テラめし倶楽部 |
■バトル403 | 観戦者 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
「デカ盛りタルタルソースカツ丼 カツ増量ver.」 | 2010.4.7・対戦 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
江戸屋(福井県越前市) | 1,660円※ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
弥生(3月)のある日、渋谷っこ殿から一通の密書が届く。
倶楽部内では最近、江戸屋のデカ盛りソースカツ丼がチョッとしたブーム。 つい先日にはアッキー殿やむーん殿が来店された。渋谷っこ殿も大いに関心があるようで、どうやらこれを食べるためだけに、はるばる江戸から江戸屋に来られるみたい。凄い行動力というか、呆れるというか。まぁ私もあまり人のことは言えないが・・・(笑) 先日は仕事の都合でご一緒できなかったが、今回来福される日がちょうど休日ということもあり、快諾。渋谷っこ殿のご希望もあり、開店の11時に現地で待ち合わせとなる。 ”朋あり遠方より来る、亦楽しからずや”。 迎えた当日、6時に一度起床したが、”春眠暁を覚えず”と例えどおり、二度寝。目覚めたら10時過ぎだった。やべぇ〜(汗) 渋谷っこ殿とのオフは、あの時もこの時もと、なぜかよく遅刻する(笑) だが今日こそ遅れる訳にはいかない。”R8を爆走中!”とメールし、江戸屋のある越前市に急ぐ。その甲斐あってか、なんとか11時ジャストに江戸屋に到着。無事渋谷っこ殿と再会する。 なんでも昨夜江戸を出発。会員の遠征御用達のムーンライトながら(※テラ辞苑参照)に揺られ、8時半には武生駅に到着していたそうだ。 ただ江戸みたいに朝から開いているお店もほとんどなく、また初めて訪れる不慣れな街で、土地勘も皆無。駅前周辺を散策しながらかなり暇を持て余されたそうだ。すみません。もっと早く起きていれば、色々ご案内させていただいたのに。 準備中の札が取り外され、開店。一番乗りで入店する。 『いらっしゃいませ。いつもありがとうございます。』 ご主人が笑顔で出迎えてくれる。お決まりのテーブル席に座り、メニューを手に取る。 渋谷殿はもちろん、デカ盛りソースカツ丼(1,360円)だそうだが、私はどうしようか? 前回はデカ盛りオムライス3人前、前々回にはデカ盛りソースカツ丼3人前に対戦しているので、今日は別のモノにしよう。 江戸屋の誇るデカ盛り八犬伝(勝手に命名しました(笑))は、文字通り8種類。この他にも裏メニューのもいくつかあるので、実際にはもっとあるのだが。
悩んだ末、デカ盛り野菜かき揚げ丼にしようと決め、注文を告げようとすると、 『実は期間限定の新メニューができたんです!』 「えっ、何ですか?」 『このタルタルソースカツ丼です!』 タルタルソースカツ丼(840円)とは、最近ブレイクしたB級グルメで、文字通りソースカツ丼の上にたっぷりのタルタルソースをかけた群馬県安中市の名物料理。私も某情報バラエティ番組でその存在を知り、一度食べてみたいと思っていた。 創作熱心なご主人が期間限定メニュー(※)として発表したばかりらしく、他にタルタルソース天丼(890円)なるものもあるようだ。 デカ盛りへのラインナップはまだのようだったが、急遽作っていただけることになり、二人とも思わずこれに注文変更。 なおデフォのデカ盛りタルタルソースカツ丼(1,360円)は、デカ盛りソースカツ丼(1,360円)と同価格だが、千切りキャベツやタルタルソースが付く関係上、カツが2枚少なくなるとのこと。あの凶暴なカツが減るのは対戦上好ましいのだが、それだと2人にとってはおそらく物足りないだろう。 カツがデカ盛りソースカツ丼同様6枚のカツ増量バージョン(+300円)にしてもらう。 20分ほどでデカ盛りタルタルソースカツ丼が登場。3人前から比べるとやや大人しく見えるが、ソースカツ6枚、玉子フライ2個がのった丼は、威圧感充分だ。周りの客たちも一斉にこちらを注視している。画像を見たことがある渋谷っこ殿も、実物を目の当りにして少し顔がこわばっているようだ。 ひと通り写真を撮り終え、バトル開始。 このままじゃ食べにくいので、まずは付属の小皿にカツ3枚を移動。 カツの下にはデカ盛りソースカツ丼にはない千切りキャベツが敷いてある。なお福井の一般的なソースカツ丼にはキャベツは入っていません。 ソースカツに特製のタルタルソースをたっぷりかけて、いただきま〜す! うん。イケる!! ソースの甘味とタルタルソースの酸味が合わさってverygood! タルタルソースには茹で玉子、パセリが入っており、やや酸味が強い感じ。個人的にはこれに刻みタマネギが入ってシャキシャキ感があるともっといいのだが・・・ ここでトリビアを一つ。タルタルソースはタルタルステーキと同じく、その名前はタタール(タルタル)人に由来するとされる。タタール人とはモンゴルから中央アジア、東ヨーロッパにかけて広く活躍した遊牧騎馬民族で、中国史では韃靼(だったん)の名で登場。 馬上生活が主だった彼らは、肉質の固い馬肉を刻んで鞍の下に置いて柔らかくし、これがタルタルステーキになったとされる。また生肉は臭いがきつく、その臭いを消すため胡椒やハーブ(香草)、野菜などを混ぜたのだが、これをベースに後にフランスで発明されたのが、タルタルソースと言われている。 なおこのタタール人の馬肉料理は中央アジアから東西に伝播。ドイツのハンブルクでは、このタルタルステーキを焼いた名物料理が、街の名前に因んでハンブルクステーキ(=ハンバーグ)と呼ばれるようになった。 一方東に伝播したタルタルステーキは、朝鮮半島にも到達。焼肉でお馴染みのユッケの元になったとされる。う〜ん、まさに食のシルクロード。タタール人に感謝! 前々回の3人前より、カツ2枚、玉子フライ1個少ないとはいえ、次第に胃袋へのダメージが蓄積。千切りキャベツも当初はシャキシャキ感がたまらないが、咀嚼量が増えるため満腹中枢が刺激される。 とろっとろ黄身の玉子フライもめちゃくちゃ美味しいのだが、これが意外とお腹に堪える。 渋谷っこ殿もイヤイヤうさぎはまだ憑依していないが、少しキツそうだ。 小うどんを食べ終え、完食。所要タイムは36分と、前々回の3人前よりは24分も早かったが、意外と時間がかかり、やはり激ヤバクラスは充分ある。渋谷殿も程なく完食された。 食後ご主人と少し歓談。先日ライダー数人組が来店し、全員がデカ盛りソースカツ丼を注文。その中の1人がペロリと完食し、他の仲間が残したものもキレイにサルベージしたそうだ。いや〜凄い!でもその後の運転、大丈夫だったのかな?(笑) 混んできたので、店外へ。帰りの電車まで少し時間があるようなので、待たせたお詫びに渋谷っこ殿をこの時期だけスペシャルスポットへ案内。 訪れたのは江戸屋から東へ10キロほど行ったところにある味真野小学校。ここには校庭のど真ん中に、ポツンと1本の桜の巨木がある。 今年は寒いのでまだ5分咲きぐらいかと心配したが、ほぼ満開状態。渋谷っこ殿もこの桜には大変満足いただけたようで、お連れした甲斐がありました。(場所等詳細は、こちらのレポをご参照ください。) ※期間限定メニューからレギュラーメニューに昇格したそうです。 |
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お店DATA | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
「江戸屋」 福井県越前市高瀬2-6-15 0778-24-3248 営業時間/11:00〜19:00 定休日/日曜・第3月曜 駐車場/あり ※営業時間・定休日は変更されている場合があります。 |