テラめし倶楽部

 ■バトル415 観戦者 Counter
 「冷やしころカレーうどん大盛(4人前以上)」  2010.6.24・対戦
 めん処 吉野屋(名古屋市中区) ※夏季限定 1,350円※
冷やしころカレーうどん大盛(1,350円※完食時。残した場合2,600円)※夏季限定メニュー
広小路葵交差点そばの路地にある。 吉●家じゃなく、吉野屋(笑)
 前哨戦として江戸屋冷やしカレーうどん特盛りを見事退けた織田信長マエダンゴ
 一夜明けた翌日、ダボジーで決戦の場がある名古屋を目指す。
 今回の会場は、名古屋市中区新栄にある吉野屋
 なお同じ読み方で、字が異なる牛丼チェーン店がありますが、全く関係ありません(笑)

 以前から狙っていたお店で、某TV番組でも紹介されていたが、今日まで来れずじまい。
 と言うのも、今回対戦予定のテラめしは、冷やしころカレーうどん大盛という夏季限定メニュー(6月頃〜9月頃)で、その解禁を首を長くして待っていたのだ。

 ちなみに”ころ”とは、うどんやきしめんなどに汁をかけた冷たい麺料理のことで、由来は濃いめに合わせた汁の香りが良いことから、”香露(こうろ)”と呼ばれるようになり、それが省略されて”ころ”になったと言われている。主に名古屋を中心とした中京エリアでこう呼ばれており、通常は冷やしをつけなくても、”ころ”だけで冷やしを意味するらしい。
 決してを食べる訳じゃありません(笑)

 先日のジャンボオフの際にも話題に上り、近々訪問するつもりだったのだが、5日ほど前に柳生十兵衛光厳むーん殿に先を越されてしまった(笑)

 むーん殿もこの冷やしころカレーうどん大盛に挑戦され、見事クリアされたのだが、ご主人から愛情攻撃?を受けたようで、むーんレベルWはおろかレベルV(ともにテラ辞苑参照)に陥ったそうだ。
 吉野屋の大盛は、2人前の大盛4人前以上の大盛という具合に分かれているらしく、むーん殿が対戦したのは前者の2人前の大盛・愛情バージョン。もっとも彼はこれにご飯まで付けているのだが(呆)

ひと足早くむーん殿が対戦した冷やしころカレーうどん大盛(2人前)。※画像提供むーん殿

 2人前の大盛とはいえ、洗面器のような巨大な器に入ったカレーうどん。う〜ん、画像を見ていると、なんだか不安になってきた(汗)

 そこでむーん殿や既に訪問済の会員諸侯たちに、この吉野屋のシステム4人前以上大盛について色々教えを乞うたのだが、どうやら2人前でも極悪凶暴クラスであることは間違いないようだ。しかもむーん殿から意味深な一言が・・・
 柳生十兵衛光厳 ご主人織田信長マエダンゴさんのことをご存知だと思いますので、
      もしかしたら
愛情盛りが発生するかもしれませんよ(笑)』
 織田信長 「なんですとー!?」

 やっぱり4人前以上は止めようかな・・・(滝汗)
 また会員諸侯からの情報では、普通に大盛と言わず、あえて2人前の大盛などと言うと、常連が使う隠語の様になり、かえって愛情盛りを招きかねないらしい。よ〜し、メモしておこう。

 開店(11:00)直後の入店を目指したのだが、道が混雑していたこともあり、吉野屋がある新栄に到着したのは11時30分過ぎ。お店は、広小路通りとR19が交差する広小路葵交差点そばの路地にあり、すんなりと発見できた。

”立食いめん処”とあるが、立ってテラめしを食べるの・・・?お目当ての冷やしころカレーうどん発見!下の○に大って大盛のこと?

 袖看板や立看板には、”立食いめん処”とあるが、立って食べないといけないのかな?

 店内に入ると、正午前にもかかわらず、付近のビジネスマンたちでほぼ満席状態。人気の程が伺える。
 織田信長 (こんな衆人監視の状態で、バトルするのはちょっと・・・)

 外に立食いとあったが、中はテーブル席とカウンター席で、立って食べている客はいなかった(笑) テーブル席の一番端っこがちょうど空いていたので、すかさずその席へ。ここなら他の客やご主人からも目立ちにくいはず。多分・・・

 店内の壁のあちこちには、所狭しとお品書きが貼られている。その一画に貼られた注意書きに目が留まる。

壁一面に所狭しと貼られたお品書き。
大盛の注意書き。丼類の大盛は、総重量3.6kg。麺類はなんと、4.2kgもある。

当店の大盛4人前以上です。
よって注文される時はご注意下さい。

 しかもその下には、大盛のボリュームも書かれている。

大盛を注文される方、
各品、
単品の値段×4倍の代金をいただきます。
丼類 ライス 2.6kg =3.6kg
1kg
めん類 めん 3.2kg =4.2kg
つゆ 1kg

 なんでもむーん殿がご主人から聞いた話では、以前は4人前以上の大盛でもデフォの2倍程度の価格設定だったそうだが、残す人が増えたため現在の単品の値段×4倍のシステムになったらしい。ただこれはあくまでも残した場合のペナルティ料金で、完食した場合は従来どおりの値段で食べられるそうだ。
 織田信長 (2人前、4人前以上、どっちにしよう・・・?)

 注意書きペナルティ料金、そしてむーん殿からのアドバイス?を総合すると、初訪でもあるので2人前の大盛にするのが賢明なチョイス。だが、4人前以上がお品書き通りのボリュームなら、決して食べられない量ではない。
 また昨日江戸屋での前哨戦で得た体験から、1時間ほど前に牛乳を飲用。これは大量の香辛料が胃に負担を及ぼすので、食前に牛乳を飲むことで胃の内側に保護膜を張り、刺激を和らげる効果がある。
 さらにご主人からの愛情盛りがあるかも?という件も、この混雑状態では、忙しくて気がつかないか、無謀な愛情攻撃もないかもしれない。多分・・・

 意を決して、注文を告げる。
 織田信長 冷やしころカレーうどん大盛をお願いします。」
  4人前以上ありますが・・・』
 織田信長 「はい、お願いします。」

 当然の如く、軽い制止が入るが、無事オーダーが通る。
 織田信長 (ああ、ついに頼んじまったよ・・・)

 吉野屋にはコミック類も豊富で、料理を待つ時間も飽きさせないのだが、未知なる恐怖にそれどころではない。反対側の壁を見てみると、
 織田信長 (うん、おや?あれは・・・)

土鍋11号を使った”みそ煮込大盛”。挑戦できるのは、過去大盛を完食した者だけ。成功者の色紙になんと!食力開放殿の名前が・・・


大盛最強伝説

みそ煮込大盛


 11号土鍋を使ったみそ煮込大盛。通常市販されている土鍋は、およそ10号まで。そのさらに上をいく11号の土鍋がどんな大きさか想像できない。
 後日ネットで調べてみたところ、直径でだいたい34cm、高さは10cm程度で、およそ7〜8人分の鍋ができるシロモノ。そんな巨大な鍋で出されるみそ煮込うどん。想像しただけでも、背筋が凍りそう。このような凶暴性からか、挑戦できるのは過去にこの店で大盛を完食した者だけとしてあるのも頷ける。
 そしてそのチャレンジ成功者の色紙を見ると、なんとバトル302でご一緒した島津義弘食力開放殿の名が!ご一緒したときも1品では飽き足らず2品完食され、なかなかのツワモノとお見受けしたのだが、グツグツ煮込まれて、さながらマグマのようなみそ煮込うどん大盛を完食されるとは。いやはや本当に脱帽です。

壁に設置されている使い捨てエプロン。戦いの前に聖衣(クロス=使い捨てエプロン)を装着。

 待っている間にも、次から次から客が入れ替わり、空席待ちの姿も見受けられるようになった。
 また別の壁をみると、使い捨てエプロンティッシュペーパーが設置されていた。こういう細やかな心遣いも、お店のお客に対する真摯な姿勢がよく表れている。
 そろそろ、対戦相手の出番だ。聖衣(クロス)を身に纏い、バトル・モードへ。

明らかに2人前の大盛とは、盛り具合が違う。
お玉がスプーンのように見えるのは、気のせいではありません(笑)


大魔王降臨!


 織田信長 (Orz やっちまったよ・・・)

 デフォの器の5〜6倍、むーん殿が対戦された2人前の大盛の器より、ひと回り以上巨大な器に入った冷やしころカレーうどん。高さも15cm以上あり、そこになみなみとカレーの海が横たわり、器に入りきれなかったうどんが氷山の如く顔を覗かせている。
 レンゲの代わりに添えられたお玉が小さく見えるのは、決して目の錯覚ではありません(笑)
 織田信長 (これって、むーん殿が言っていた愛情盛り?)

 周りのお客たちも完全にドン引き状態。でも中にはめったに見られないものだからと、しばし写メタイムとなる。
 私もひと通りデジカメを撮り終え、を手に取る。

 昨日頂いた江戸屋の冷やしカレーうどんが、カレースープのように汁気があり、ややとろみのある餡だったのに対し、吉野屋のこれはまさにカレーそのもの粘度が高く、麺にねっとりとカレーが絡んでいる。
 カレーは甘めで、万人向けの味。うどんは平打ち細麺で、茹で上がりはかなり柔らかめ。
 全体的なお味は、子供の頃よく給食で食べたカレーソフト麺のような感じかな。

 付け合わせ、薬味はカレーの海に浮かぶ半熟玉子刻みネギに、そして福神漬。またテーブル上に天かす(たぬき)が置いてあり、無料で入れ放題。通常ならもちろん天かすもたっぷり入れるところだが、この状況下でそんな愚挙ができるはずもない。

卓上にある無料の天かす。さすがに今回は手も触れなかった(笑)

 取り合えずひたすらうどんを口に運ぶ。ただカレーうどん系の場合、汁ハネに気をつけないといけない。確かに聖衣(クロス)を纏っており、自分は防御体制万全なのだが、問題は周囲の客への配慮。
 大量のうどんに、大量のカレー。万一箸を滑らせてうどんを落とそうものなら、黄色い飛沫が周囲に拡散。多大なる迷惑をかけかねない。周りに汁ハネさせぬよう、顔をできるだけ器に近づけ、少量ずつうどんをすする。そのためか、イマイチペースが上がらない。

8分経過。ようやく半分ぐらい食べたといったところか。

 開始から8分経過。ようやく半分ぐらい食べたといったところだろうか。食べても食べてもうどんが出てきて、なかなか先が見えない。

20分経過。この辺りになると、箸が鈍くなる。

 20分経過。ようやくだいぶ先が見えてきた感じがしてくるが、この辺りから急激に箸が鈍る。むーん殿風に言うと、む〜ん、む〜んというレベルW状態。ほぼ一緒に食べ始めた隣りの客の姿も既にない。

苦闘37分。紙一重のところで完食。もう限界です!

 30分を過ぎ、なんとかは食べ尽くす。残るは底に残ったカレー汁のみ。むーん殿はこの残ったカレー汁にご飯を入れて、冷やしカレー雑炊を堪能されたようだが、最早そんな余力など私には残っていません。
 最後のひと口を飲み干し、完食。もう入りません・・・

 しばらく息を整えたのち、お会計へ。
  『すご〜い!全部完食されましたね。』
  マエダンゴさんですよね。さすがですね!

 やっぱり気づかれていたんだ(笑)
 愛情盛りだったかどうかは定かではないが、次回は大人しく?中盛程度にさせてもらおう。もっとも中盛でもどんなものになるか分からないが・・・(汗)


ボリューム ★★★★★
★★★★★
インパクト ★★★★★
料金 ★★★★★
お店の印象 ★★★★★
テラめし度 98テラ
所要タイム 37分・勝ち
難易度 極悪凶暴

 詳しくはツーリングクラブ 2010夏 名古屋テラめしツーリング でも紹介しています。

 お店DATA 
 「めん処 吉野屋」

 愛知県名古屋市中区新栄1-6-3 シャインビル1F
 052-241-0358
 営業時間/11:00〜15:00 17:30〜20:00
 ※土曜は昼のみ
 定休日/日曜・祝日
 駐車場/なし
 地図
 ※営業時間・定休日は変更されている場合があります。
「めん処 吉野屋」  住所/愛知県名古屋市中区新栄1-6-3 電話/052-241-0358 営業時間/11:00〜15:00 17:30〜20:00 ※土曜は昼のみ 定休日/日曜・祝日 駐車場/なし