テラめし倶楽部 |
■バトル69 | 観戦者 | ||||||||||||||||||||||||||
「もやしそば大盛」 | 2007.7.21・対戦 | ||||||||||||||||||||||||||
住吉飯店(千葉県鋸南町) | 840円 | ||||||||||||||||||||||||||
秋田・仙台のみちのくテラめし訪問、もとい出張から帰った翌日。昨日は人身事故のため東北新幹線が一時運転見合わせとなり、帰宅したのは24時。多少お疲れモードだが、千葉県鋸南町の勝山というところに、でか盛りラーメンがあると聞いて、いてもたってもいられなくなり、今回のバトルは房総半島へGO! 鋸南町へは浦安からだと片道100qほど。館山道ができたおかげで、高速だと1時間ほどなのだが、給料日前ということで、シタミチでゆっくりツーリングがてら行きましょう。薄曇りの天気で雨が降りそうだったが、なんとか雨に遭わず2時間で到着。 お店のある安房勝山は東京湾の出口近くにある漁港。R127から一本入ったマンボウのアーチがシンボルの商店街の一画にあり、すんなり見つけることができた。お店の間口は狭く、店先の駐車場は2台ほどしかないが、裏手に大きな駐車場があり、マスツーでもノープロブレム。 土曜日ということもあり、店内はかなりの盛況ぶり。店内には入口近くの大テーブル席の他、奥にはテーブル席と座敷席があり、内部は結構広い。私は厨房が一望できるカウンター席へ。 一応メニューに目を通すが、注文は決まっている。住吉飯店デカ盛り3兄弟の長兄こと、もやしそば(735円)である。公式HPの情報では、たっぷり2袋分のもやしが山盛りで、麺はおろかスープも見えないシロモノらしい。ちなみに次兄は、えびそば(840円)、末弟は五目そば(840円)で、こちらもかなりのボリュームらしい。 「もやしそばって、大盛もあるんでしょうか?」 『は、はい。でも普通盛でもかなりのボリュームがありますよ!』 「この身体ですから、大丈夫です!」 『・・・。ふふっ、かしこまりました。』 無事?もやしそば大盛(840円)の注文が通る。大盛はプラス105円。いったいどれだけの盛りになるのだろう?期待半分と不安半分で料理ができるのを待つ。 目の前の厨房では、コックさんたちが暑い中手際よく動いていた。また奥には先代のご主人と思しき方が、椅子に座りながら指示をだされていた。箸袋に書かれた我做菜最好。我(=私)、做(=作る)、菜(=料理)、最好(=一番好きな)ということで、一番美味しい料理を作ります!といった意味だろうか?間違っていたらすみません。 『うわぁ、すげぇー!』 『何よ、あれー?』 そうこうしていると、店内の奥の方から驚嘆の声が上がる。注文したもやしそば大盛(840円)が運ばれてきたのだ。厨房の前なので、そのまま前から出してくれれば良いのに、店内を巡回するように運んできたせいか、一気に好奇の眼差しが私の方へ向けられる。別に見世物ではないんですが・・・ 目の前に置かれた巨大な丼。普通盛のものより、ふた回りほど大きい。幅が広くなったせいか、もやしの盛り具合は低く見えるが、麺は全く見えず、餡が受け皿にまでこぼれている有様。しまったー!やっちまったかな? 早速いただくことにする。大量の餡とともに、もやしがどっさり!もやしそばというネーミングだが、もやしのほかにも色んな具材が使われている。インゲン、ニンジン、キャベツ、シイタケ、タマネギ、キクラゲ、ザーサイ、豚肉など野菜が盛りだくさん。五目あんかけそばと称しても充分な内容である。ミート●ープ社の偽装など羊頭狗肉のものが多いこのご時世に、これで謙虚にもやしそばと称するのはまさに賞賛に値すると思う。パチパチ! ひたすらもやしを食べているが、なかなか麺が見えてこない。ようやく麺が顔を出したが、思っていたより極細麺。この方が餡がよくからまるからなのだろうか? 大量の餡が蓋の役割を果たすため、内部は熱が逃げずアツアツ。どちらかと言えば熱いものは得意なのだが、これにはさすがに苦労した。 20分経過し、ようやく大量の野菜がなくなるが、まだ普通のラーメン以上ある。噴き出す大量の汗を拭きながらチャレンジしていると、店の奥にいたご主人が近づいていた。 『足りないかな?これサービスね!』 と言うと、メンマをどっさりと器に入れてくれる。なんか愛知の某デカ盛りの店のオーナーのようだな。お心遣いは大変うれしいのですが、この状況でのサービスは、チョッと拷問です。(笑) でもピリ辛のメンマは単調になってきた味を変えることができて、重宝しました。 先客たちが次々と店を後にし、お店の人たちも賄いの準備する中、黙々とバトルを続ける。麺はあらかた完食したが、残るは1リットル以上あろうかという大量のスープ。医者から塩分は控えめに言われている身の上では、このスープを飲み干すことは暴挙にも等しいのだが、完食のためにはやるしかない。 レンゲではまどろこしいので、両手で器をかかげそのまま飲んでいく。そして食べ始めから30分、ようやくスープを完飲し、完食。 結構お腹いっぱいになったが、野菜が多かったせいかそれほど苦しくはない。また食べたくなる逸品だ。 |
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お店DATA | |||||||||||||||||||||||||||
「住吉飯店」 千葉県安房郡鋸南町勝山430 0470-55-0255 営業時間/11:00〜22:00 定休日/水曜 駐車場/あり 公式HP/http://sumiyoshihanten.blog94.fc2.com/ |