テラめし倶楽部 |
■バトル430 | 観戦者 | ||||||||||||||||||||||||||
「びっくり!天津マーボー丼」※14〜17時提供 | 2010.9.3・対戦 | ||||||||||||||||||||||||||
大阪大学生協 工学部食堂ファミール(大阪府吹田市) | 2,000円 | ||||||||||||||||||||||||||
8月下旬のある日、テラめし情報投稿に流し饅頭さんから情報をいただく。それは日本を代表する最高学府のひとつ、大阪大学吹田キャンパス内に、器も量もメガトン級のびっくり!天津マーボー丼なるテラめしが存在するとのこと。 お〜これは非常に興味がある。勉強やスポーツにとエネルギーを消費する大学生たちは、元々日頃からお腹を空かせているもの。このため大学内の食堂には、概して安くてボリュームのあるメニューが目白押し。 しかしテラめしのように極端に量の多いメニューは極めて稀。これは公共性の高い学内食堂において、健康医学上の観点に反するメニューは置き難い事情もあるのだろう。 こういった事情の中、敢えてテラめしを提供する大阪大学には、拍手を贈りたい!さすが飯大とも称されるだけのことはある(←大ウソ) ネットで情報を確認したところ、いくつかのメタ情報はあるのだが、その全貌を示す画像などはほぼ皆無。得体の知れぬ敵に少し不安を抱きながらも、挑戦を決意する。 流し饅頭さんからの情報では、提供は平日の14時〜17時のみ。混雑するランチタイムや夕食時には作っている暇がないからなのだろう。 14時過ぎに現地に到着すべく、ダボジー(ZZ-R1100C2)で9時に自宅を出発。R8・R161と進み、京都に入る。12時過ぎにバトル420で訪れたかどや食堂の前を通過。 確か勇者モアイ殿が今日のお昼はココだと呟かれており、サプライズさせたかったが、さすがに連荘バトルはキツいのでスルー。 幾分雲があるとはいえ、今日も茹だる様な暑さの猛暑日。日差しと路面からの照り返しが容赦なくダボジーを襲う。途中所々混雑する箇所もあるため、思った以上にスピードが出ず、水冷ファンは唸りっぱなし。あぢぃよ〜 ようやく吹田市内に入り、吹田キャンパスを目指すべく、R171の清水交差点を左折。正門に向かおうとするが、この万博公園外周道路は広大な公園をぐるりと周回しており、右に曲がりたいのだがどんどん逆の方向に連れていかれそうになる。 仕方なく一旦茨木方面に出て、再度R171に合流。今度は1つ先の小野原交差点を左折する。そう言えば、確かこの交差点角にあるケンタッキーは、全国でも珍しい食べ放題を実施しているんだったけ? 少し時間をロスしたが、14時半、吹田キャンパス吹田門に到着。 どこの大学も大概そうだが、入口には守衛さんがいて、入構車両のチェックを行なっている。部外車両は入れるのだろうか?ダボジーはキャンパス外の空き地に駐車可能だが、広いキャンパスなのでその後の移動が面倒だ。意を決して、入構ゲートへ。 『どちらへ行かれるのでしょうか?』 「食事をしにきたんですが・・・」 『・・・ ではどうぞ。バイクは1日50円です。』 通行を許され、発券機で駐車券を受け取る。意外と簡単に入れるんだ。 案内板を頼りに、食堂のある福利厚生棟近くの駐輪スペースへ。左手に年季の入った平屋のコンクリート建物が見えてきた。これがそうなのか? 建物内には生協の購買部や書店などがあり、一番奥が食堂ファミールになっている。 この吹田キャンパス内には、全部で5つの学生食堂があるが、このファミールが一番大きく、座席数は200以上。 流し饅頭さんから情報をいただいていたが、生協のHPではびっくり!天津マーボー丼のことはほとんど書かれていない。かろうじて5月の企画(※現在は表示されていません)のところで、期間限定メニューとして触れられているだけだ。 (まだあるんだよな?まさか既に終了いるんじゃ・・・) 恐る恐るメニューの書かれたショーケースを覗きこむ。 (え〜っと、 あ、あった!よかった〜) ショーケースの中に、びっくり!天津マーボー丼(2,000円)を発見!人気があったのだろうか、期間限定メニューからレギュラーメニューに昇格したようだ。 ちなみに天津マーボー丼(450円)とは、文字通り天津丼の上にマーボー豆腐がかけられた料理で、阪大生なら知らない人がいないほどの大人気メニュー。デフォでもボリュームがあり、摂取カロリーは1,344kcal。お腹を空かせた大学生にぴったりの料理で、人気があるのも頷ける。 この阪大名物天津マーボー丼の激盛りバージョンが、今回対戦するびっくり!天津マーボー丼で、ボリュームはおよそ4〜5倍。摂取カロリーも6,678kcalと、40代男性の1日に必要なエネルギー(2,250kcal)のおよそ3日分に相当する。この半分ぐらいでも充分テラめしなのだが・・・ 注文すべく、厨房カウンターへ。 「びっくり!天津マーボー丼をお願いします!」 『びっくり!ですか!? 少しお時間を頂きますが・・・』 厨房のおねーさんに少し驚かれたが、制止や注意もなく無事注文が通る。 カウンターの脇で出来上がるのを待ちながら、他のメニューなどを観察。 なんと言っても目を見張るのが、値段の安さ。ライスM(中)が100円、L(大)が130円、S(小)が80円、SSが60円。豚汁が100円、味噌汁に至っては20円という今どき信じられない安さ。もう30年近く前になるが、私が学生の頃の学食とあまり変わらない感じである。 その他カレーが200円、親子丼が330円などとほとんど400円以内で、ワンコインあれば充分お腹いっぱいになる。こんな学食、会社の近くにあれば毎日通うのだが(笑) ただ昔の学食と異なり、今ドキだったのはサラダバーが設置されていたこと。バイキングではなく、1g=1.2円という従量制ではあるが、市中から比べれば随分安い。 『びっくり!天津〜の方、お待ちどうさま。』 大皿にこぼれんばかり盛られたびっくり!天津マーボー丼。まさにびっくり!サイズである。 料理を待つ周りの学生たちも、(おっさん、まさかそれを喰う気かよ?)といった好奇の目を向けている。カフェテリア形式で、先にレジでお会計をするのだが、レジのおねーさんも含み笑いを浮かべていた(笑) 隅っこのテーブル席に陣取り、まずは写真撮影および戦力分析。 大皿は円形で、直径はおよそ30p。高さは8pほどで、所謂コニーデ型の形状。ご飯の盛り具合は、4合(お茶碗約8杯分)ぐらいといったところ。そこに巨大なかに玉(※実際はカニは入っていないが、敢えてこう呼びます)が乗せられ、さらに溢れんばかりに麻婆豆腐がかけられている。 3年前に対戦した葉隠一番のマーボ丼大盛D(※現在は提供されていません)が幾分大人しく見えるほど、こちらの方がかなり凶暴そう。 完食へのポイントは、流動性のある餡を有効に使いながら、いかにかに玉を減らしていくかが鍵となるだろう。 まずは上にかかった麻婆豆腐をひと口。辛さは中辛で、具は豆腐のほかに挽肉と何故かもやしが少し混ざっている。豆腐は小さく賽の目切りされているが、恐らく合わせると1丁近くはありそう。 続いてかに玉だが、ふわふわでなく、しっかり厚く焼かれており、どちらかというと玉子焼きに近い感じ。餡を節約しながら、ご飯を順調に減らしていく。 15分経過。残りおよそ1/4ぐらいになった辺りから、次第にキツくなってきた。 それもそのはず。デフォでも玉子3個を使用しているようだが、びっくり!〜だとおよそ4〜5倍なので、計算すると12〜15個。この大量の玉子が曲者で、じわじわと胃にダメージを与えてくる。そこで戦法を変え、かに玉を優先して減らすことにする。 最後の方は水を口にする回数も増えたが、27分で無事完食。意外と手強い相手だった。 外はうだるような暑さなので、しばらく腹ごなしを兼ねて食堂内でティータイム。休憩していて見つけたのが、この自販機。よ〜く見るとこんなのがありました。 コーヒーや紅茶など大半が80円程度なのだが、その中にあったのが、緑茶20円。 隣に無料のお茶のサーバーがあるので、この値段設定になったのだろうか? 試しに飲んでみたところ、やはり20円取る分だけ、サーバーのモノよりは美味しかった(笑) その後もアイスを食べたりして1時間ほどまったりと過ごす。 阪大生協さん、また別のデカ盛り企画をお願いしますね(笑) 流し饅頭さん、貴重な情報ありがとうございました。 |
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お店DATA | |||||||||||||||||||||||||||
「大阪大学生協 工学部食堂ファミール」 大阪府吹田市山田丘2-1 大阪大学工学部福利厚生棟内 06-6877-6609 営業時間/8:00〜20:30 土曜は10:30〜14:30 定休日/日曜・祝日 駐車場/あり(有料:バイク50円/日、4輪200円/時間) ※季節により営業時間・休日の変更あり 公式HP/ http://www.coop.osaka-u.ac.jp/info/03.html ※営業時間・定休日は変更されている場合があります。 |