2006秋 南紀ツーリング
 2006年10月17日(火) 曇り時々晴れ
 
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 1日目 その2:トロッコ乗りたかったなー
 
 道の駅きのくに(休憩)→(R311・K40)→紀和町→丸山千枚田(K765・R311)トロッコ乗場(休止中)→湯ノ口温泉(入浴)→(R311)(和歌山県)熊野川町(飛地)→(奈良県)(十津川村)→(R169)(和歌山県)熊野川町(飛地)→田戸・東野トンネル→(奈良県)(十津川村)→(和歌山県)北山村(飛地)→道の駅おくとろ(夕食)→おくとろ公園(テント泊)
 
 R311〜K40
 今日の目的地、湯ノ口温泉を目指すべく、R311へ。R311は300番台国道に似合わず、キレイな2車線で、高速クルージングできる。16時半を回り、だいぶ日が傾いてきた。
 途中、丸山千枚田という看板に目が留まり、K40へ。県道は国道と打って代わり、1車線の狭い道で、回りは鬱蒼とした木立で路面には苔が生えていた。本当にこの道で大丈夫?

そろそろ日が暮れ始めてきた
 
 
 丸山千枚田
16:45 丸山千枚田  しばらく走っていくと視界が開け、田んぼの風景が広がる。ここ丸山千枚田には、約2千枚近い棚田があるそうだ。既に稲刈りが終わった田んぼには、切株から青い稲が出ていて、さながら田植え後のような風景が広がっていた。
 急傾斜に小さな田がひしめいており、思うように機械化できない稲作の労力を考えると、本当に頭が下がる。年々耕作者の老齢化や後継者不足が進み、この先この風景が残るのか心配だ。

丸山千枚田全景
棚田中央を流れる小川には水車小屋があった 途中にある巨大な岩。
 
 
 えっ〜やってないの?
 千枚田を後にし、湯ノ口温泉の入口でもある清瀧荘に到着。湯ノ口温泉へはここからトロッコ電車に乗っていくことができるのだ。駅に着くが、どうも様子がおかしい。シャッターが閉まっており、他の車はおろか、人影もない。よ〜く見ると、駅舎の壁には、「トロッコ電車休業中」の貼り紙。
 (そんな〜、せっかくこれに乗るのを楽しみきたのに・・・)

トロッコ電車駅だが、なんか様子がおかしいぞ・・・
ホームにはトロッコ電車が停車していた。 本当に可愛らしい小さな電車だ。
トロッコ電車の内部  駅舎の裏に回ってみると、ホームに可愛らしいトロッコ電車が停車していた。なんか昔遊園地で乗ったお猿の電車のようだ。客車の高さは1m50pぐらいで、大人は中で座るのがやっとという感じ。
 このトロッコ電車、もともとは鉱山開発のための鉱夫たちを運んでいたもので、鉱山閉山後観光資源として利用されているそうだ。
 貼り紙には平成19年3月末まで休業となっていたが、今年もずっと休業中だったみたいで、本当に再開されるのだろうか?

 
 
 湯ノ口温泉
 仕方がないので、湯ノ口温泉へは林道を抜けて行くことにする。2キロほど進み、17時10分湯ノ口温泉に到着。この温泉の歴史は古く、南北朝時代の延元2(1337)年、後醍醐天皇によって発見されたとされる。昭和初期に前述の鉱山開発に伴い、湯脈が沈下し一時は温泉が出なくなったが、昭和54(1979)年に行ったボーリング調査により、地中1300mから再び温泉が出るようになったそうだ。

細い林道を抜けて、湯ノ口温泉へ向かう
湯ノ口温泉 湯ノ口温泉
温泉のほかコテージや宿泊施設もある。 温泉内部の様子
石で作られた大きな内風呂。
露天風呂からは渓流美が楽しめる。  内部は昔の湯治場の雰囲気で、古き良き時代を思い出させてくれる。内風呂は石で作られた大きな浴槽が中央にあり、外の露天風呂からは渓流が望める。


 湯ノ口温泉
 三重県熊野市紀和町湯ノ口10
 05979-9-1125
 9:00〜21:00 年中無休 300円
 Na・Ca-塩化物温泉
 http://www.ztv.ne.jp/irukaspa/
 
 
 漆黒の瀞峡
トンネル内は写真よりずっと暗くて不気味だ。  湯ノ口温泉を出る18時頃には、すっかり日も暮れていた。さて今夜のネグラ、和歌山県北山村の道の駅おくとろを目指す。地図の上ではここから20キロほどなので、大したことないとタカをくくっていたのだが・・・
 R311は急にクネクネと曲がりながら上り始める。この辺は三重県奈良県和歌山県が入り組んでいる場所で、行政標識も目まぐるしく入れ替わる。R169に入ると一段と道が狭くなり、辺りは一面の闇で今自分が何処を走っているか全く判らない。途中二度も道路を横切るシカに出くわし、肝を冷やす。
 
 
 道の駅おくとろ
 ほんとこんな先に道の駅なんかあるのかなぁ?と不安になりながら、ようやく道の駅おくとろに辿りつく。途中で買出しようと思っていたのだが、コンビニはおろか民家すらない道だったので、何も買えずじまい。今日の晩飯は侘しくカップ麺と諦めていたら、道の駅に隣接するおくとろ温泉のレストランが開いていた。
 山中でのテント泊は寒さが堪えるだろうから、身体を暖めるべくおくとろ鍋定食(1,260円)を注文。本当はうどん玉かごはんのどちらかを選択するのだが、店員さんの寛大な配慮で両方もらえることになった。しかもご飯はお替り自由だ。ウレシイー!
道の駅に隣接するおくとろ温泉。立寄り入浴も可能
おくとろ鍋定食(1,260円) 豚肉・鶏肉・エビ・タラ・白菜・春菊・えのき茸・豆腐など具沢山の鍋だ。
鍋の残り汁を使って雑炊を楽しむ  まずは鍋が煮えるまでの間、生卵で玉子かけご飯で1杯。次に煮えた鍋をつつきながら、ご飯を2杯お替り。具が少なくなったところで、うどんを入れてうどんすきをおかずにもう1杯。最後のシメに残った煮汁にご飯をいれて雑炊を堪能。合計ごはん5杯、うどん1玉を平らげ大満足。身も心もすっかり暖まりました。さすがにチョッと食べ過ぎたかな?

 道の駅内には芝生部分があるので、そこへテントを張ろうとしたのだが、キャンプ禁止の看板がある。どうしようか?夜なのでテントを張って、明日の朝早く出かければいいかなとも思ったが、小心者の私は別の場所を探す。
 幸運にも道の駅の隣には、おくとろ公園キャンプ場があり、そちらへ行ってみる。真っ暗で管理人はおろか、他の宿泊客など誰もいない。仕方ないので、ここで一夜を過ごさせてもらうことにする。

 真っ暗で不気味なのと、今年はクマの出没が多いので、眩しいが外灯の下にテントを張ることにする。

 2日目につづく・・・
おくとろ公園キャンプ場の一画にテントを張る。
この日の走行距離:420q

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