テラめし倶楽部

 ■バトル375 観戦者 Counter
 「大黒部ダムカレー鬼増し」 2009.9.27・対戦
 豚料理専門店 豚のさんぽ(長野県大町市) 1,680円
大黒部ダムカレー鬼増し(1,680円)
11時に豚のさんぽに到着。1番乗りと思いきや、先客が並んでいた。 開店前で、”せっせと仕度中”の看板。
 3週間前の出来事を覚えているだろうか?


 織田信長 大黒部ダムカレーをお願いします。」
  『すみません、ご飯が切れてしまいまして・・・』

 なんですと―――― 


 源頼朝飽食万歳殿から大黒部ダムカレーの情報を頂き、越前(福井)よりはるばる300qやってきたのだが、到着が遅かったせいかご飯切れで食べれずじまい。仕方なくプランBこってり醤油ラーメン・野菜鬼増しとのバトルとなった。もっとも予想外の盛りっぷりで、充分満足だったのだが、やはり大黒部が食べられなかったことが、喉に引っかかった小骨の様にずっと気になっていた。

 織田信長 (よし!今度こそ大黒部ダムカレーに挑戦しよう!)

 今回は万全を期すべく、前日夕方にお店に電話。明日大黒部が可能か確認したところ、多分大丈夫という回答。一応材料をキープして置くが、出来るだけ早めに来て欲しいとのこと。開店は11時半からなので、開店1番乗りを目指して7時に自宅を出発。
 幸いなことに、今日は日曜日ETC土日割引で料金は上限1,000円である。ETC非装着のダボジーはお休みで、マーチで大町を目指す。

 道中、比較的空いていたこともあり、開店30分前の11時に信濃大町駅前に到着。隣接の公営駐車場に停め、向かいの豚のさんぽに向かう。さすがに1番乗りだろうと思いきや、既に1組開店を待っていた。開店を待っていると、少しずつお客が集まってきて、いつの間にか行列ができる。
 織田信長 (この中にも大黒部目当ての方がいるのだろうか?)

 こういう時は疑心暗鬼になり、全員が大黒部を注文するかの如く見えてくる。もっともそんなことはあり得ないのだが、不安を抱きながら、ようやく開店時刻を迎える。
 店内に入ると、偶然にも前回と同じカウンター席に案内される。なんか縁起的にはあまり芳しくないのだが、もし、今日もできないと言われたらどうしよう・・・

果たして、今回は大黒部ダムカレーにありつけるだろうか?

 織田信長 予約した者ですが、大黒部ダムできますか?」
  『大黒部ですか。チョッとお待ちください。』

 店員さんが厨房に確認を取りに行く。このしばしの間が、心臓に悪い。(ドキドキ)
  『はい、できます。大黒部ダムカレーでよろしいですね?』
 織田信長 「お願いします!」
 無事注文が通り、ホッとひと安心。他の客の注文に聞き耳を立てていると、ほとんどラーメンだった(笑)

前回”野菜鬼増し”は”こってり醤油”のみだったが、いつの間にか”大町二郎”のみに替わっていた。小皿とフォーク、ナイフ、スプーンが出てきた。そろそろ大黒部の登場が近いのかも・・・
 待つ間、メニューを眺めていると、或ることに気付く。前回訪問時は、ラーメンの野菜鬼増し”こってり醤油”のみだったのだが、この日はなぜか”大町二郎”のみに替わっていた。なんでだろう?両方とも可能なら、両方とも残せばいいのに。

 しばらくすると店員が、小皿とスプーン、フォーク、ナイフを運んでくる。どうやら大黒部の登場が近いのかも。

  『お待ちどうさま。大黒部ダムカレーです!』

ついに念願の大黒部ダムカレーとご対面。
付合せのサラダの量も、半端じゃないボリュームなんですが・・・(汗)3種類の部位を使ったほぐし肉もこんもり盛られている。

 (うぉぉぉ――― すげぇー)

 25cm四方ほどの巨大な角皿にこんもりと盛られたご飯。そしてその上に豚のさんぽ名物、伝説のとろとろ角煮丸ごと1本、どーんと鎮座している。
 織田信長 (ブログの画像より、全然ご飯が多いんですが・・・)

お店の公式ブログに掲載されていた大黒部ダムカレーの画像。これを信用すると、とんでもないことになります(笑)スプーンと比べて見ると、角煮のデカさがよく分かる。

 ブログの画像ではご飯の量は推定2合ぐらいにしか見えず、形状もアーチ型を描いているのだが、登場した大黒部ダムカレーはアーチ型というより溶岩ドーム。どう少なく見積もっても、5合(お茶碗約10杯分)ほどは優にある(滝汗)

 伝説の〜角煮全長20cm超。厚さも4cm以上あるが、これは想定内。だがルーに添えられたほぐし肉は思った以上に盛られている。
 さらに付合せのサラダが半端じゃないボリューム。画像の数倍はあるんですが・・・
 そして追い討ちをかける様に、ご飯にたっぷりかけられたガーリックチップ

 (愛情攻撃!?)

 見た瞬間、まさにそう思ってしまう。ある程度覚悟して臨んでいたのだが、想像以上の盛りっぷりに少し戦意を失いかけそう。こんなことなら、途中で朝飯、喰うんじゃなかった・・・

 気を取り直して、バトル開始。食べ始める前に、戦術を検討。
 大量のご飯と大量のお肉。どちらも難敵だが、後半のお肉は脂っぽさのせいで喉を通りにくいことが予想される。先に肉類を片付けて、ご飯は後半戦に回そう。

 まずはカレーをひと口。ラーメンのスープをベースにし、隠し味に二郎醤油を使ったルーは、あっさりした味で辛さも中辛。
 しかし角皿の深さがほとんどないため、ルーの量はご飯と比べて、滅茶苦茶アンバランス。ただし足りなければ、ルーを追加してもらえる。

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 続いて、メインの伝説のとろとろ角煮へ。ナイフで切り分けながら、賞味。二郎醤油でコトコト煮込まれた角煮は、まさにとろっとろ。口の中に入れると、脂身がさぁ〜っと溶けていく。まいう〜!
 ルーは後半のためセーブし、角煮とご飯を喉に詰めていく。ほぐし肉もとろとろで、添えられた白髪ネギのシャキシャキ感と相まって、無茶苦茶旨い。これ酒の肴にもいいかも。

 角煮を平らげ、ご飯も半分ぐらいに減らした辺りから、ペースダウン。味変のため、手付かずだったサラダに触手を伸ばす。小松菜のような葉菜の下には、ドレッシングで和えられたサラダ。千切りされたダイコンやニンジンのほか、セロリやハーブのような香味野菜も多数混じっている。
 基本的に野菜大好きの私だが、セロリなどの香味野菜はどうも苦手。加熱されたものならまだしも、だとあの苦い味NG。この苦さのせいで、ご飯がなかなかスムーズに飲み込めず、次第に水で流し込む回数が激増

 織田信長 (く、くるしい・・・)

 ルーはほとんどなくなり、追加しようかとも考えたが、終盤でのスパイシーさUPはかえって危険。ひと口またひと口と水でご飯を流し込む。

苦闘41分。なんとか完食する。会計をしようとすると、完食記念の写真を撮ってもらう。

 苦闘41分。最後のひと口を食べ終え、なんとか完食

  『おめでとうございます!完食者第1号です!』
 店員さんがかなり興奮気味に祝福してくれた。お店が混んできたので、息を整えたのち、お店を後にする。

 バトルから数日後、改めて公式ブログを覗いてみると、私のバトルことが既にアップされていた。”見事な食べっぷり”などと書いていただいたが、あの後本当にキツかったんですよ(笑)

 織田信長 (ふん、ふん、な、なに――?!

 完食された方専用料理長が次のカレーも考えてありました。

 豚のさんぽの名物は、「鬼増し」だけじゃありません!
 わすれちゃならないのが「裏メニュー」

 大黒部ダムカレーを完食した者のみが、オーダーする事ができる裏メニュー。

 その名も 

 「裏大黒部ダムカレー」 (1,680円)

 完食者に敬意を表し、価格はそのままで、内容パワーアップ!

 はたしてこのカレーがオーダーされる日はあるのでしょうか?


 これって、お店からの挑戦状なんだよな? どうしよう・・・(苦笑)

 おまけ


ボリューム ★★★★★
★★★★★
インパクト ★★★★★
料金 ★★★★★
お店の印象 ★★★★★
テラめし度 94テラ
所要タイム 41分・勝ち
難易度 極悪凶暴

 お店DATA 
 「豚料理専門店 豚のさんぽ」

 長野県大町市仁科町3168-8 (JR信濃大町駅前)
 0261-85-0129
 営業時間/11:30〜14:00 18:00〜26:00(居酒屋time)
 定休日/無休
 駐車場/なし ※付近に公営駐車場あり
 公式HP/ http://www.buta3.jp/
 公式BLOG/ http://butanosanpo.naganoblog.jp/
 地図
 ※営業時間・定休日は変更されている場合があります。
「豚料理専門店 豚のさんぽ」  住所/長野県大町市仁科町3168-8 電話/0261-85-0129 営業時間/11:30〜14:00 18:00〜26:00(居酒屋time) 定休日/無休 駐車場/なし