テラめし倶楽部 |
■バトル422 | 観戦者 | ||||||||||||||||||||||||||
「大黒部ダムカレー鬼増し」 | 2010.7.27・対戦 | ||||||||||||||||||||||||||
豚料理専門店 豚のさんぽ(長野県大町市) | 1,680円※ | ||||||||||||||||||||||||||
7月のある日、1通のメールが届く。
お〜、これは久しぶりのTV出演のオファー。数ある完食者の中から私をご指名という非常にありがたいお話であるが、気になるのは、「大黒部ダムカレーの完食した絵が欲しい!」というくだり。 (より寄って大黒部ダムカレー完食とは・・・) 昨年9月、豚のさんぽで大黒部ダムカレー鬼増しと対戦。かろうじて勝利を収め、完食者第1号となったものの、かなりのハードバトルだった記憶は、今も深く脳裏に刻み込まれている。 しかもその1ヵ月後、お店からの挑戦状(メール)で大黒部完食者のみに許される裏大黒部ダムカレーとも対戦。予想を超える料理長の愛情盛りに、あと一歩というところで敗北を喫した苦い思い出もまだ色褪せていない。 料理の紹介だけでの出演なら何の問題もないのだが、制作のディレクターに詳しいお話を伺ったところ、実際に食べている姿を最初から最後まで撮りたいとのこと。 前回でも41分もかかったのに、ましてや衆人環視での収録という大きなプレッシャーの中、本当に完食できるだろうか・・・ どうしようか色々悩んだが、せっかくのオファーなのでお受けすることにした。 迎えた当日、天候は快晴で絶好のツーリング日和だが、帰りのことも考え、マーチを選択。収録は14時頃から開始らしいが、先に料理の撮影などがあるので、私の集合時間は15時。でも収録の風景も見てみたいので、14時に着くべく9時に自宅を出発。 大黒部ダムカレーとの対戦が待っているので、朝飯は控えたいところだが、全く何も食べていないと返って胃が萎縮して食べられなくなるので、車内で軽く朝飯を済ます。 糸魚川ICで高速を降り、R148を南下しながら大町市を目指す。途中混雑もあり、14時過ぎに豚のさんぽのあるJR信濃大町駅前に到着。うん?なんか様子が変だぞ? 昨年来た際は、いかにもローカル駅という感じだったのに、駅舎が山小屋風にリニューアルされていた。これも黒部ダムカレー効果なのだろうか? お店に近づいていくと、見覚えのあるスタッフの方から挨拶をうける。 『遠いところお越しいただき、ありがとうございます。』 「いえ、こちらこそお招きいただきありがとうございます。」 既に2階で物撮りの撮影が始まっているようで、私の出番はもう少し後になるとのこと。 店頭では御馴染み、マスコットの黒ぶた君が出迎えてくれる。スタッフに尋ねたところ、 名前は”ノリちゃん”というそうで、なんと、社長さんの名前だそうだ。(爆) 嫌なことがある時は、時折足蹴にしているらしい(←大ウソ) 店頭には新しくなったメニュー表。片面がカレー、もう片面がラーメンという配置は同じだが、デザイン構成は大幅にリニューアル。以前はなかった新メニューも掲載されていた。ただ個人的には、以前の方が幾分分かりやすかったような気がする。 また笑ったのが、原材料の産地表示。 スタッフ・・・ステキです まさにその通りです! 「暑いので店内へどうぞ」ということで、お店の中へ。 支度中でがらんとした店内。普段はまずお目にかかれない光景だ。カウンター席に座り、頂いたウーロン茶を飲みながらしばし出番待ち。 なお撮影風景については、 番外編12 TV収録舞台裏 大黒部ダムカレー VS マエダンゴ もご覧下さい。 2階では所謂”モノ撮り”が進行中。黒部ダムカレーの取材ということで、黒部ダムカレー事務局の方も見学されていた。いつも当HPを取り上げていただき、ありがとうございます。 収録開始から既に1時間半が経過。だがモノ撮り、前説撮りと撮影は続き、未だ私の出番はなし。う〜ん、お腹が空いたよ〜。あまり空腹になるのも、返って食べられなくなるし・・・ 2時間経過。ようやく店内での撮影が始まる。今回番組の進行役で、私とのカラミ役でもあるのが、テレビ朝日の野上慎平アナウンサー。体育会系で元気いっぱいのアナだが、最近こういう収録が多いので、お腹が出てきたことに悩んでいるらしい(爆) 彼は昨日も伊那でローメン超々、東御で為右ェ門そば横綱と対戦。今日はここ豚のさんぽで、デフォの黒部ダムカレーと対戦する設定なのだが、実はモノ撮りに使ったあっさり醤油ラーメン野菜鬼増しをサルベージし、その後黒部ダムカレーも見事完食されていた。なかなかの実力者ですね。当倶楽部に入れる資格は充分ありますよ(笑) 撮影開始から2時間半。やっと私の出番となり、大黒部ダムカレー鬼増しが登場! 何度見ても、極悪凶暴さがプンプンしている。 今回はカメラが回ったところでの対戦。否が応でも緊張する。 『よろしいですか?それでは対戦開始!』 スプーンとフォークを取って、バトル開始。前々回の大黒部、前回の裏大黒部での教訓を生かし、今回の戦法は既に決めてある。 まずはひたすら巨大な豚角煮から攻めること。とろとろの豚角煮、温かい最初はとっても美味しいのだが、後半になって冷えてくると脂分が固まり、喉を通り難くなる。前半戦のうちに角煮を片付けてしまうのが、完食へ大きな鍵となる。 ひたすら角煮とご飯を口に運んで食べ進む。その甲斐あってか、角煮を7分で撃破。 続いて、カレーに着手。ただ豚のさんぽのカレーは非常に濃厚で、スパイシー。これらがじわじわと胃にダメージを与えてくるので、極力ルーを少なめにしてご飯を減らしていく。 15分経過。この辺りから結構キツくなってきた。普段以上のハイペースのせいもあるのだろう。実は収録前に、実況の野上アナから、 『20分ぐらいで食べられますよね!?』 とプレッシャーをかけられていた(笑) また放送に使われなかったが、バトル中も実況から、 『お〜っと、少しペースが落ちてきたか!?』 (・・・・ もぐもぐ ・・・・) 『うん?おい、スルーかい!!』 などと矢継ぎ早にコメントを求められる。すみません、口の中のものがなかなか呑み込めなくて・・・ でもガチンコバトル中に会話するのって、本当にキツいんですから(笑) 20分を過ぎた辺りから、ご存知、イーターズハイ(註:テラ辞苑参照)が到来。この好機を逃さずラストスパートをかける。 最後に残ったサラダを平らげ、25分32秒で完食。前々回の大黒部ダムが41分だったことから比べると、なんと、15分近くも短縮したことになる。教訓が生かされた結果なのかな? 『意外とあっさり完食されましたね! これなら 為右ェ門そば横綱もお願いすれば良かったかも?』 「いや、それはご勘弁を・・・」 もちろん晩御飯は食べられなかったのは言うまでもない。 |
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お店DATA | |||||||||||||||||||||||||||
「豚料理専門店 豚のさんぽ」 長野県大町市仁科町3168-8 (JR信濃大町駅前) 0261-85-0129 営業時間/11:30〜14:00 18:00〜26:00(居酒屋time) 定休日/無休 駐車場/なし ※付近に公営駐車場あり 公式HP/ http://www.buta3.jp/ 公式BLOG/ http://butanosanpo.naganoblog.jp/ ※営業時間・定休日は変更されている場合があります。 |