テラめし倶楽部 |
■バトル402 | 観戦者 | ||||||||||||||||||||||||||
「でか盛りフライカレー」 | 2009.4.2・対戦 | ||||||||||||||||||||||||||
道の駅パスカル清見 森のレストラン(岐阜県高山市) | 3,500円※ | ||||||||||||||||||||||||||
3月のある日、テラめし情報投稿に沙羅双樹さんという方から1件の投稿。なんでも岐阜県高山市にある道の駅パスカル清見にドデカいカレーがあるとのこと。 パスカル清見といえば、中京地区のライダーにとって超メジャーなツーリングコース、せせらぎ街道の中ほどにあり、休日には多くのライダーで賑わうスポット。 ちなみに高山市にはパスカル清見を始め、8つの道の駅があり、その数日本一。まぁ日本一広い市(2177.67u)で、香川県や大阪府より広いのだから仕方ないが。 また駅内のレストランには、メニューには載っていないライダー丼なる裏メニューがあり、私も2回ほど食べたことがある。昨年9月にも寄ったが、その時は定休日(水曜)で、残念ながらありつけなかった。 今回情報のカレーは、ご飯1kgにルーは通常の5人前。トッピングはトンカツ2枚、コロッケ2個、海老フライ2個に野菜素揚というシロモノとのこと。 ただ価格は3,500円とかなり高め。この価格だとなかなか財布の紐が緩んでくれないが、すぐ近くの飛騨美濃有料道路が4月1日から無料化されることを記念して、4月4日までは2,000円で食べられるそうだ。よし、2,000円なら行ってみよう! 当初は、ダボジー(ZZ-R1100C2)の冬眠目覚ましツーリングがてら、テラめし!のつもりだったが、高山地方の最低気温は2℃、日中でも13℃という予報。ただしパスカル清見は標高810mの高所にあり、途中の峠は1,000mを越えるので、日陰のコーナーは路面凍結の恐れが充分ある。思慮の末マーチをチョイスする。ちなみに冬期のせせらぎ街道はこんな感じなので、車といえども滑り止め対策が必要です。 R158を東進し、郡上八幡経由で、昨日から無料になった飛騨美濃有料道路へ。無料化前は400円(バイク・軽300円)ということもあり、ケチって旧道の坂本峠に迂回したことが多かったが、これでだいぶ便利になった。 正午道の駅パスカル清見に到着。気温が低くく平日だったこともあり、駐車場にライダーの姿はなかった。 入口前の掲示板に、無料開放記念フェスタのポスターが掲示されており、情報のでか盛りフライカレーの写真も。 (これか?! 思ったほどじゃなけいど・・・) 5人前が1皿に?!とあるが、写真ではそんなに驚くほどの盛りっぷりには見えない。でも写真と実物が違うことは、つい先日の前例もあるので油断は禁物だ。 またみんなでわいわい楽しく食べちゃお!とあるので、複数での取り分けも可能のようだ。 レストラン入口の黒板にもおすすめメニューとして、でか盛りカレーが記載。このメニューにかける並々ならぬ意欲が感じられる。それならいっそ森のレストランならぬ、盛りのレストランと改名されては?(笑) ちょうどお昼時ということもあり、店内には先客が7組ほど。ただそのほとんどが年配のご夫婦で、同じくおすすめメニューで限定20食の旬菜膳(1,450円)を召し上がられていた。 店内は充分広く、お好きな席へということで、6人掛けのテーブル席へ。ここなら気兼ねなくバトルできそうだ。 一応注文は決まっているが、念のためメニューを確認。 「でか盛りフライカレーをお願いします!」 『かなりのボリュームがありますが・・・』 「はい。それを目当てにきましたので。」 『かしこまりました。少々お待ちください。』 一応注意が入るが、無事オーダーが通る。料理を待つ間、お決まりの他のメニューを観察。 森のレストランには、パスタ・カレー・定食などボリュームのあるメニューが多いが、飛騨牛、豆腐、朴葉味噌、あまごといった地元の食材を利用した各種和風膳が魅力的。 なかでも特筆すべきは、前述の20食限定の旬菜膳(1,450円)。飛騨牛のローストビーフ、地元野菜の煮物や天ぷら、豆腐など10品以上の小鉢が贅沢に盛り付けられている。この日の天ぷらはたらの芽、ふきのとう、こごみで、春の息吹が感じられそうで美味しそう! でか盛りカレーが1500円安くなるので、余力があれば浮いたお金で食べようかな?(笑) またここには前述のライダー丼(1,050円)のほか、お仕事中ランチ(945円)やぼーびーらんち(780円)などの裏メニューもある。これらはメニューには載っておらず、伝票に欄があるのみ。ところでぼーびーらんちってどんなんだろう? 『お待ちどうさま。でか盛りフライカレーです!』 でかっ!!! 運ばれてきたのは、直径50cm近くある巨大な大鉢。メニューやポスターの写真ではそれほど大きく感じなかったが、実物はめちゃくちゃでかい!これってほとんど洗面器じゃない?(笑) 中央にドーム状に盛られたご飯。その山肌にロースカツ、コロッケ、エビフライが埋め尽くし、頂上には素揚げされた野菜。さらにその周りには5人前のカレールーがたっぷり注がれている。外周にそそり立つ容器を外輪山に見立てると、さながらカルデラ型(テラ辞苑参照)。 チョッとタカをくくっていたので、想像を超えた巨大な器の出現に焦る私(汗) 周りで旬菜膳を食べられていた客たちも目がテンになっていた。 続いてデフォのカレー皿、追加のルー、福神漬が入ったトレイが運ばれてきた。どうやら食べ易いようにという配慮のようだ。何とないことだが、こういう心配りは嬉しい。でも本体でもあれだけルーがあるので、この追加ルーはチョッと複雑(笑) こうしてデフォのカレー皿と比べてみると、改めてその巨大さがよく分かる。 公称ではご飯が1kgなので、およそ3合(お茶碗約6杯分)。フライ類が、トンカツ400g、コロッケ200g、エビフライ100g、野菜50gと目算して、約750g。カレールーが1人前180gとして、5人前で900g。トータルでは約2.7kgといったところだろうか? このようなフライ類が多いカレーの場合、フライ類から先に食べて行くのが定石。スパイスのダメージが出始める後半戦になると、フライの脂分が冷めて固くなり、喉を通り難くなるからだ。 また5人前という大量のルーも難関。”カレーは飲み物!”という故ウガンダ・トラ師匠の名言を座右の銘とする私だが、粘度が結構ありそうで、ましてやこれだけのルーになると不安がよぎる。 まずはルーをひと口。うん、美味い! 濃厚なコクがあり、ココのカレーの味に近いが、少し違うのが酸味。地元で取れたトマトを隠し味に使っているようだ。またじっくり煮込んであり、野菜や肉はほとんど溶けてしまっている。 続いてフライ類をいただく。どうやら冷凍食品のようだが、揚げ立てアツアツ。トンカツは衣がサクサクで、豚肉の甘味がカレーの酸味にマッチしてgood! また素揚げの野菜類は、ちょうど箸休めになってくれる。個人的にはもう少しあった方が良いのだが。 ご飯のボリュームに対してルーの配分が極端に多いせいか、どうしてもルーが余り気味。最初は濃厚で美味しかったルーが、次第にじわじわと胃にダメージを与えてくる。 後半ややペースが鈍ったが、なんとか無事完食! うん?何か忘れているような・・・ げっ!追加のルーが手付かずでまるまる残っている。時間が経って表面に膜ができており、まるで冷えて固まり始めた溶岩の塊の如し。最早ご飯も具も残っておらず、そのまま食べるしかない。う〜、苦しい・・・ 最後のひと口を水で流し込み、29分で完食。大量のルーが与えるダメージは想像以上で、さすがに旬菜膳を注文する気力も失せていた。 |
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お店DATA | |||||||||||||||||||||||||||
「道の駅パスカル清見 森のレストラン」 岐阜県高山市清見町大原858-1 0576-69-2321 営業時間/9:00〜18:00(LO17:30) 定休日/水曜 ※祝祭日除く 駐車場/あり 公式HP/ http://pascal.furusatokiyomi.jp/ ※営業時間・定休日は変更されている場合があります。 |