第1回 中国ツーリング(2005.05.03〜05.06)

 4日目:絶品!かつめし
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 あいにくの雨
夢さき夢のさと農業公園キャンプ場  5時30分激しい雨音で目が覚める。天気予報では昨夜遅くから雨ということだったが、予報どおりの雨。しばらく様子をみるが雨足はひどくなるばかり。今日は休暇最終日なので、意を決して出発することに。結局管理人の方は見えずじまいで、宿泊代(500円)はタダに。ラッキー!
 今日は、姫路に向かい、日本一周の際見れなかった姫路城を見て帰る予定だ。姫路に向かう県道67はラッシュ時に重なったこともあり、渋滞。雨の中慣れない道なので、慎重に進んでいく。

 
 
 国宝姫路城T
世界遺産の国宝姫路城  姫路市内で朝食を済ませた後、8時世界文化遺産に登録されている国宝姫路城到着。
 城の回りは公園になっていて、通学を急ぐサラリーマンや女子学生の自転車が通っていく。雨に濡れたつつじがキレイで、堀からは白鳥やウシガエルの鳴き声が、叙情をかき立てる。いつの間にか雨は上がっていた。


 開城は9時からで、しばし正門前で待つ。門の近くには昭和の大修復の際に取り替えられた天守閣の心柱(西大柱)が展示してあった。直径1mの長大な柱で、これ2本で大天守を支えている。

 ドン!ドン!ドン!

 開門時刻の9時、太鼓の合図とともに門が開く。なんか登城する武士のようだ。

姫路城菱の門
 
 
 国宝姫路城U
二の丸から大天守・小天守を望む  順路に従い場内を見学。秀吉時代の名残りといわれる油壁や貧しい老婆が築城に際し石臼を寄付したと呼ばれる姥が石、千姫ゆかりの西の丸などを見学。瓦の唐草には修理を施した歴代城主の家紋が彫られており、中にはクロス(十字架)の紋もあった。いよいよ本丸の大天守へ。
 池田輝政が造営した5層7階の大天守は、本当にでかい!連立する3つの小天守との壮麗なる姿はまさに白鷺城の名に相応しい。
 内部には歴代の城主たちの鎧兜や武具、絵巻、調度品などが展示してある。急勾配の階段を登り、最上階7階からは姫路市内が一望。天気の良い日には瀬戸内海の島々も眺められるそうだ。
 また城内には播州皿屋敷で有名なお菊井戸もあった。姫路城にあるとは全く知らなかったなぁ。
 博物館マニアの私は長居してしまい、出口に着いた際には2時間近く経っていた。これだけ見どころがいっぱいあって入場料600円は絶対安い!1,000円取っても良いぐらいだ。
 
 
 かつめし

 姫路城を出る頃、再び雨が降り出した。ダボジーの生まれ故郷、明石川崎重工業にも寄りたかったが、家路につくことにする。しかし、1箇所だけ寄りたいところがあり、姫路の隣の加古川へ向かう。

 加古川に向かったのは、加古川名物の”かつめし”を食べるためである。ごはんの上にカツをのせ、その上にデミグラソースをかけたもので、起源は今はなき”いろは食堂”で、繁忙の際お皿が足りなくなり、カツランチのカツをご飯にのせてことに由来するらしい。我が福井県のソースカツ丼の親戚みたいなもので、これは食べねばなるまい。

加古川名物パラーディオの”かつめし”

 ネットで検索して、かつめしのHPを開いているタカさんのオススメ情報を参考に、パラーディオに決定。このパラ-ディオは前述のいろは食堂の味を継承しているらしい。住所はネットで控えておいていたが、マップルの地図ではイマイチ判らない。仕方なく道行く人に聞くことにする。おばさんやお年寄りに聞いても知らなさそうなので、男性それもサラリーマン風の人に聞こうとするが、雨なのであまり歩いている人がいない。ようやくそれらしき男性を見つけ、

私:「かつめしのお店で、パラーディオってお店へ行くにはどうすればよいでしょうか?」
男性:『パラーディオ?知らないなぁ。』
私:「溝の口というところにあるらしいんですけど・・・」
男性:『溝の口ならこの先二つ目の信号を左に曲がったところだけど。』
私:「たしか、ナンとか湯という銭湯の近くらしいですが・・・」
男性:『千代の湯のことかな?そう言えば前になんかお店があったなぁ。あの店パラーディオっていうのか。』
私:「ありがとうございます」

 この男性のお陰で無事パラーディオを発見! お店の外観はすごく洒落ている。中は少し薄暗く、ロウソクの灯りがムードある雰囲気で、充分デートに使えるオシャレな雰囲気である。そんなお店の中、全身カッパに身を包み、ヘルメットと荷物をもった怪しげな男が一人入っていったので、チョッと浮いているような感じ。

 メニューを見て、豚かつめし大盛(1,130円)を注文。ここにはジューシーな牛モモ肉を使った牛かつめし(1,180円)もあった。ランチ時ということもあって店内は繁盛していた。待つこと約10分。お待ちかねのかつめしが運ばれてきた。秘伝の味のデミグラスソースがたっぷりとかかったかつめし。味はレストランのカツレツのようだが、どこか懐かしい味がする。噛むと肉汁が溢れるカツとソースが相まって絶妙のハーモニーを奏でる。付け合せの茹でキャベツも箸休めにちょうど良い。ただソースがあるので箸で食べるのは少し食べづらかった。
 あっと言う間に大盛を平らげたが、大食漢の私には若干物足りない。牛かつめしもと思ったが、食べ過ぎると眠くなるので、今回は腹8分目にしておくことに。

 参考までに”かつめし”のことなら、下記HPがオススメ。とても参考になりました。
 
タカのホームページ  http://www.bb.banban.jp/taka/

 また福井のソースカツ丼のことなら、下記へどうぞ。
 福井ツーリングネット ソースカツ丼食べねま!
 
http://www.geocities.jp/zzr_1100c22004/

 
 
 家路へ

 パラーディオを出てもまだ雨が降っている。再びカッパを装着し、午後1時出発。第二神明道路に入るが、雨足が強いので明石SAにピットイン。お土産もまだ買っていなかったので、ここで買うことに。家族には明石名物タコのわさび漬け。会社にはお菓子。雨が降っているので濡れないようにトランクに入る大きさのものを購入した。休憩していると1台のバイクがやってきた。岡山の学生さんで信州ツーリングの帰りだとのこと。しばしツーリング談議した後、再び出発。

 帰りは雨も降っており、高速を使うことにする。このまま阪神高速・名神・北陸道と行くのが普通だが、交通量も多いので舞鶴若狭自動車道経由で帰ることにする。篠山付近まで雨が降っており、体力を消耗しながらの走行となる。疲れたら燃料補給ということで、給油がてら西紀SAでカツ丼を食す。

 終点の小浜西ICに着く頃には、雨はやんでいた。しかし低気圧への吹き戻しの風のせいか、風がものすごく強く、巨体のダボジーもろとも右へ左へと振られ、スピードダウンを余儀なくされる。その後休憩をとりつつも午後8時、帰宅。今回は大きなトラブルに遭うこともなく無事旅を終えることができた。

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