テラめし倶楽部

 ■バトル379 観戦者 Counter
 「かつカレーうどん特盛」 2009.10.7・対戦
 江戸屋(福井県越前市) 1,200円
かつカレーうどん特盛(1,200円)
武生中央公園の南側にある。 ”二万石でも武生は城下。紙と刃物と式部そば”
 鳥取遠征ダブルヘッダーバトル377バトル378)を終え、福井に向けて帰路につく。途中兵庫県内の道の駅で一夜を明かし、昼前越前市(旧・武生市)に差し掛かる。
 織田信長 (そう言えば、近くにあのお店があったな・・・)

 タウン誌の情報で知ったお店が近くにあり、昨日のダメージもすっかり癒えお腹が空いてきたので、寄ってみることに。
 お店の名前は、江戸屋。老舗のお蕎麦屋さんで、場所はJR武生駅から東へ10分ほど行った武生中央公園の南側にある。
 この江戸屋、訪問するのは今回が初めてだが、以前から知っている。というのもお店の前にひと際目立つ看板があるからだ。


 二万石でも
 武生は城下
 紙と刃物と
 式部そば



 ここでチョッと、合併前の旧市名武生看板にまつわるトリビアを。

 武生は古くは府中と呼ばれ、越前国の国府が置かれていた。源氏物語の作者、あの紫式部も少女時代に、越前守として赴任した父藤原為時に連れられて滞在したとされる。
 時代が下って戦国時代には、織田信長織田信長の重臣、柴田勝家が越前を統治。配下の前田利家、佐々成正、不破光治の3与力が府中三人衆として治めた。
 関ヶ原合戦後は、徳川家康の次男、結城秀康が越前に入国。府中には家老の本多富正が入り、3万9千石を与えられる。その後福井藩2代藩主忠直の奇行、所謂越前騒動のあおりを受け、領地は半減二万石となってしまう。看板の「二万石でも武生は城下」は、明治の作詞家野口雨情がこの件を詠んだらしい。

 なんか褒めているのか、貶しているのか分からないが・・・(笑)

 富正公は治世においても名君と称され、打刃物や和紙などの特産品の礎を築く。
 また領民に蕎麦の栽培を奨励。大根おろしがかかった越前名物のおろしそばは、富正公が始まりとされる。

 このため、付近には城下町の面影が今も色濃く残っており、一本入るとたちまち江戸時代にタイムスリップできる。

 駐車場が心配だったが、道の向かい側に8台ほどあり安堵。お店に向かう。
 店内はテーブル席と小上がり席で30席ほど。一般的なお蕎麦屋さんの雰囲気だ。早速情報のテラめしを探す。

江戸屋名物のカレーうどん。ボリュームもさることながら、種類も豊富。

 織田信長 (あった、これだ!)

 情報のテラめしは、江戸屋名物のカレーうどん。デフォでもボリュームがあるらしいが、種類も豊富。カツカキフライえび天チャーシューなすなど全部8種類ある。しかもどれも値段は780円均一。これはスゴイ!

味自慢 カレーうどん
カレーうどん(玉子天入り) 780円
なすカレーうどん(玉子天入り) 780円
きのこカレーうどん(玉子天入り) 780円
とりカレーうどん(玉子天入り) 780円
かつカレーうどん 780円
えび天カレーうどん 780円
カキフライカレーうどん(玉子天入り) 780円
やわらか肉カレーうどん(温玉入り) 780円
 
辛さ増し 50円 玉子てんぷら 100円
大盛 210円増し 特盛 420円増し
 

 盛り具合も、+210円で大盛(2玉)、+420円で特盛(3玉)にバージョンアップできる。
 織田信長 (う〜ん、迷うな〜)

 迷った末、一番ボリュームのありそうな、かつカレーうどんをチョイス。もちろん特盛だ。辛さ増し(+50円)、玉子天ぷら(1個100円)も考えたが、今回はパス。

カレーうどん以外のうどんや蕎麦も、大盛、特盛可能。ランチタイム(11:00〜15:00※土曜は〜14:00)限定のお得な”えらんでランチセット(890円)”。

 待つ間、他のメニューも熟読。カレーうどん以外のうどん蕎麦も大盛、特盛が可能。特盛をテラめしとすれば、数えると50個近くあることになる。

 またランチタイム(11:00〜15:00※土曜は〜14:00)限定のえらんでランチセット(890円)は、9種類のうどんと6種類のミニ丼から1つずつ選べる。その組み合わせは54通り。毎日違う組み合わせを食べても、制覇するには2ヶ月もかかってしまう。こんなお店、会社の近くにあれば、毎日通いそう・・・。恐るべし、江戸屋!

カツがなんと2枚ものっている。
かなり口の広い丼。和風だしのカレーあんかけ

 10分ほどで、かつカレーうどん特盛(1,200円)登場。かなり口の広い丼に溢れんばかりに入っている。しかも上にはカツがなんと、2枚!もちろん揚げたてで、作り置きではない。

 まずはスープをひと口。和風だしが効いたカレーあんかけのようで、所謂お蕎麦屋さんのカレーうどん。辛さも抑えられている。

 うどんは極太で、すごくコシが強い。讃岐うどんの本場、香川県産の小麦粉を使っているそうだ。上の餡がの役割をしているせいか、内部は火傷しそうなほどアツアツだ。

 サクサクのカツの衣が、カレーあんで少しふやけた具合がなんともたまらない。

見た目以上にボリュームがあり、完食に27分もかかってしまった。

 さすが3玉入っているだけあって、見た目以上にボリュームがあり、27分もかかってしまう。
 難を言えば、スープがよく飛び跳ねるので、紙エプロンが付いてくると言うことないのだが・・・

 満足できる一品で、また別の種類も是非食べてみたい。


ボリューム ★★★★☆
★★★★★
インパクト ★★★★☆
料金 ★★★★☆
お店の印象 ★★★★☆
テラめし度 84テラ
所要タイム 27分・KO勝ち
難易度 ヤバい

 お店DATA 
 「江戸屋」

 福井県越前市高瀬2-6-15
 0778-24-3248
 営業時間/11:00〜19:00
 定休日/日曜・第3月曜
 駐車場/あり
 地図
 ※営業時間・定休日は変更されている場合があります。
「江戸屋」  住所/福井県越前市高瀬2-6-15 電話/0778-24-3248 営業時間/11:00〜19:00 定休日/日曜・第3月曜 駐車場/あり