2007春 上州ツーリング
 2007年5月12日() 晴れ
 
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 1日目:その1 日本のグランドキャニオン
 
 (千葉県)自宅→(K50)走行88,888q達成!(東京都)(環7)→足立区(給油)→(R17)(埼玉県)(R17)→深谷市→(群馬県)(K69)→みどり市→(R122)→道の駅富弘美術館(休憩)→(栃木県)→日光市足尾→(K250)足尾銅山精錬所跡・銅親水公園(R122)(群馬県)→道の駅くろほねやまびこ(休憩)→(K333・R353・K70)永井食堂(昼食)
 
 8が6つ
 今日はTakemaさん主催のオフキャンプ。お隣の市川市にお住まいで、keiichi_wさんを通じて最近知り合った方だが、まだお会いしたことがない。非常に行動力溢れる方らしく、日本中だけでなく、遠くニュージーランドやアフリカまでも訪れておられる。
 そのtakemaさんから、光栄にも今年で6回目を数えるTakemaオフのお誘いをいただき、二つ返事で快諾。

 早朝、5時半に自宅を出発。出発してふとメーターを見ると、なんと88,888.8q
5:30 夜明けとともに自宅を出発
8が6つ揃う!
 
 
 R17〜R122
8:30 深谷市。前方に赤城山が見えてきた。  オフ会場は群馬県某所。高速を使えばあっという間なのだが、GW明けで財布の中身が寂しいこともあり、シタミチのR17で北上。
 渋滞を避けて早朝に出発したこともあり、8時半には深谷市に到着。このまま進むと10時前には着いてしまうので、以前から行きたかったところへ寄り道。

 新緑まぶしい渡良瀬渓谷沿いを走るR122を北上。途中草木湖そばにある道の駅富弘美術館で小休止。
道の駅富弘美術館 渡良瀬川を堰き止めて作られた人造湖の草木湖
 
 
 足尾銅山跡
 トンネルを抜け栃木県に入り、旧足尾町(現日光市)へ。足尾銅山は慶長15(1610)年に発見され、明治期には全国の40%と日本一の産出量を誇り、日本の鉱都とも呼ばれた。日本の近代化、富国強兵の一翼を担い、全盛期には人口38,000人と宇都宮に次いで栃木県第2の大都市だった。
 しかしそんな輝かしい歴史の影に、日本の公害問題の原点とも呼ぶべき、足尾鉱毒事件が発生。 田中正造が、帝国議会でこの鉱毒事件を訴え、その後天皇に直訴を試みたことは有名である。
足尾銅山跡。トロッコ列車で坑内観光ができる。
廃墟と化した足尾銅山精錬所跡。
 
 
 日本のグランドキャニオン
うす茶色の部分が荒廃した部分で、グレイの部分が治山事業実施エリア。  次第に前方に荒涼とした山肌が広がってくる。日本のグランドキャニオンこと松木渓谷である。
 坑木や燃料用に山林を乱伐したことや精錬に伴い発生する亜硫酸を含んだ煤煙のせいで、山々はすっかりはげ山となってしまう。保水力を失なった山は、頻繁に洪水を引き起こし、また硫酸や亜酸化鉄が含まれた水により、稲が立ち枯れるなど、渡良瀬川下流に大きな被害を与える。
 戦後ようやく治山事業が始まり、少しずつ緑が戻り始めたが、まだごく一部である。
日本のグランドキャニオンと呼ばれる松木渓谷。
 
 
 銅(あかがね)親水公園
 松木川沿いにある(あかがね)親水公園へ。治山事業の一環として造られた足尾砂防ダムの壁面には、幅25m高さ15mの巨大な壁画がある。約2,000枚の足尾焼の陶板を使って、色鮮やかな2頭のカモシカが描かれている。セロー(=かもしか)で来れば、完璧なのだが・・・(笑)

 近代工業化の光と影を併せ持つ足尾。是非世界遺産にして、後世に残したい場所であると思う。
銅(あかがね)親水公園。
約2000枚の陶板をつかった幅25m、高さ15mの巨大な壁画。
 
 
 R363
赤城山の裾野を横切るR363。  再び群馬県に戻り、上毛三山のひとつで、日本百名山でもある赤城山の裾野を走るR363へ。見晴らしがよく、榛名山や妙義山のほか、残雪の残る三国山地の山々が望める快走路である。
 交通量も割と少なく、ついついスピードを出してしまいそうだが、こういう道は案外ネズミ捕りをやっているんだよなー。と思い進んでいくと、まさに取締りをやっていた。アブナイ、アブナイ!

残雪の残る三国山地
 
 
 永井食堂
 実は今日のお昼は決めていた。R17沿いにある永井食堂である。
 昼どきということもあって、店の外まで行列ができていた。お客のお目当ては、具だくさんのもつ煮定食。またご飯は並盛でも他店の大盛レベルで、ご飯少なめで注文する人が多い。さらにご飯大盛は、充分テラめし級という情報から、もつ煮(大)定食のご飯大盛を注文するが、店員から「この丼の4倍ぐらいあるので無理ですよ!」と制止される。
R17沿いにある永井食堂。
看板には”もつ煮は日本一”とあるように、もつ煮が名物だ。 客のほとんどが、もつ煮定食を注文する。
もつ煮定食(590円)
お替りしたご飯。回りにそんな人はいませんでした。(笑)  (ムっ、私なら大丈夫だが・・・)
 内心怪訝に思うが、混雑していることもあり、大人しく店員の指示に従う。
 料理は注文して3分ほどで運ばれてきた。じっくり煮込まれたモツは臭みもなく、柔らかい。汁は味噌味でやや濃い目の味だが、私好み。

 (なんかヘンだなぁ?)
 隣の人のものと比べてみると、どうやらもつ煮(大)でなく、普通のもつ煮がやってきたみたいだ。でももう箸をつけているので、仕方なくそのまま食べることにする。
 忙しいこともあるのだろうが、なんか気分が悪い。抗議の意味を込めて、ご飯を2回お替りする。これにはさすがに回りの人も店員も驚いていたが・・・

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