越前(福井)への国替えから10日が経過。テラめしの宝庫である関東に比べ、越前は驚くほどテラめしスポットが少ない。もっとも大学が6つしかなく、県全体でも82万人しかいないので、仕方ないのだが・・・
そんな寂しい越前だが、まだ未踏のテラめしスポットも幾つかあるだろうし、同じ北陸の石川県や富山県のスポットはまだ手付かず状態。またチョッと足を伸ばせば、中京エリアや関西エリアも充分視野に入る。
という訳で、今回から越前再起編がスタートします!
転勤後、初めての休日となったこの日。マーチでR8を北上し、加賀国(石川県)へ。向かったのは白山市笠間町にある北野食堂。
加賀に国替えとなった餡餅雑煮殿が以前ここで優希姫とオフ会をされており、情報をいただいていた。
JR北陸本線加賀笠間駅から7〜8分ほど歩いたところにあり、少し迷ったがなんとか発見!お店の前に数台分の駐車場があるが、いっぱいだったので駐車場所を探すのに手間取る。
店内は昔ながらの大衆食堂という雰囲気で、カウンター4席、テーブル12席、小上がり4席とこじんまりしている。厨房にはご年配のご主人とその奥様、そして娘さんと思しき3名。まさに家庭的な雰囲気のお店である。
メニューは壁のお品書きのみで、大きく分けて麺類と丼物の2種類。餡餅殿たちの情報では、丼物はデフォでもボリュームがあり、大盛(+80円)にするとテラめしになるそうだ。
オススメはカツ丼大盛(840円)ということで、これに決定!
イナリ丼(540円)が非常に気になるが・・・
小上がりの奥にはコミック類が置いてあり、待ち時間も苦にならない。10分ほどでカツ丼大盛が運ばれてきた。
霊峰白山登場!
富士山、立山と並んで日本3名山と称され、古来より霊峰として信仰されてきた白山(2,702m)。一見造山運動による山と思われがちだが、紛れも無い成層火山であり、山麓には山代・山中・片山津・粟津など多くの温泉郷がある。
その白山の如く、丼の上にうず高く盛られ、残雪をイメージした玉子がふんだんに使われており、ご飯はおろか、カツの姿さえ全く見えないほど。これぞ加賀のテラめしに相応しい。
このように山盛りだと、当然蓋が閉まらず、蓋をつけずに出すお店も多い中、しっかり蓋が付けてある。これがあると、上の具を一時避難させることができ、随分食べ易くなる。こういう何気ない心配りはうれしい。蓋にカツと玉子とじを移動し、バトル開始!
ふわふわの玉子とじは薄味だが、しっかりダシが効いており、斜め切りされたネギがゴロゴロ入っている。カツは煮汁がたっぷり染み込んでおり、衣がふやけているが、フニャン好きの私にはたまらない。ご飯も所謂ツユだく状態で、とっても食べやすい。これでスプーンが付けてあれば言うことないのだが・・・
ご飯の量は1合半(お茶碗約3杯分)といったところで、13分で難無く完食。もちろん満腹には程遠い量だが、決して物足りない訳ではない。
オムライス大盛(760円)やカツカレー大盛(840円)などもボリュームがあるらしいので、次回はこれらに挑戦しよう!
でもやっぱり、イナリ丼が気になる・・・(笑)
|