2006夏 岐阜・濁河温泉ツーリング 2006年6月4日(日) 晴れ |
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その3 標高1800mのいで湯 | |
大平展望台→(K435)→濁河温泉(入浴)→岳見峠→秋神温泉(入浴)→(K435・R361)→道の駅ひだ朝日村(休憩)→美女街道(飛騨ふるさと農道)→高山市(給油)→(R158)→道の駅白鳥(休憩)→油坂峠道路→(福井県)→(R158)→自宅 |
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濁河温泉T | |
15時、濁河温泉郷に到着。ここは御嶽山(3,063m)の7合目、標高1800mの高所にあり、通年営業している温泉街としては日本一高所である。温泉街には数軒のホテルや民宿の他、市営の露天風呂(500円)があるので、そちらへ向かう。 駐車場は舗装されておらず、バイクの駐車には注意。施設は平屋建のこじんまりした感じだ。 |
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濁河温泉U | |
内風呂はなく露天風呂があるだけだが、大人数でもゆったり入れる広さがある。浴槽内は藻があるのか、床がツルツルしてすべる。 湯温は少しぬるめで、じっくり長湯が楽しめる。 濁河温泉(市営) 下呂市小坂町濁河温泉 9:00〜17:00 冬期(11〜4月)は閉鎖 Na・Ca・Mg-硫酸塩・炭酸水素塩泉 低張性中性高温泉 源泉51.9℃・pH6.3 |
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入浴後くつろいでいると、1台のオフ車がやってきた。男性ライダーは受付のおじさんに、ガソリンを分けてくれないかと頼んでいた。どうやら既にリザーブ状態で、ガス欠寸前みたいだ。おじさんは苦笑しながら、機械用のガソリンを分けてあげた。よかった、よかった。 おじさん曰く、「毎年何人かは、ああいう人がいるんだよ」 訪れる際は、ガソリン残量に充分注意しましょう!(笑) |
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岳見峠T | |
さて、どう帰ろうか?行きと同様、県道441を帰るのか、県道435から岳見峠と通って旧朝日村方面へ行くのか?延々また長い山道を通るのも飽きたので、麓までの距離が短い岳見峠ルートをチョイスする。 県道435から分岐して林道に入る。道幅は1車線と狭く、路面も舗装されていたが、ほったらかしでガレていて、ほとんどダート状態。辺りは静寂の世界で、今にも熊がでてきそうでとても怖かった。 |
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岳見峠U | |
熊除けにホーンを鳴らしたり、アクセルを噴かしたりして峠を越えると、今度はヘアピンカーブが連続する下り坂。路面状況は一層ひどくなり、路肩が崩れかかった場所もある。もちろんガードレールや退避場所などは全くない。 こんなところで事故ったりしても、誰も助けてくれないだろう。路面状況を確かめながら、慎重に進むしかない。 |
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秋神温泉 | |
神経をすり減らしながら峠を下ると、1軒の建物が見えてきた。どうやら秋神温泉という温泉宿みたいだ。通り過ぎようと思ったが、こんな山奥(海抜1026m)、次にいつ来るか分からないので、寄ってみることにする。 ダボジーを停めて一服していると、宿のご主人らしき人が出てきた。立寄り入浴させてもらえるか尋ねるとOKの返事。入浴料500円を支払い浴場へ。露天風呂はなく、内風呂だけだが、一面ガラス張りで、眼下には秋神川の清流が流れる。 |
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お湯は鉄分のせいでオレンジ色。浴槽の床や縁には、ビッシリと湯の華が付いていて、触るとお尻や手が赤くなるほど。鄙びた雰囲気で、都会の喧騒から逃げ出すには格好の、隠れ家的な温泉宿だと思う。 秋神温泉旅館 高山市朝日町胡桃島355 0577-56-1021 立寄り入浴は要確認 1泊2食(税込)14,700〜21,000円 純土類炭酸鉄泉(旧分類) 低張性冷鉱泉 源泉12.5℃ |
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R361 | |
走っていると、何やら胸ポケットの携帯が鳴っている。ダボジーを停めて、着信表示を見ると、お客様からの電話。よくこんな山の中で繋がったものだ。 今から来いとは言わないよな〜? 結局、明日の商談のアポを確認して、再びツーリング続行。 昨年秋の信州ツーリング(今月発売のツーリングGO!GO!8月号でツーレポが掲載されています。)の際にも通った、秋神ダム湖を眺めながら、高山方面に向かう。 |
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道の駅ひだ朝日村 | |
17時、道の駅ひだ朝日村に休憩で立寄る。さすがにこの時間だと、バイクはおろか、車も少なく閑散としていた。お腹が空いてきてなんか食べたかったが、車検費用を払ったので、財布の中が寂しい。空腹をこらえ、後にする。珍しいことでしょう?(笑) 高山へ向かうには、R361から美女峠を越えるルートか、県道87で旧久々野町へ抜け、宮峠を越えるルートがある。美女峠越えのルートの方が近道なのだが、昨年走ってその隘路ぶりが分かっているので、後者を選択。 |
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美女街道(ふるさと農道) | |
県道を走っていると、右折「高山」の看板。どうやら新しい道ができたみたいだ。ふるさと農道・美女街道といい、隘路の美女峠の迂回路として、分水嶺をぶち抜いて造られた。これでライダーの敵、道路に滑り止めの縦溝が彫られた宮峠を越えなくてもイイと思うと、ウレシイ限りだ。 大昔、飛騨川は日本海側に流れていたそうだが、地殻変動により隆起して流れが変わり、現在の太平洋側に流れるようになったそうだ。 |
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R158・R156 | |
高山市街を抜け、R158で郡上市へ。日没が近づいてきた。清見から荘川までは、車の通りも少なく、時速●●●q(ピー)で、かっ飛ばす。道の駅白鳥に着いた頃には、辺りはかなり暗くなっていた。お腹が空いたが、ガマン、ガマン。 福井県に入り、日の暮れた九頭竜湖畔を抜け、自宅に着いたのは20時30分だった。 |