テラめし倶楽部 |
■バトル429 | 観戦者 | ||||||||||||||||||||||||||
「ギガ・ミート」 ※1日1食限定 | 2010.8.22・対戦 | ||||||||||||||||||||||||||
パスタ・定食 みむら(岐阜県恵那市) | 2,000円 | ||||||||||||||||||||||||||
モーニングビュッフェ(番外編14・フンゴ)を満喫した後は、本日のメイン舞台に向けて、東海北陸道へ。美濃関JCTから東海環状道に入り、土岐JCTで中央道へ。ETC休日割引のおかげでとっても助かるな〜。 恵那ICで高速を降り、恵那市中心部へ。しばらく進んでいくと、前方に衣料や大型家電量販店のあるパワーセンターが見えてきた。その道路を挟んで反対側に、白と黒のコントラストが鮮やかな土蔵を発見。そう、ここが本日のメインスポット、パスタ・定食みむらである。 少し前に新たなテラめしを開拓すべく、ネットで探していたところ、このお店を発見。ギガ・ミートなる巨大パスタがあるらしい。 ただ恵那市は岐阜県にあるとはいえ、もう20qほどいくと長野県。福井からは意外と距離がある。このため交通費を節約すべく、今回の中京遠征に繰り入れた次第である。 ちょうど休日のお昼時ということもあって、店内は家族連れやカップルで混雑。入口付近には、順番待ちの客が5組ほどいた。 (こんなに混んでいるとは・・・ 大丈夫だろうか?) 順番待ちのボードに名前を書き入れ、呼ばれるのを待つ。ただ幸運だったのは、順番待ちのほとんどがテーブル席や小上がり席待ちで、カウンター席は空いていて、すぐに案内された。 店内は木をふんだんに使った和モダンの落ち着いた雰囲気で、座席や通路もスペースに余裕を持って配置されている。私が座ったカウンター席なども、詰めればまだ2席ほどは作れる感じだが、敢えてゆったりした設計となっている。 みむらは恵那駅前にある系列店の和洋亭ますきから、2007年9月にパスタ部門が独立した新しいお店。ますきは前身である料理旅館が大正12(1923)年創業と、今年87年目を迎えた老舗であり、新しさの中にもどこか暖かくて優しい雰囲気が感じられるのも、このDNAを受け継いでいるせいなのだろう。 メニューにはパスタと定食を中心に数多くの料理がいっぱい。特にパスタは、デフォでも他店の大盛クラスで、このため敢えて1人1品注文という注意があるほど。ただし女性や少食の方向けに小盛(▲50円)、がっつりいきたい方向けに大盛(+100円)、特盛(+300円)と量を調整できる。 またランチタイム(11:00〜14:30)限定で、スパゲッティとご飯物から選べるよくばりランチ(890円)などのオトクなセットメニューもある。 そんなボリュームあるメニューの中で、ひと際異彩を放っているのが、超特大ヘビー級スパ!とあるメガ・ミート(1,200円)。 『特盛じゃ物足りない!』という声を受けて、昨年(2009年)に誕生。 麺とソースを合わせたその総重量は、約2kg。なおソースはじっくり煮込んだミートソースのほか、あさりの旨味が詰まったあさりソースの2種類から選べる。あさりの場合、メガ・あさりって言うのかな?(笑) 誕生以来多くの挑戦者が、このメガ・ミートに戦いを挑むものの、半数以上が敢無くノックアウト。自信がある方のみどうぞ!と書かれてあるのも無理はない。 しかし、今回私が対戦する予定なのは、このメガ・ミートではない。 お店のブログによると、最近そんな凶暴なメガ・ミートをいとも簡単に平らげ、涼しい顔で帰られる方や『これ以上のは無いの?』と挑発?する客もチラホラ出現。 これが店員さんたちのド●魂に火を付けてしまったのか、今年の5月にメガ・ミートの更に上をいくギガ・ミート(2,000円)が新発表された。 これはメガ・ミートに、約1kgの特大手作りハンバーグが加わったシロモノで、総重量はなんと、 約3kg! ただし2,000円という赤字覚悟の超サービス価格のため、1日1食限定。先ほど心配したのも、既に注文されていないかどうかと不安になったからである。なお裏メニューのため、メニュー表には載っておらず、ある場所にのみひっそりと掲載されているらしい。詳しくは後ほど。 しばらく挑戦者が現れず、お店側もデカ盛りファンの皆様へ・・・と我々を挑発。よ〜し、挑戦してやろうじゃないか!もっと早く行きたいと思っていたのだが、前述の理由でなかなか訪問できず。そうこうしているうちに、7月についに完食者第1号が誕生したようだ。 店員さんを呼び、恐る恐るオーダーを告げる。 「ギガ・ミートってまだありますか?」 『ギ、ギガ・ミートですか?少々お待ちください。』 店員さんは少し動揺しながらも厨房の奥へ消えていく。1分後、 『はい、ございます。ただし大変ボリュームがありますが・・・』 「ええ、ブログを見てやってきたんです。」 『少々お時間をいただきますが、よろしいでしょうか?』 軽く注意が入るが、無事オーダーが通り、まずはひと安心。 ホッとしてお手洗いに向かうと、情報通り、男子トイレの扉の内側に貼り紙を発見。女子の方には貼っていないのかな?女性でも食べそうな方はいっぱいいるんだけど・・・(笑) また廊下には、メガ・ミートだと味の単調さでギブアップする方も多いようで、飽きがこないよう2種類のソースが選べるメガ・ツーライン(1,310円)なるメニューの貼り紙もあった。 混雑しているのと調理に手間がかかるためであろうか、私より後に入店してきた客の料理が先に運ばれてくる。もっとも朝の食べ放題の影響がまだ少し残っているので、時間がかかった方がむしろ回復するのに好都合。注文から40分後、ようやくギガ・ミートが運ばれてきた。 ステンレス製の大皿で、長径は約40p。短径でも25p近くはあり、バトル400で対戦したスパゲッティのパンチョの星人の大皿より、優にひと回り以上大きい。 ただ盛り具合はスパの部分で3〜4cm、ハンバーグがのった部分でも7〜8cmと、星人から比べると拍子抜けするほど少なく見える。ナポリタンとミートソースでは、具の関係で盛りかさが変わるのだが、あの時見たミート星人と比べても、かなり少な目にしか感じない。 しかしこれは器が大きさからくる目の錯覚で、おそらく同じ様な皿に盛れば、間違いなく巨大な山が出現するだろう。 なおこのギガ・ミート、15分で完食すると、料金がタダになるそうだが、早食い苦手の私にはまず無理なので、ゆっくり味わって食べよう。 スパの上には、1kgの特大手造りハンバーグがどーんと鎮座。まずはこのハンバーグからいただく。 ナイフを入れるとびっしり詰まったお肉の中から、肉汁が溢れ出てくる。もちろん手造りで、牛肉100%。つなぎもほとんど使っていない。 まさに肉を食べている!といった感じで、ミータリアンたちが泣いて喜ぶこと間違いない! 上にかけられたミートソースも、挽肉を炒め、トマトとワインでじっくり煮込まれており、コクと程よい酸味がハンバーグにとてもマッチしている。 肝心のパスタはというと、自家製の生パスタを使用。パンチョから比べると細めでで、ソースが程よく絡む。茹で上げ後軽く炒めてあり、小麦粉の風味とモチモチした食感がたまらない。 ただここである重要な事実に気がつく。 パスタはぎっしり詰まっており、スプーンとフォークでほぐすと、量が倍増。たちまちパスタの山が出現し、食べても食べてもなかなか量が減っていかないのだ。 バトルにおいては視覚的な要素も、モチベーションを切らさない上で重要な鍵となる。しかし、意外と少ないと思っていたところに、逆に量が増えていくように感じられることとのギャップは、モチベーション維持に計り知れないダメージを与える。 20分でハンバーグを完食。残るは大量のパスタのみであるが、ここからは真の苦闘の始まりとなる。ミートソースの味に飽きてきて、粉チーズやタバスコで味変。しばらくはモチベーションが回復するが、ほぐすと増えるパスタを前に徐々にスピードが鈍化。 35分経過。次第に喉を通りにくくなり、コップを口に運ぶ回数も激増。 苦闘60分、最後のひと口を入れ、完食。3kgというボリュームもさることながら、やはり昨日からのダメージが影響しているのだろう。昨日から計算すると、ざっと7kg以上食べているんだよな?俺(爆) 賑やかだった店内もだいぶ落ち着いてきて、店員さんたちが賄いの準備を始めていた。 このボリュームとお味で2,000円は、本当に良心的な価格。難易度こそ極悪凶暴になってはいるが、今度は万全の体調で是非また食べてみたい! |
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お店DATA | |||||||||||||||||||||||||||
「パスタ・定食 みむら」 岐阜県恵那市長島町中野233-1 0573-25-0381 営業時間/11:00〜15:00(LO14:30) 17:00〜22:00(LO21:30) ※日曜は〜21:00(LO20:30) 定休日/月曜 ※祝日翌休 駐車場/あり 公式HP/ http://masuki-pasta.jp/index.html ※営業時間・定休日は変更されている場合があります。 |