テラめし倶楽部 |
■バトル363 | 観戦者 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
「チャレンジ丼」 | 2009.7.29・対戦 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
とんかつ かねこ(新潟市西区) | 1,000円 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
越後・信濃ツーリング初日の夜、今宵は新潟市内で宿をとることにする。 というのも新潟市には以前対戦した風の味 らーめんGOIN GOIN(バトル248)を始め、数多くのテラめしスポットがあるからだ。 中でも特に多いのが、新潟大学五十嵐キャンパス周辺。あの有名な女性大食いファイター、高橋実桜さんの母校でもあり、彼女を鍛え上げたお店がひしめき合うという。これは心してかからねば・・・ 新大周辺のお店についての情報は、まさしさんからテラめし情報投稿でいただいており、マーボ丼大盛がオススメの食堂楽楽や大三元定食ジャンボのはりまやなども候補に挙がったのだが、今回選んだのは、とんかつかねこ。正門近くにあり、安くてボリュームあるメニューで新大生の絶大なる人気を誇っているらしい。 19時40分、多少道に迷いながらも、とんかつかねこに到着。一見普通の住宅のようで、道路沿いに電飾看板がなければ分からなかったかも。どうやら入口は横の方で、回ってみると、暗闇に浮かぶ緑のシート。なんか場末のスナックのような雰囲気だが・・・(笑) 入口のドアを開け、中に入ると、人、人、人・・・ (うわっ!なんだ、この学生の多さは!) てっきり夏休みで空いているものと思っていたが、予想に反して新大生と思しき学生たちで満席。広い座敷テーブル席はおろか、カウンターまでびっしりと埋まっている。仕方なく席が空くまで待つとしよう。 店内のあちらこちらに手書きのお品書きがびっしりと貼られており、お目当てのテラめしを探す。 (え〜っと、アレはどこに書いてあるかなぁ・・・) (・・・ あった!) お目当てのアレとは、 チャレンジ丼(5段カツ丼) 詳しい説明は後から述べるが、なんでポ●リスエットが付いてくるのだろう?(笑) 待つこと3分ほどでカウンター席が1つ空いた。 『何にしましょうか?』 「チャレンジ丼って、まだできますか?」 『はい、できますよ。チャレンジ丼1つ!』 実はここへ来るまで閉店時刻をてっきり20時だと思っていて、注文できるか心配だったのだが、無事注文が通る。帰り際に店員さんに伺ったところ、閉店は22時だった。道理で、閉店間際にこんなにお客が大勢いるなんておかしいよな(笑) 『チャレンジ丼のポ●リです!』 注文してまもなく、チャレンジ丼に付いてくるポ●リスエットと冷奴、漬物が運ばれてきた。 (う、うん? これポカ●じゃないですけど・・・) 出てきたのはライバル社製品だったが、まぁ仕入れ等大人の論理が働いているということで・・・(笑) 混雑しているので、多少待たされるのは仕方ない。冷奴を肴にスポーツドリンクを飲んで待ちたいところだが、バトル前なので自重。待つ間、店内のお品書きを観察して待つことにしよう。
中には名古屋丼(600円)やとろ〜り丼(640円)、友好丼(650円)といった面白いネーミングのものもある。名古屋丼は恐らくエビフライを使った丼だろうと想像できるが、友好丼っていったいどんな丼なんだろう? 他にも夜限定のピリカラスタミナ丼(600円)や二段韓国丼(730円)やご飯2人前、チキンカツ200gに他2品が付くビッグ定食(720円)など実に魅力的な料理が目白押し。自分が新大生だったら、毎日通うに違いない!(笑) ところでチャレンジ丼(1,000円)っていったいどんなの? その前にかねこの看板メニュー、名物カツ丼(600円)について少しご説明。 新潟市辺りのカツ丼は、一般的に卵を使わない、所謂タレカツ丼と呼ばれるものが多い。その外見からソースカツ丼と思われがちだが、実はソースではなく、醤油をベースにみりん・砂糖などを入れた甘辛醤油タレのカツ丼である。 また色んな隠し味を加えることで、タレの味はお店によって微妙に異なる。また継ぎ足しながら作られることが多く、ソースにくぐらせたトンカツから湧出する旨み成分が溶け込んで融合し、各店秘伝のタレになるそうだ。 醤油タレベースのカツ丼は新潟だけでなく、同じく甘辛醤油タレを使ったもので、秩父のわらじカツ丼(安田家)などがあるが、こちらは一度食べたことがある。本当に日本全国いろんな味のカツ丼があるもんだ。 かねこの名物カツ丼の場合、表面のカツは3枚で、一見ご飯に比べてカツが物足りなく感じるが、実はご飯の間にカツ2枚埋まっており、合計5枚のカツが2段重ねになっている。そして名物カツ丼では物足りない人向けに、カツが3段重ねの三段カツ丼(750円)もある。 でも日頃お腹を空かせた体育会系の猛者たちにとっては、三段カツ丼でも物足りない感があるだろう。そんな彼らの胃袋を満たすべく、考案されたのがチャレンジ丼。カツをなんと!5段重ねにしてあり、総重量は軽く1kgを超える。もっともチャレンジ丼といっても時間制限はなく、成功しても無料になるなど特典もない。 あくまでもチャレンジするのは、己の胃袋に対してである。うーん、チョッとキザすぎたかな?(笑) 後から判ったのだが、高橋実桜さんのブログによると、チャレンジ丼には大盛もあるようだ。しまった、大盛にすれば良かったかも! 食べ終えた学生たちがお店を後にするが、次から次へと新たなお客入ってくる。本当に人気の程が伺える。 そして待つこと25分。ようやくチャレンジ丼が運ばれてきた。 直径20cmほどの巨大な丼が登場。名物カツ丼同様、表面にはカツが3枚しか露出していない。このご飯の下に、どれだけのカツが埋まっているのだろうか? まずはカツをひと口。甘辛醤油タレにくぐらせたカツは、衣の隅々までタレが染み込んでいる。肉質はロースだが柔らかく仕上がっており、噛むとジュワ〜と肉汁が出てくる。 タレは醤油の香ばしい香りがし、思ったほど甘くない。ソースカツ丼ともわらじカツ丼とも異なった味だ。 ご飯はもちろん新潟県産のコシヒカリ。カツ同様タレがかかっている。上のカツを小鉢にどかしながら、せっせと掘り進めて行く。 ((カチっ)うん? またカツだ!) ご飯、カツ、ご飯、カツ、ご飯、カツ・・・と盛られており、掘っても掘ってもカツが出てくる。 さすが新潟。まるで日本海に浮かぶ佐渡で、金を掘っているようだ(笑) ただ掘り進める道具は箸のみ。中にカツがあるせいか、ポロポロこぼれやすくて食べ難い。スプーンがあればもっと食べ易かったかも。 またご飯にかかったタレが少なめで、汁気は味噌汁と冷奴ぐらいと乏しい。もっとツユだくだといいのに・・・ うん?そうか!ポ●リ付なのは、この水分補給のためだったんだ!(爆) 水分補給の効果?もあり、14分で完食。やっぱり大盛にすれば良かった。 20時半を回っても新たなお客が入ってくる盛況ぶりだったので、早々にお店を後にする。安くてボリュームのあるこんなお店、福井にもあったらな〜! |
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詳しくはツーリングクラブ 2009夏 越後信濃ツーリング でも紹介しています。 |
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お店DATA | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
「とんかつ かねこ」 新潟県新潟市西区大学南1-7800-4 025-262-3550 営業時間/11:00〜14:00(LO13:00) 17:00〜22:00(LO21:45) 定休日/無休 駐車場/あり ※営業時間・定休日は変更されている場合があります。 |