第1回 中国ツーリング(2005.05.03〜05.06)

 3日目:コナンとガンダムと混浴と・・・
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 キャンプ場にて

 6時起床。昨晩も寒さからか2回ほど目が覚める。テントから出ると大内さんは既に撤収して出発していた。早いなぁ〜。軽く?朝食を済ませ、テントを撤収。川崎ナンバーのXL1000Vバラデロの方としばし談笑し、7時40分に出発。

 
 
 コナンの街
JR由良駅前広場にあるコナンのブロンズ像 由良川にかかる”コナン大橋” 道の駅大栄にあるシャーロックホームズ姿のコナン像
大栄町立図書館エントランスにある工藤新一のブロンズ像
 R9を西へ進み、大栄町へ。ここは「名探偵コナン」の作者青山剛昌さんの出身地で、町の至るところで、コナン君に出会える。実はコナンについては、数回TVで見ただけで、取り立ててファンということでもない。(未だにナゼ工藤新一がコナンになったのか知らない有様です)
 また道の駅大栄は、我々ライダーが日頃お世話になっている道の駅の認定第1号だそうだ。売店では町の特産の
スイカ(チョッと時期尚早だが・・・)と長イモが売られていた。レストランの朝食バイキング480円というポスターに惹かれ、二度目の朝飯。長イモのとろろが食べ放題で大満足。久しぶりに?モトをとった感じがする。
全国道の駅認定第1号 道の駅大栄
 
 
 大山
伯耆の大シイ(スダシイ)  大山に向かう県道238沿い、琴浦町宮場の春日神社境内にある伯耆の大シイ。国の天然記念物新日本名木100選にも選ばれているこのスダシイは、樹齢1,000年、幹廻11.3m、樹高15m、枝張東西30m南北22mで、島根県八雲村の志多備神社のスダシイとともに、シイで日本一の大きさを誇る。

 辺りにはのどかな農村風景が広がり、クルマもほとんど通らない。はるか大山を望みながら、しばし佇む。
「田植えの風景、蛙の鳴き声、小鳥のさえずり、風の音」 ここにはゆったりとした時間が流れていた。

 地蔵峠からは、伯耆富士の別名を持つ大山(1,729m)がクッキリと見ることができ、山肌には僅かながら残雪も見受けられた。

 新小屋峠から蒜山大山スカイラインへ。木立の中ハイスピードランを楽しむ。蒜山(ひるぜん)高原はその昔湖だったと言われ、今では緑の牧草地にジャージー牛が放牧されている。

地蔵峠から望む日本100名山の一つ、伯耆富士こと大山
 
 
 ビバ!混浴
湯原温泉 砂湯

 昨日キャンプ場で知り合った人から聞いた情報で、湯原温泉へ。情報とは湯原ダムの真下に”砂湯”という無料混浴露天風呂があるとのこと。混浴って言ってもなぁ〜と思っていると、『水着着用不可なので、女性も・・・』ということで、私の気持ちはすぐ決まった。
 行くっ!行くしかない!

 全国露天風呂番付西の横綱に格付けされている砂湯。湯原ダムがドっドーンとそそり立っている。あれが決壊するとこの温泉は・・・。
 『俺がこのダムを守るんだ!』
 思わず”ホワイトアウト”ごっこしてしまいそう。

 しかし湯舟には男性ばかりで、女性の姿などない。近くまでは来るのだが、水着着用禁止の看板を見て、みんな眺めて引換えして行くのだ。待つこと20分。そろそろのぼせ始め、諦めようとしたその矢先、遠巻きに眺めていた一組のカップルがやってきた。

 (♀:ヤダ、どうしよう?水着禁止だって。私は恥ずかしいわ。)
 (♂:でも、せっかく来たのだから。入ろうよ。)
 (♀:で、でも・・・)
 (♂:バスタオルで隠しながら入れば大丈夫だよ!入ろっ!)

 などという会話があったかどうかは定かではないが、意を決して更衣室へ。

 ブラボー!貴方の勇気ある行動に心から拍手を!

 がぜん、湯舟付近の男性陣の目つきが慌しくなってきた。みんな見ない振りして、チラチラと視線を送っていた。

 
 
 ♪燃え上がれ、燃え上がれ、ガンダム〜
道の駅久米の里の1/3スケールの巨大ガンダム  目の保養?を堪能して湯原温泉を後にし、津山方面に向かう。
 途中立ち寄ったのが、合併して津山市になった旧久米町にある道の駅”久米の里”。ここに寄ったのは、ツーリング情報誌などで有名な巨大なガンダムを是非見てみたかったからだ。
 で、でかっ!
 デカイとは聞いていたが、ここまで巨大だとは。実物の1/3のスケール(もっとも実物はないが・・・)らしく、ほんと人が乗れそうだ。ハリボテかと思っていたが、中には油圧系やモーターなども装備されていて、動力をつければ動くハズらしい。これを一人の青年が作ったと知ってますますビックリ!
 しばし感じ入って見惚れていると、後ろから私の名を呼ぶ声が。振り返ってみると昨日一緒だった大内さんだ。彼は三朝温泉に寄ってきたそうだ。
 
R181で津山市中心部にさしかかる。中国山地の中なのでもっと田舎かと思っていたが、福井よりずっと都会でビックリ!(津山の方、ゴメンなさい)
 
 
 ホルモンうどん
 お腹が空いてきたので、R179で兵庫県佐用町へ向かう。ここの名物ホルモンうどんは最近人気が出ていて、是非食べてみたかった。

 何処にしようかと思いとりあえず佐用駅へ。有名なのは”お多福”という店らしいが、食いしん坊の嗅覚から駅前にある
ジュージューというお店に。
 フクロウの置物がビッシリ置かれた店内は、一昔前の飲み屋という雰囲気。でもこういう店の方が美味いんだよなぁ。


佐用町のJR姫新線佐用駅前にある”ジュージュー”のホルモンうどん
 ホルモン焼うどん(850円)を注文し、うどん玉を2玉(+100円)にしてもらう。
 醤油ベースの特製タレの香ばしい匂いが食欲をそそる。ビールでキュっといきたいところだが、麦茶でガマン。歯ごたえのあるホルモンとボリュームある焼うどんをハフハフ言いながら食べる。まさに絶品だ!

 
 
 武蔵の里
武蔵の里五輪坊にある青年期の宮本武蔵像。二天一流と呼ばれる二刀を構えた武蔵は迫力がある。ちなみにこの像の制作費は1億円らしい。 武蔵生家跡。現在は武蔵の叔父武助の子孫が住んでいる。 智頭急行「宮本武蔵駅」にある武蔵・お通・又八の子供時代の像。
 時刻は15時30分を回り、そろそろ今日のネグラのことも考えなければならないが、その前にもう1箇所立ち寄ることにし、兵庫県との県境に近い岡山県美作市の大原(旧大原町)へ。ここは剣豪宮本武蔵生誕の地と言われている。諸説あるが吉川英治の小説「宮本武蔵」がここ大原町を生誕地としたため、一躍有名になったそうだ。ちなみに巌流島の決闘で戦った佐々木小次郎は、我が福井県の今立町出身とされる。
 武蔵の里付近には武蔵資料館武蔵生家跡武蔵神社などがあり、若き日の武蔵の足跡に触れることができる。また近くにある武蔵武道館は、武蔵の作った刀の鍔(なまこすかしつば)をモチーフにした独特な外観で、今年の国体剣道(少年男女)競技会場でもある。中・高と剣道をしていた私(一応有段者)にとっては、見どころの多い訪問であった。
 
 
 ひとりぼっちのキャンプ

 17時近くとなり、今夜の宿営地を探すことに。最終日の明日は姫路方面に向かいたいので、兵庫県夢前(ゆめさき)町夢さき夢のさと農業公園キャンプ場(500円)に決定。途中宍粟(しそう)市の一宮で軽く腹ごしらえを済ませ、19時キャンプ場到着。

 しかしGW最終日のせいか、誰もいない。管理人もおらず、仕方なく勝手に宿営することに。照明がほとんどないので、灯りのあるトイレ近くにテントを張った。
 ローソクを照明代わりにビールをあおるが、ほんと寂しく不安になる。軽く飲んだ後さっさと眠る。

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