テラめし倶楽部 |
■バトル246 | 観戦者 | ||||||||||||||||||||||||||
「ジャンボオムライス」※1日3食限定 | 2008.5.2・対戦 | ||||||||||||||||||||||||||
あすなろ食堂(福島県白河市) | 1,580円 | ||||||||||||||||||||||||||
新宿ロフトプラスワンでの初のトークライブの翌日。いよいよ今日からテラめし遠征を兼ねた南東北ツーリング。最初は1人で行くつもりだったのだが、出発の2日前に友人Sが急遽参加を希望。テラめし遠征に付き合うことを条件にお伴を許す。Sにはテラめしバトルはちと無理だが、今回の対戦相手はどれも強敵なので、サルベージ役にしよう。(笑) まず初日の対戦相手は、福島県白河市にあるあすなろ食堂。掲示板で素浪人さんからいただいた情報で、ジャンボオムライスなる日本一大きなオムライスがあるらしい。 ネットで事前に調べてみると、デフォのオムライス(600g)の5倍以上あり、総重量は3.2s。先日発表した歴代テラめしベスト10に入れてもおかしくない。これは期待できそうだ。 シタミチで行こうかとも考えたが、平日は昼の部が14:30までらしいので、東北道を使って白河までワープする。 ネットでだいたいの場所だけ確認し、詳細な地図を持ってこなかったので、白河市街に入って少々迷ったが無事到着。大通りから入った住宅街の一画にあり、初めての方にはやや分かり辛いかも。隣にある白河旭高校を目印にするといい。 駐車場はお店の裏と少し離れたところにもあり、マスツーリングでもノープロブレム。ダボジー(ZZR1100C2)を停めてお店の前へ。 入口脇には、
の大きな看板。おーこれだこれだ。 ショーケースには日本一ネットというサイトにて認定された、 ”市販されている日本一大きなオムライス” の認定証も掲示されていた。 ショーケースにはもちろんジャンボオムライスのサンプルもある。認定当時や一部のネット情報では、価格は1,380円となっていたが、現在(2008.5.2時点)は1,580円と200円値上げされていた。まぁこれだけのボリューム。1,580円でもCP度はかなりある。 (うん?何だぁ?) サンプルにはこんな文字が・・・
(うそー、今日はジャンボオムライス食べられないの?) しばし、呆然とするマエダンゴ。せっかくコレを食べにやってきたのに・・・ でも事前にお店に確認しなかった私が悪く、仕方ない。それじゃもう一つのテラめしとされる、ジャンボカツ丼(1,980円※1日3食限定)にするしかないのか? 失意の中、店内へ。お昼時ではあったが、店内は比較的空いていた。テーブル席に座り、改めてメニューを見る。 丼ものや定食、麺類があり、中でも手打ち麺を使ったラーメンとのセットメニューはまずまずのボリュームで、お値打ち。 前述のジャンボカツ丼は、大きなお椀のような丼に入っており、カツ5枚、ご飯約3合を使ったシロモノ。これでも充分テラめしに相応しいのだが、ジャンボオムライスから比べると、やはり見劣りしてしまう。 注文を取りに来た女将さんらしき方に、駄目元で尋ねてみる。 「今日はやはりジャンボオムライスはできないんですよね?」 『ええ、そうなの。ゴメンね。』 「そうですか・・・」 仕方なくジャンボカツ丼と告げようした瞬間、 『もしかして?、テラめし倶楽部の方?』 「は、はい? そうですが・・・」 『やっぱり!入ってきた時、どこかで見た顔だと思っていたのよ!』 もちろん、あすなろ食堂に訪れるのは今回が初めてで、女将さんとは全く面識はない。 「な、なんで、ご存知なんですか?」 『常連さんからネットにデカ盛りを食べ歩いている方のサイトがあると 聞いて、時々見ているのよ。』 女将さんは、失礼ながら私より遥かに年長。そんな方が当サイトの愛読者だったとは、驚くと同時に大感激。 『「いつかうちにも来てくれないかなぁ」と先日も話していたのよ。(笑)』 「じゃ、ジャンボカツ丼を・・・」 そう告げようとすると、 『チョッと待ってて・・・』 と言いながら女将さんは厨房に消え、数十秒後、 『せっかく来てくれたので、特別に作ってあげるわ』 「え、いいんですか? ありがとうございます。」 女将さんのご厚意により、ジャンボオムライスが食べれることになった。ラッキー! Sにはジャンボカツ丼を勧めるが、あっさりかわされ焼肉定食(1,050円)となる。(笑) 待つ間、改めてジャンボオムライスのメニューを拝見。デフォのオムライス(900円)と一緒に写真が載っており、その巨大さが良く分かる。 また注意書きには、「腕が痛いときお断りする場合があります。」と書かれており、その凶暴さが垣間見える。カフェマジョリのマスターの腕を腱鞘炎にさせてしまったハッシュドオムライスやや盛りのようなものかもしれない。特別に作っていただけウレシイのだが、まだ見ぬジャンボオムライスに段々不安になってきた。 いずれにしろ、デフォの5倍以上もありながら、値段は半分以下とは、まさにキングオブテラめしと呼ぶに相応しい。 まずはSが注文した焼肉定食が登場。大きな皿に分厚い豚肉が乗っており、これはもはや焼肉と言うより、トンテキといった方が良いと思うが・・・(笑) Sから遅れること5分。ようやくジャンボオムライスが運ばれてきた。 黄色い悪魔 降臨 通常オムライスでは、枕型やフットボール型が多いが、これは何と形容したら良いのだろう?黄色いドームはまさにビッグエッグ。上にかかっているケチャップも相当な量だ。 特筆すべきは、これだけ巨大なオムライスにもかかわらず、玉子が全く破れていないこと。オムライスを作ったことがある方なら、これだけデカい玉子を焼くこと自体も難しいのがよく分かってもらえるだろう。 ご飯3,000g(約9合)、Lサイズの玉子6個を使ったジャンボオムライス。実は最初の印象では、そんなにないかも?と疑ったのだが、食べ始めてみるとその考えはすぐに訂正。 内部はぎゅうぎゅうにチキンライスが詰まっており、ほぐすと量が激増。後から伺ったのだが、しっかり固めないと玉子が上手く巻けないからだそうだ。 10分経過。既にSは完食していたが、私はまだ1/4を過ぎた辺り。 ケチャップのスパイシーな味付けが次第に胃にダメージを与えてくる。付け合わせの中華スープとミニサラダが味変させる重要なアイテムになるが、先はまだ長い。節約せねば・・・ 20分が経過し、ようやく残り半分となる。マラソンで言えば折り返し地点にさしかかり、モチベーションを取り戻すところなのだろうが、今回はどうも勝手が違う。半分とはいえ、既に4合半のオムライスを食べた計算になる。4合半といえば、ひとみのジャンボオムライス(バトル35)や光栄軒のオムライス特盛(バトル178)に匹敵する量。つまり今回はそれをもう1杯続けて食べるのに等しいのである。 バトルにおいてはメンタルな部分も重要で、頭に抱いた不安は食べるスピードに顕著に反映されてくる。イヤイヤうさぎがついに出現し、バトル中の写真を撮るのもおっくうになる。 40分が経過し残り1/4ほどになるが、スプーンを口に運ぶ回数が激減。イヤイヤうさぎも1匹だけでなく、団体さんで出現。Sから「ギブアップする?」という言葉がかかるほどで、かなりしんどい様子に見えたようだ。 せっかく女将さんが特別に作ってくれたジャンボオムライス。残す訳にはいかない!この想いだけが、スプーンを動かす微かな支えとなる。 あと4口、あと3口、・・・・あと1口。傍から見ればごく僅かな量でも、もはやトランス状態の私には重くのしかってくる。 苦闘68分。最後のひと口を飲み込み、かろうじて完食。もうあとひと口でも食べたら、間違いなくリ●ース寸前のぎりぎりのバトルだった。 『お、完食。お見事!でも大丈夫?』 「めちゃくちゃ、キツいっす。」 息を整えるべく、ポーション(胃薬)を飲んで、しばらく休憩。 『また来てくださいね。レポはいつ頃アップするのかな?』 「40近く溜まっているので、早くて6月ですかね。」 『楽しみに待っているから、早くアップしてちょうだい!』 「頑張ります!」 女将さんに6月ぐらいと約束したのに、大幅に遅れて既に7月下旬。レポアップが遅れてすみません。 後日談だが、あすなろ食堂の常連さんから掲示板にカキコミがあり、女将さんが私の訪問を大層喜んでおられたとのこと。こちらこそ特別にジャンボオムライスを出してもらって恐縮です。 しかも常連さんの話では、あの日私にジャンボオムライスを作るため、かかってきた出前の注文を全て断ったとのこと。本当に申し訳ない次第です。また必ず伺います! ※しばらく休業されていましたが、10月19日から営業を再開されたそうです。 |
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詳細は、ツーリングクラブ 2008春 南東北ツーリング 1日目 でも紹介しています。 |
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お店DATA | |||||||||||||||||||||||||||
「あすなろ食堂」 福島県白河市寺小路24-24 0248-22-0548 営業時間/11:00〜20:00 ※平日は14:30〜16:00準備中 定休日/水曜 駐車場/あり 公式HP/ http://www5.plala.or.jp/terakouji/ |