第5回 北海道ツーリング(2005.8.12〜8.19)

6日目:もう食べれましぇん!
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 8月17日(水) 晴れ時々曇り・小雨
 落石岬
落石漁港越しに岬方面を望む。 バイクはここで下車して、片道約1.4q。 湿地帯保護のため、途中から木道を歩く。木道は地面から約1.5mぐらいの高さを延々1q近く真っ直ぐ伸びている。 ミズゴケに覆われた湿地帯に、珍しい植物類が生えている。
まさに地の果てを思わせる落石岬。 サカイツツジが自生しており、この地が南限とされる。国の天然記念物。
アカエゾマツの林の中にはミズバショウが群生。強大なチンゲンサイに見えたのは私だけ?
幅60cmぐらいなので、すれ違う際は要注意。
赤白2色の落石岬灯台 一面フカフカの緑の絨毯を敷き詰めた世界が広がる。 岬に近づくと、小さな虫がたくさん寄ってくる。
 厚床から道道142の林間を抜けて落石岬へ到着。湿地帯の上に作られた橋のような木道は真っ直ぐ1q近く伸びている。駐車場から岬までは、徒歩で片道20分ぐらい。
 岬には灯台が1基あるだけで、あとは緑の絨毯が広がっている。太平洋にストンと落ちた断崖は、まさに落石岬の名に相応しい。荒涼感漂う雰囲気は、観光地化されてしまっている納沙布岬より地の果てを感じさせてくれる。
 
 
 北太平洋シーサイドロード
 言葉はいりません!道道142号線、通称北太平洋シーサイドラインは、北海道へ来たら是非、走って欲しい道のひとつです。
左手に太平洋を見ながらの快適クルージング。交通量も少ない。 宗谷丘陵を思い起こさせる風景。
夏の道東らしく、少し雲が多かった。 是非、根室側から走った方がいいです。
 
 
 霧多布岬
霧多布(湯沸)岬展望台 展望台にあるカニの写真看板。 もともとは半島だったが、1961年のチリ地震によって砂洲が削られてしまい、島になってしまったそうだ。
この霧多布に来たら、飲みたい小松牛乳(100円)。展望台の売店でおばちゃん特製の「あげじゃが(200円」。ほくほくして美味しい。 霧多布岬灯台。駐車場より徒歩10分。時間がなかったので今回はパス。
 道道142から霧多布大橋を渡ると霧多布(湯沸)岬へ。その前にしまった砂浜を走れる”なぎさのドライブウェイ”を走りたかったが、入口がわからなかった。残念。
 霧多布岬はもともと砂洲でつながった半島だったのが、1961年のチリ地震によって砂洲が切り取られて現在はになっている。その名のとおりの多い場所らしいが、この日は霧もなく太平洋に突き出た岬を見ることができた。
同じく霧多布にあるアゼチ岬。こちら売店もなくチョッと寂しげだった。 琵琶瀬展望台から望む霧多布湿原。
 アゼチ岬の沖合いに浮かぶテーブル状の島は、嶮暮帰(けんぼっけ)。ムツゴロウこと畑正憲さんが最初にムツゴロウ王国を開いたところで、現在は無人島。
 琵琶瀬展望台から見る霧多布湿原はまさに雄大そのもの。パノラマ写真でお見せできなくて残念!地図では判らない自然の様子が、ハッキリ感じとることができた。
 
 
 カキ弁当
 13時30分を回りお腹も空いてきた。今日の昼飯はもう決まっている。JR厚岸(あっけし)駅の駅弁、かきめし弁当だ!景色を楽しむのもソコソコに厚岸へGO!
かきめし弁当(950円)  駅の売店では売切れだったが、向かいの氏家販売所で製造・販売している。 だし汁が染み込んだゴハンは、1粒たりとも残せない。
 駅前には広場もあり、ベンチでいただくことができるが、がっつく私の胃袋のせいか、早速道端に座り込んでいただく。
 プリプリのカキが3個、他につぶ貝、しじみ、しいたけ、ひじき、ふき、のりなどがのった素朴な炊き込みご飯。各具材とも味が染みていて美味しい。それ以上にだし汁が染み渡ったゴハンは、何とも言えない絶妙の味付け。ほんと、ゴハン粒1粒まで残したくない美味さでした。950円も納得!
 
 
 スペシャルライスT
 厚岸から一路R44を西へ進む。この道はシカの飛び出しが多いらしく、あちこちに「鹿飛び出し注意!」の看板。スピードを押さえ気味進む。それが功を奏したのか、途中2回ネズミ捕りの罠を免れることができた。
 15時30分、釧路市に入る。今回釧路で是非寄りたかったお店があったので、住所を頼りに探す。
スパゲッティと定食のお店「カフェレスト63」。釧路自動車学校の近く。  そのお店とは、昨年ある雑誌で偶然見つけたカフェレスト63というレストラン喫茶。スパゲティと定食がオススメで、スペシャルライス(750円)は完食困難という情報を聞きつけ、大食漢のオイラは黙っちゃいられない!
 お店は割りとすんなり見つけることができた。時間外れのせいか、お客は2組しかいなかった。
 メニューを見て、当然スペシャルライス(T)を注文。「大盛にして下さい。」 一瞬店員の目つきが変わったが、無事オーダーが通った。後にして思えば・・・・
こいつがスペシャルライス(T)大盛(850円)だぁ〜! (U)はミートソースになる。 『お待たせしました!』

 ド、ドーンと巨大な料理が目の前に運ばれてきた。

(おいおい、反則だろう!こんなのありかよ〜。)

 皿からはみ出んばかりに盛られたナポリタン生姜焼き丼。 どう見ても、スパゲティは3人前、ごはんに至っては2合はありそうだ。

(さっき目つきが変わったのは、こういうことか・・・)

 厨房の奥からはシェフが、『喰えるもんなら、喰ってみやがれ!』というような視線を送っているように感じた。
食べても、食べても、なかなか減らない。 やっと丼完食。まだスパがこんなに・・・ プロ?の意地にかけて、なんとか完食。もう動けましぇ〜ん!
                     ↑ 
 この頃がいちばん苦しい。もう止めようと何度も思いながら、水で流し込むだけ。女性店員が何度もお水を入れに来てくれた。

 「カフェレスト63」
 釧路市芦野5-1-6 0154-37-4195 11:00〜21:30 木曜定休

 本当はこの後、同様にボリュームある料理が評判の「たいき」(釧路市光洋町13-19)やスープカレーが美味しいと評判の「カレーや黒魔術」(釧路市浦見町7-1-2)にも寄るつもりだったが、もう食べれましぇ〜ん!次回にすることに。

300本ボーリング。並べるだけでも大変そうだ。  食後の運動に・・・と、イオン釧路昭和店(釧路市昭和中央4-18-1)内にあるXボウル釧路へ。ナゼここに来たかというと、ネットで北海道の面白スポットを検索していた時に見つけた、”300本ボーリング”なるものにチャレンジするため。
 その名のとおり、レーンに300本のピンを並べて、一回だけ(300円)の挑戦で何本倒れるかを競うものだ。「これは話のネタに是非とも!」と来たのだが、フロントで、『この企画は終了しました。』とのこと。残念!
 
 
 大正カニの家
実際に着いたのは、陽もとっぷり暮れた19時30分過ぎ。 帯広市営の無料のライダーハウス、大正カニの家。  時刻は17時30分。釧路で泊まっても良かったのだが、100q先の帯広市の大正カニの家に向かうことに。
この日はライダーが30人ぐらいいた。
 R38浦幌パーキングで休憩する頃には、陽も暮れていた。豊頃町でショートカットするため、道道62号に入る。外灯もない真っ暗闇を走っていると、前方から虫がヘッドライトめがけて、バンバン飛んでくる。あっと言う間にシールドが潰れた虫で見にくくなった。

 午後7時30分、2年振りの大正カニの家に到着。どうやら点呼はまだのようだ。ここでは、沈没してしまう輩や、クルマで利用するものを排除するため、点呼があり免許証等の提示をしなければならない。

 点呼後、3人組のライダーと一緒に宴会する。とは言ってもまだスペシャルライスが胃袋の中でうごめいており、ビールを飲むのがやっとだった。(笑)

 神戸から来ている3人組は、話を聞くと私と同じフェリーでやってきたとの事。
 もっと話していくうちに、小樽到着の翌日、3日目は同じ糠平温泉湯元館に泊まっていたとのこと。何たる偶然だ。しかし偶然はこれだけではなかった

 4日目も、同じく呼人浦キャンプ場泊。
 5日目は、中標津緑ヶ丘森林公園とは1キロも離れていないRH泊。
 6日目の今日、こうしてまた同じ場所に宿泊。

 道東を回っていれば同じ場所で出くわすことは珍しくないが、全く異なるルートを使って、こうまで一緒になるのは本当に偶然とは言えすごい!すっかり意気投合して、消灯まで語り明かしてしまった。

走行距離:376q

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