカレー(100円)や茶ワンハヤシ(150円)などちょいがけメニューがあるのも嬉しい。
さて今回は何しようか?実はもう既に決めてある。その料理とは、
ウヰンブル(ウィンブル)丼(950円)。
ウィンブル丼?いったいどんな丼なのかと思われる方も多いだろう。
ハムカツにデミグラソースがかかったハイカラ丼なのだが、なぜこれがウィンブル丼と呼ばれるのか?
それは、平成8(1996)年に伊達公子選手が、全英オープン、つまりウィンブルドンで日本人初のベスト4に進出した快挙を記念して、公=ハ+ムにかけてこう命名されたらしい。
奇しくも今年、結婚を機に引退されていたクルム伊達選手が現役復帰。
復帰第1戦では大方の予想を裏切るシングルス準優勝、ダブルス優勝というブランクを感じさせない素晴らしい成績を収めたことは、記憶にまだ新しい。まさに今が旬のメニューだ!
一方ご飯の盛り具合を探すと、大盛り(100円)、特盛り(150円)の表記はあったが、お目当てのテラ盛りの表記が見当たらない。
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差額 |
汁も増量 |
大盛り |
+100円 |
+150円 |
特盛り |
+150円 |
+200円 |
鬼盛り |
+200円 |
+250円 |
ギガ盛り |
+250円 |
+300円 |
テラ盛り |
+300円 |
+350円 |
(2008.7.22現在) |
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なお特盛りより上は裏メニューで、鬼盛り(200円)、ギガ盛り(250円)、テラ盛り(300円)となっている。(2008年7月22日現在) 初訪でテラ盛りの盛り具合が分からないので、様子見で鬼盛りかギガ盛りにしようかとも思ったが、ここはやっぱりテラ盛りに逝くしかないだろう!
『テラ盛りを告げた後、返ってくる言葉にびっくり!しますから・・・』
めぐみ殿から、聞いていた言葉を思い出しながら、女性店員に注文を告げる。
「ウヰンブル丼のテラ盛りを下さい!」
『えっ!テラ盛りですか?かなりのボリュームですが・・・』
「はい。存じています!それが食べたくてやってきたんです!」
『お出しするのはイイですけど、万一残したら・・・』
「残したら・・・?」
『ぶっ殺します!』
もちろん冗談なのだが、かなりキツいお説教をされるそうだ。残すことはないだろうが、わざと残して若い女性に罵倒されるのもいいかも・・・(オイ)
トキワにはこの女性ともう1人若い女性の店員がいて、後で判ったが、ご主人の娘さんたちだそうだ。お二人とも本当はとっても愛嬌のあるカワイイ女性です。(ヨイショ)
テラ盛りということで、カウンターからテーブル席への移動を促される。店内は多少空いてきたが、まだ他の団体客が来ないとも限らないので一度は遠慮したが、カウンターだと食べ難いと再度促される。これは期待できるかも。
待つこと、15分。ようやくウヰンブル丼テラ盛り(1,250円)が運ばれてきた。
(あれ?思っていたより、少ないぞ!)
出てきた器は、25p×20pほどの四角い平皿。テラ盛り専用の器で、デフォの皿より大きいのだが、盛られたご飯は2合半ほど。確かに一般的なお店の大盛よりはかなり多いのだが、”テラ”の名を冠するしては物足りなく思えてしまう。
これなら彼女に罵倒してもらえないよ〜(爆)
まずはデミグラソースからいただく。野菜やワインなどをじっくり煮込んだソースは、濃厚でやや苦味があり、まさに大人の味。器からこぼれないようにソースは少なめにしてあるらしく、足りなければ無料でかけてもらえる。
一方ハムカツは、ロースハムを3枚重ねて揚げてあり、衣もサクサク。うん美味い!
順調に食べ進み、16分で完食。お腹の具合は6分目ぐらいで、ちと物足りない。
食後、お店のご主人たちと歓談。テラ盛りというネーミングは、彼女が考案したそうだが、残念ながらこのHPは知らないそうだ。
『すごいですね!どうでしたか?足りましたか?』
「とっても美味しかったです。これならもう1杯、食べたいですね。」
『もう1杯?? ・・・・(呆)
でしたら次回は、さらに増やしましょうか?』
なんでもテラ盛りを完食した人が、次回更に増量した盛りを完食すると、ネーミングライツが授与され、新たな名前を付けることができるそうだ。
それじゃ、来週はダンゴ盛り?に挑戦しようかな?(笑)
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ボリューム |
★★★★☆ |
味 |
★★★★★ |
インパクト |
★★★★☆ |
料金 |
★★★★☆ |
お店の印象 |
★★★★★ |
テラめし度 |
86テラ |
所要タイム |
16分・KO勝ち |
難易度 |
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ちょいヤバ |
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お店DATA |
「下町洋食 キッチントキワ」
東京都中央区湊3-12-7
03-3552-4081
営業時間/11:30〜15:00 17:00〜20:00 ※土曜は〜14:00
定休日/日曜
駐車場/なし ※付近にCPあり(30分200円程度)
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