2006春 広島ツーリング
 2006年3月21日(火・) 晴れのち曇り一時雨
 1日目:呉・大和ミュージアム
 
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 いざ広島へ
 今回の行先は広島。主な目的は映画「男たちの大和」のために造られた実物大のロケセットを観るためだ。このロケセット、昨年7月から公開されていて、予定では今月末で公開終了だったが、好評につきGWの5月7日まで延長された。
 GWに行っても良かったのだが、大混雑が予想されるので早めに行くことにする。さすがに日帰りではキツイので、月イチの連休のこの日となった。
 当然映画を観ずしてセットを見ても、感動が少ないと思い、公開終了間近に慌てて映画館へ。予習も万全だ!

 今回、今年初めてのロングツーリング。天気が心配だったが、初日は晴れのち曇り、2日目は曇りのち雨の予報。2日間とも絶好のツーリング日和は望めそうにないが、これを逃すと連休は4月後半までない。意を決して予定通り決行することにした。

 広島は学生時代を過ごした街であり、卒業後もほぼ毎年訪れているので、地理感は全く問題ないが、名所とかお店となると10ウン年のギャップがあるので、イマイチ不安。
 そこでネット仲間で広島県在住の「もと」さんに教えを乞うことに。「もと」さんも呉方面のことはあまり詳しくないということで、同じく広島県在住の「ロータス78」さんを紹介していただく。
 お二人には掲示板やメールで、美味しい尾道ラーメンのお店やオススメの道、テント泊のできそうな公園などの情報を教えていただく。こういう時、ご当地情報を教えてくれるネット仲間はありがたい!
 
 
 バッテリーが・・・
 この前オイルは交換したが、バッテリーはそのままだった。深夜の出発となるので、万一エンジンがかからないといけないので、日昼自宅に戻りダボジーのエンジンをかけてみる。
 (プッ、ス・・・)
 弱々しくセルが回るだけで、エンジンはかからない。マーチからブースターで充電し、一応エンジンがかかったが、エンジンを切るとまたかからない。何度繰り返しても同じ調子。
 (やばい!) こんな状況じゃ、いつまた止まるか判らない。
防寒用に100均ショップで買ったハンドルカバーを装着。
道の駅河野付近の気温は7度。  出発まで数時間となった夕方、慌てて馴染みのショップに連絡。なんとか新品のバッテリーに交換してもらえた。予想外の出費で、福沢諭吉さんが飛んで行った。(悲)
 早朝出発しても良かったのだが、なるべくシタミチで行きたかったので、夜中の出発にする。西遊記の最終回放送に見入ってしまい、結局自宅を出発したのは23時だった。

 道の駅河野のある南越前町までは、それほど寒くなく、気温も7度。これぐらいなら大丈夫・・・

 
 
 寒いよ〜!
たまらず敦賀市疋田のコンビニで暖をとる。  と思いきや、敦賀市に入ると急激に寒くなってきた。

 寒っ!

 外気温は2度と5度も下がっている。どうやら寒気団に突入したみたいだ。
 雨は降っていなかったが、たまらずカッパを着込む。
 滋賀県に入っても気温は変わらず、2度前後。ハンドルカバーのおかげで、幾分か指先の冷たさは和らいでいるが、冷気が身体に突き刺さる。

 午前2時、京都府に入る。ここからは交通量が増え信号も多く、深夜とはいえ時間がかかることが予想されるので、京都東ICから名神高速を使うことに。

R161の滋賀県境。ここの気温は0度だった。
 
 
 西宮名塩SA(下り)
 高速に入ると、一段と寒さが堪えてきた。それもそのはず。速度が増すと、風当たりが強くなり、体感温度が外気温以上に低くなる。
 これは正直言ってヤバイ!早く休憩しないと。

 SAの表示はまだー?
 「西宮名塩SAまで25q」

 えっ、まだそんなにあるの〜!

 午前3時、兵庫県西宮名塩SAに到着。
中国道・西宮名塩SA(下り)
暖かいお茶で暖をとる。  SA施設内に入ると、外と比べて南国の暖かさ。ティーサービスのお茶で、手を温めながら暖をとる。
 (はぁ〜。生き返るぅ〜!)

 カップルの女性が、SA施設内に入るや否や、
 「寒いねー。この中」 とのたまう。

 (バカヤロー!てめ〜ら暖かいクルマに居ながら、文句言うんじゃねー)
 とココロの中で密かにつぶやく私。
 
 
 三木SA(下り)
山陽道・三木SA(下り)  給油を済ませ再び走り出すが、暖まった身体はみるみるうちに冷えていく。走り出して10分もしない内に、次の休憩先が気になりだす。

 (次の三木SAで休憩しようか?)
 (せめて2つ先の龍野西SAまで・・・)

 人並以上の脂肪という防寒着?を着込んでいて、寒さにかなり強い私だが、根性なく三木SAにピットイン。

売店の一画にあったグリコの復刻版コーナー。コロンが出来てもう40年以上経つそうだ。 ジャンボコロンやジャンボポッキーなども売られていた。
 一度暖かい場所に入ると、根が生えてしまい、再出発しようとする気持ちが急速に萎えてくる。
 時刻は5時近くと、一番気温が下がる時間帯。今から出ても、再び極寒地獄が待っている。
 またお腹が膨れて睡魔が誘惑しだし、ここでしばらく仮眠することにする。

すぺしゃるそば(680円)+ごはん大(150円)
 
 
 吉備SA(下り)
 2時間ほど仮眠し、7時三木SAを出発。日が昇り始めたせいか、気温は幾分上がってきた。
 高速を降りて、R2で進むことも考えたが、今日は呉まで行かねばならず、祝日ということもありシタミチは混雑が予想され、そのまま高速を利用する。

 8時30分、岡山県吉備SAに到着。急いでトイレへ向かう。寒い中走ると、やたらにトイレが近くなる。

日の出間もない三木SA。
山陽道・吉備SA(下り)。駐車場の一画に桃太郎の像があった。 レストランでは朝食バイキングをしていた。食べたいのをぐっとガマン。(笑)
 
 
 小谷SA(下り)
山陽道・小谷SA(下り)  気温が上がってきたせいか順調に進み、広島県入り。10時、西条IC手前の小谷SAで最後の休憩をする。
 台数は少ないが、ライダーの姿もチラホラ見かけるようになった。

 さすが呉や尾道に近いせいか、SA内には大和ロケセットや大和ミュージアムの案内ポスターが張ってあり、大和関連のお土産コーナーも盛況を博していた。
SA内に展示してあった戦艦大和の模型。 海軍カレーや大和ラムネといった大和便乗グッズもいっぱい売られていた。
 
 
 入船山
 西条ICで高速を降り、R375で呉を目指す。
 まずまずの天気ということもあり、行楽に向かうクルマが多く、なかなかスピードが上がらない。この付近は学生時代、夜な夜な用もないのにバイク(RX50)やクルマ(ミニカ)で走り回った道で、抜け道に回っても良かったのだが、20年近い歳月のせいか記憶がイマイチなので、ガマンして進むことにする。
 それでも三永水源地の藤棚二級峡など、次第に記憶の糸がほぐれて、徐々に想い出が蘇ってきた。
 驚いたのが、昔は峠道だったR185休山に、いつの間にかトンネルができていた。

 11時30分、呉に到着。大和ミュージアムに向かう前に、入船山へ。この地は呉の総氏神である亀山神社の鎮座地とされているそうだ。

 キレイに整備された坂道には、思わず笑ってしまうような、おかしくどこか愛らしいブロンズ像モニュメントが並んでいる。ここは日本の道100選にも選ばれている。
 なかでも一番目を引いたのが、走る童子と名付けられたこの像。なんで裸で走っているのだろう?

入船山記念館に続く道。歩道には楽しい表情のブロンズ像が並んでいる。
走る童子。裸の子供が壁から飛び出し、走りながら壁に消えてゆく。
呉市入船山記念館正門。ここから時計塔や番兵塔までは無料で見学できる。 日露戦争でバルチック艦隊を撃破した東郷平八郎元帥が、海軍大佐時代に住んでいた家の離れ座敷を移築復元した休憩所。
大砲の砲身 旧呉海軍工廠塔時計。
 坂の上にある呉市入船山記念館(200円)に立ち寄る。ここは明治19年(1886年)第2海軍区鎮守府がおかれ、明治25年(1892年)からは呉鎮守府長官官舎としても利用されたなど、軍港呉を語る上での貴重な史料として保存されている。




旧呉鎮守府司令長官官舎。
金唐紙が貼られた廊下の腰壁や客室の壁。  旧呉鎮守府司令長官官舎は、明治22年(1889年)、軍政会議所兼水交社として建てられ、正面の洋館部分と裏側の和館部分からなっている。洋館部は天然スレート(粘板岩)の魚鱗葺きの屋根と、白壁にゴシック風のハーフティンバーをあしらった英国ジョージ・アン様式となっており、国の重要文化財にも指定されている。
 また内部の壁や天井には、日本で数ヶ所しか現存しない金唐紙(きんからかみ)が使用されている。

 和館部分は旧呉鎮守府長官の居所として使われていたとされ、田の字形の間取りを中心に9つの座敷からなる。
 壁は土壁聚楽仕上げ漆喰仕上げで、聚楽には錆色、鶯色、土色が使われていた。

 建物内装や家具とも、西洋・和風の様々な様式がミックスした造りで、新米インテリアコーディネーターの私にとって、まさに勉強になる施設だった。

 
和館部縁側。壁は鶯色の聚楽仕上げ。

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