第2回 東北ツーリング(2004.05.02〜05.05)

 2日目:絶景!象潟と鳥海山
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 2004年5月3日(月・) 晴れ
 旅の目的

 5月に入ったとはいえ、テントでの一夜は結構寒かった。元来暑がりの私だが、深夜の寒さに何度も目が覚めた。三石・平良さんと互いの旅の安全を交わし、9時キャンプ場を出発。

 さて今回の旅の目的は、前にも触れたように東北の秘湯温泉巡りで、事前に色々ピックアップしていた。

 青森県黄金崎不老不死(こがねざきふろうふし)温泉、酸ケ湯(すかゆ)温泉
 秋田県大湯(おおゆ)温泉、鶴の湯(つるのゆ)温泉
 岩手県網張(あみはり)温泉、夏油(げとう)温泉
 宮城県吹上(ふきあげ)温泉、鳴子(なるこ)温泉
 山形県銀山(ぎんざん)温泉、上山(かみのやま)温泉

 その中でも一番のメインは、秋田県の山形・宮城県境近い湯沢市にある川原毛大湯滝(かわらげおおゆたき)である。滝が温泉という、いわゆる本州版カムイワッカで、迫力はこちらの方があるとの噂である。

 青森は日程的に少し難しいかもしれないが、まずはできるだけへ行き、そこから南下してくるのが今回のプランである。このため今日は、少なくとも鶴の湯温泉(乳頭温泉郷)がある秋田県の田沢湖町までは行こう!
 
 
 鳥海山
残雪の残る鳥海山。

 山形・秋田両県にまたがる標高2236m、アスピーテ型火山鳥海山。山腹にはまだ残雪があり、春スキーが楽しめるそうだ。山形県側から秋田県側まで山腹を走る鳥海ブルーラインからの眺めは絶景らしく、雪の回廊も見られるとのことで是非とも走りたかったが、分岐を通り過ぎてしまい今回残念ながら走ることはできなかった。いつか必ず走ろう!
 
 
 絶景かな象潟
道の駅の展望台から象潟の風景を望む。
芭蕉になってみました。
 15時、象潟(きさかた)町の道の駅”象潟ねむの丘”に到着。ここ象潟は、1689年(元禄2年)松尾芭蕉奥の細道紀行の際に訪れたことで有名で、当時は八十八潟、九十九島と呼ばれ、 ”俤松嶋にかよひて、又異なり。松嶋は笑ふが如く、象潟はうらむがごとし。寂しさに悲しみをくはへて、地勢魂をなやますに似たり”と芭蕉が記したように、宮城の松島と並ぶ風向明媚な遠浅の入り海であったが、1804年(文化元年)大地震によって海岸線が約2.4mも隆起し、陸地となってしまったそうだ。

 周囲に見える松の小丘は、かつての島の名残りであり、田植えの時期、水田一面に水が張られると、さながら海面に浮かぶ小島のように、往時の景色を偲ぶことができるそうだ。
 芭蕉の句で当時を思い馳せることにしよう。

 ”象潟や 雨に西施が ねぶの花”

 
 
 日本一大きな小学生?
玉こんにゃくをほおばるマエダンゴ。
 休憩で立ち寄った道の駅”東由利黄桜の里”で見つけた玉こんにゃく(100円)。この地方の特産らしくダンゴの様に丸いコンニャクを醤油で煮てある。結構美味い!この道の駅は一風変わっていて、ショッピングセンターが併設されている。

 道の駅の向かい側の丘の上にある、小学校の体育館の壁に描かれた巨大な絵にビックリ!
 山を飛び越えるなんて、日本一大きな跳び箱をする小学生だ!
山を飛び越える小学生発見!
 
 
 六郷湧水群

 六郷町に到着したのは、午後5時半を回っていたが、日本名水100選のひとつ、六郷湧水群を少し見学。ここには約30箇所の清水があるそうで、まずは側清水を見学。

 次に向かったのがニテコ(仁手古)清水。奥の建物で飲むことができる。隣にこの湧水を利用するのか、サイダー工場があった。

側清水。
ニテコ清水。 甘くて美味しい。
 
 
 田沢湖ユースホステル

 角館を抜ける頃には、すっかり陽も暮れており、本日の宿、田沢湖YHに到着したのは、7時を回っていた。この宿は3年前の東北ツーリングの際にも利用したが、ほとんど変わっていなかった。

 この日の夕食の献立は、鮭のホイル蒸し肉と野菜のホイル焼き山菜和え物ワタリガニの味噌汁等。これで1,000円はお値打ちだ。

田沢湖YHの夕食。
この日の走行距離:348q

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