立山日帰りツーリング 〜感動の称名滝〜
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期間:2003年10月29日(水)
バイク:ダボジー(ZZ−R1100C2)
走行距離:374q

 福井〜立山

 約1ヶ月間ぶりに休みとお天気が重なる。秋も深まり紅葉の中を走りたいが、どこへ行こうか?そうだ!日本の滝100選の一つでもあり、日本一の落差(350m)を持つという富山県称名滝を見に行こう!

 さすがに富山までずっと下道だと大変なので、県境の金津ICあたりで高速に乗ることにし、R8を北上。しかし気が変わり、金津ICをパスし石川県に入る。加賀市打越から小松BPに入るが、この道は前回通った際は未完だったため加賀産業道路経由と思っていたが、いつの間にか金沢BPに合流する部分が完成していた。これで金沢へのアクセス一段と便利なった。

 結局金沢までR8で行ってしまい、金沢東ICから北陸自動車道を利用する。小矢部SAで小休止の後、富山ICで降り、県道43から常願寺川を渡り立山町に入る。

 称名渓谷

 富山鉄道の立山駅を過ぎ、称名川峡谷に入ると、両側に高さ300m以上はある断崖がそそり立つ。この断崖は悪城の壁と呼ばれ、滝の侵食作用でできたものらしい。称名滝は太古は峡谷入口付近にあり、1年に数cmずつ後退して今の位置になったそうだ。峡谷の入口まで約10qということは何十万年もかけて作り出したのかと思うと、自然の営みの凄さを感じざるを得ない。峡谷の木々は何十万回目の紅葉の盛りを迎えていた。ようやく前方の断崖に白い筋が見えてきた。

 称名滝はドコ?
後ろに見えるのは、称名滝ではなく、ハンノキ滝。  「やった!称名滝だ!」と思って記念撮影したが、後ろに見える滝は称名滝ではなく、ハンノキ滝(別名:阿吽の滝)という滝であった。
 落差は500mと称名滝より大きいが、流域面積が小さいため、ここまではっきりと見えるのは雪解けシーズンか豪雨後の豊水期しかなく、紅葉のこの時期では非常に珍しいらしい。

 駐車場から約1qほどなだらかな坂を登っていくと称名滝があるのだが、残念ながら滝壷が見える展望台は落石復旧工事のため手前で立入禁止であった。ここからでは滝壷はおろか称名滝は上部の第2段までしか見えない。大観台方面への登山道を2qほど登った途中に仮設展望台があるらしく、悩んだ末、行ってみることにする。

 先ほどまでの舗装された道と異なり、細く急勾配でガレ場もあって、正に登山道である。運動不足でヘビースモーカーのデブには堪え、心拍数は急激に上がり、息も切れ、少し行っては立ち止まる。後ろから老夫婦がやってきて、歩みはゆっくりながらも、へたり込む私を追い抜いていく。
 「あぁ、情けない!タバコを減らそう!」

 途中何度か滝が少し見える場所があり、もうここで引き返そうと何度か弱気になるが、せっかく来たのだからと汗を拭き進む。

ようやく仮設展望台に到着。ここからだと両方の滝の全景を見ることができる。
 登ること50分、ようやく仮設展望台に到着。称名滝の4段全てとハンノキ滝が見事に望める。
 一緒になった中年夫婦によると、写真を撮りに年数回やって来るが、ここまで水量が多くキレイな両滝は初めてとのこと。ラッキー!やはり登ってきて良かった!
 さらに上にも展望台があるらしく勧められたが、さすがにギブアップ!

 帰路にスーツ姿に革靴のサラリーマンたちに出くわす。よくあんな格好で登ってくるなあ!
称名滝

 50,000q達成!

 富山市
でお土産に鱒のすしを購入し、再び北陸道へ。

 走行中、何気なしにオドメーターを見ると、あと25qほどで50,000qになる。しかしここは高速道路で、25q先というと小矢部ICを越えて不動寺PAの手前付近になる。陽はトップリと暮れており、なんとかちょうどPAでならないかなと、距離表示板とオドメーターを睨めっこしながら進む。

 4万9997q98qとオドメーターは回るが、不動寺PAまではあと5qとどう考えても無理である。「仕方ない!」 4万9999qを回ったところで減速しながら路肩に寄せ、ダボジーをゆっくり進める。(ゴメンなさい)

祝!50,000q達成!  あと200m100m、そしてついにメーターは、50,000qを表示した!ヤッター!
 ダボジーとこれまで行った場所が走馬灯のように駆け巡る。次は55,555qで、10万qまで行くぞ!
 「おっと、ここは高速だ。さっさと移動しないと・・・」

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