テラめし倶楽部 |
■バトル33 | 観戦者 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
「つけ麺 ビッグバーン盛」 | 2007.1.27・対戦 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
梅もと(豊島区雑司ヶ谷) | 700円 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
バトル33はテラめし関東遠征。発端は、掲示板で「りゅーへー」さんの次のようなカキコミだった。
もちろん、我がテラめし倶楽部はご飯ものだけと限った訳ではなく、麺類やパン類、さらにはスイーツ類でもOKだ。しかし、最近なんかリクエストに応えてチャレンジすることが多いなー。私は爆食タレントではないんですが・・・(笑) 実は梅もとは以前から、テラめしチャレンジの対戦候補にしており、いろいろ情報は収集済みだったが、東京という遠距離のためなかなか手合わせできなかった。 しかもりゅーへーさんのご要望は、ビッグバーン盛以上。つまりこれ以下は駄目ってことか? ビッグバーン盛について、改めてネットで調べてみる。 さすが超有名店。「梅もと」で検索すると、いくつもHITする。 (どれどれ・・・ ビッグバーン盛は?) 「ビッグバーン盛は麺7玉で・・・」 なに!な、7玉? 昨年末、名古屋の東らけ(バトル26参照)で、つけ麺のガツン盛りを食べたが、あれが麺450g。一方、ビッグバーン盛は調べていくと、麺の重さは1,050g。つまり1sもある。らけの麺増量すら挑戦していないのに、いきなり1sはチョッと飛躍しすぎじゃないだろうか。 だんだん不安になる。 またインプレをもっと詳しく読んでいくと、1,050gというのは生麺での重さだという。茹で上がった麺での重さは、水分を吸収するため2倍になるらしい。 2倍ぃー? 1,050gの2倍というと、1,050 × 2 = 2,100g つまり2s以上の麺を食べないといけない計算だ。 ますます不安になる。 もともと近々関東遠征に行こうとしていたから、梅もとへ行くのは全然問題ない。また行ったら、つけ麺を頼むのも同様だ。しかし、ビッグバーン盛にチャレンジするのは、さすがに気が引ける。未だ2sの麺を食べたことがないという不安もあるが、テラめし倶楽部主宰者として万一失敗することへの不安の方が大きい。 ”出されたものは残さず食べる。” 「自分のキャパを越えた量を頼んで残す」という、テラめし道に反する行為だけは避けなければならない。 どの盛を注文するかは、現地へ着くまでに決めることにし、テラめし関東遠征を決定。 お店に着いたのが、9時30分。開店まではまだ1時間30分もある。当然のことながら私が1番乗りで、お店も支度中だった。時間つぶしに隣りにある鬼子母神(雑司ヶ谷)に寄ってみるが、長居できるほどのものもない。喫茶店でお茶して開店を待つ手もあるが、来たるべきチャレンジのため、たとえ水分とはいえ、できるだけ胃袋をカラにしておきたい。仕方ないのでお店の前で気長に待つことにした。麺の盛り具合も決めないといけないし・・・ つけ麺の盛りは、以下の様に分かれている。
ネットの情報通り、ビッグバーン盛はやはり7玉で、2sある。やはりこれは無理じゃないか〜?銀河盛か宇宙盛ぐらいにしておこうかな?万一失敗すると、罰金もあるし・・・。 お店の前で悩んでいると、若い店員さんが、 「宜しければ店内の紹介記事もご覧になってください。」 お言葉に甘え、店内へ。 お店の壁には、所狭しとマスコミの紹介記事や取材時の写真が貼ってある。店員さんの話では、元々ラーメン王の石神秀幸氏が、ここの浜塩ラーメン(800円)が美味い!とコラムで紹介されたことで脚光を浴び出したらしいが、次第につけ麺のボリュームの方が噂になり、こちらの方が有名になってしまったそうだ。(苦) また私が福井からつけ麺を食べる為だけにわざわざ上京したことを知り、大いに感激していただいた。開店準備でお忙しいにもかかわらず、TV取材時の秘話など色々説明して下さるなど、ほんと明るく気さくな方で、非常に好感の持てる店員さんだ。 昔はビッグバーン盛が最高位だったが、完食者が増えていき、ブラックホール盛、流星盛と増えてしまったらしい。昨年(平成18年)は、ブラックホール盛のチャレンジが延べ64人で、うち完食が7回。流星盛は16人がチャレンジして、全滅。完食者はいまだおらず、ギャル曽根嬢とキング山本氏の15玉がお店の最高記録だそうだ。もっともギャル曽根嬢はチャレンジ前に別の爆食をしていて、本調子じゃなかったとのこと。本調子じゃなくて15玉?(笑) 余談だが、先日ネットを検索していたところ、ある方のサイトで爆食HPのリンクに、私のテラめし倶楽部とギャル曽根嬢のブログが同列で並んでいた。そんな恐れ多いこと・・・ いよいよ開店時刻の11時となる。 さぁーどうしようか?ビッグバーン盛?それとも・・・ 結局、ビッグバーン盛をチョイス。漢には避けて通れない時もありますから・・・ 開店すると、どこからともなくお客が沸いて出てきて、5分もたたないうちに満席。ホントすごい繁盛店だ。築72年の国宝級?建物のせいか、人が歩く度に座敷の畳が揺れる。大丈夫か? 他のお客の注文は、中盛(2玉)か大盛(3玉)がほとんどで、わずかに地球盛(4玉)がお一人いただけ。やはりビッグバーン盛は私だけだ。失敗すると恥ずかしいだろうなー。 ビッグバーン盛、上がったよ〜! 店主の威勢の良い声が、店内に響き渡る。 周りの客が一斉にこちらを見てるようだが、多分気のせいでしょう。 実物は写真で見るより、盛り具合が一段と大きく感じる。高さは15p以上はあり、今にも丼からこぼれそうな勢いだ。覚悟はしていたが、ここまでとは・・・ しかし頼んだからには、やるしかない!一通り写真を撮った後、食べ始める。 麺は細麺で、さながら冷麦か素麺のよう。うどんのような「らけ」の極太麺とは、正反対だ。つけ汁は、最初外にいた時醤油のキツイ匂いがしたので、もっと塩辛い味かと想像していたが、意外にもゴマがいっぱいで甘めの味噌味。私好みの味で微かな希望が沸いてきた。最初はツルツルと、勢い良く麺が喉を通っていく。 だが、次第に麺が喉を通りにくくなり、口の中で咀嚼する回数が増え出した。麺類全般に言えることだが、噛まずに飲み込むのが大食の基本。噛む回数が増えると、脳の満腹中枢に信号が届き急激に食欲が奪われるからだ。 また最初暖かかったつけ汁が、大量の冷たい麺を入れているせいか、冷めて薄味になってきた。これも完食への障害になる。そこで、つけ汁のお替りをお願いする。ビッグバーン盛以上は、1回だけつけ汁のお替りができるのだ。 3分の2を過ぎた辺りから、急激に箸が鈍る。脳から満腹指令が出ているようだ。 (ここはガマン、ガマン!) この苦しさを耐え切れば、また楽になるはずだから・・・ その思い通り、しばらくして一番のピークが過ぎ去り、幾分楽になってきた。ここからラストスパートをかけ、格闘26分。見事ビッグバーン盛を完食。 お店の人も、完食できるとは思っていなかったみたいで、少々驚いていた。 腹具合は8分目強といったところだったので、もしかしたら次回はブラックホール盛(10玉)にチャレンジできるかも? 多分やりませんが・・・(爆) |
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詳細は、マーチでGO!GO! テラめしクエスト でも紹介しています。 |
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お店DATA | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
「梅もと」 東京都豊島区雑司ヶ谷3-7-10 03-3971-3858 営業時間/(月〜土)11:00〜21:00 (日・祝)11:00〜18:00 ※8月は11:00〜18:00 定休日/お盆(8/13〜15)・年末年始(12/29〜1/4) 駐車場/なし ※近くにコインパーキング有 |