2006春 広島ツーリング 2006年3月21日(火・祝) 晴れのち曇り一時雨 1日目:呉・大和ミュージアム |
ページ TOPへ戻る ツーリングクラブ INDEXへ戻る |
大和ミュージアムT | |
12時15分、大和ミュージアムに到着。正式には呉市海事歴史科学館という。呉中央桟橋ターミナルの隣にあり、向かいには商業施設もあった。 ミュージアム前の広場には、ギリシャ神話の海神ポセイドン像や戦艦陸奥の主錨、41センチ主砲身、スクリューなどが展示されていた。 |
|
入口で入場券を購入。本来なら券売機で購入するのだが、先ほど入船山記念館に寄ったので、半券を提示し、100円引きの400円になる。 祝日ということもあって、館内はまずまずの混雑だが、身動きができないというほどでもなかった。 |
|
入口脇では、「男たちの大和」のメイキング映像が流れていた。 なおこれらは入場料なしでも見ることができる。 |
|
大和ミュージアムU | |
進んでいくと目の前に巨大な戦艦「大和」が出現。 「で、でけぇ〜」 思わず声が出る。10分の1の模型とはいえ、全長は26.3mもある。 艦橋部の高射砲や艦尾部のカタパルトやスクリューなど細部にわたって精密に造られており、下に降りて見ることもできる。 これは最早、模型の域を超えた芸術作品であろう。 |
|
大和ミュージアムV | |
大和ひろばから次に大型資料展示室に向かう。ここには第2次大戦時に活躍した旧日本海軍の兵器が展示してある。 九三式魚雷は、ワシントン条約で主力艦の数を抑えられた日本海軍がその打開策として開発した酸素魚雷。燃料酸化剤に純酸素を用いることで、大きく射程を伸ばすことを実現。また自己燃焼により航跡が減り、魚雷発見を遅らせることで、米軍を恐怖させたそうだ。 |
|
その横にあったのが、特攻兵器で有名な「回天」(十型試作型)。乗員定員1名で、敵艦に突入するいわゆる人間魚雷だ。 一型が約420基製造され、100名以上の搭乗員の命が失われたそうだ。しかもそのほとんどが20歳前後だったとされる。 愛する人を残し、死を覚悟して出撃する気持ちはどれほどつらかったことだろう。 黙祷。 |
|
展示室中央にドーンと展示したあったのが、日本が世界に誇る名機、ゼロ戦。正式名称零式艦上戦闘機六二型である。昭和15年(皇紀2600年)に海軍の制式機として採用され、機動性、装備、航続距離において当時世界最高水準の戦闘機であった。 私ぐらいの世代にとって、子供の頃の憧れの機体であり、私もよくプラモデルを作ったものである。 展示してある機体は、昭和20年8月6日に琵琶湖に不時着水したもので、昭和53年に引き揚げられたそうだ。 |
|
他にも世界初の有翼潜航艇である特殊潜航艇「海龍」や各種砲弾などが展示してあった。海龍は米軍のロケット弾(不発)を受け沈没したのを引き揚げたそうだが、その跡が生々しく残っていた。 これらを見て単にカッコイイとかスゴイと思うだけでなく、戦前の日本が、これ程までに優れた技術を持ちながら、なぜその使い道を誤ってしまったのかということを勉強して欲しい。 |
|
大和ミュージアムW | |
3階には2つの展示室がある。まずは「船をつくる技術」の展示室へ。 ここでは船を中心とした科学技術を体験・体感しながら、判り易く学習できる。 ウキウキドラムカン、ブロックゲーム、エアライド、パノラマサブマリンといった子供向けの施設があり、子供連れの入場者でいっぱいだった。 |
|
大和ミュージアムX | |
もう一つは「未来へ」という展示。入口で宇宙戦艦ヤマトのキャラクター、アナライザーが出迎えてくれる。そう、ここは宇宙開発という夢について、SFアニメの大御所、松本零士氏の世界を紹介している。 宇宙戦艦ヤマトは、子供時代テレビや映画で夢中になり、交響楽版や英語版のレコード(この頃CDなんてありませんでした。)まで買ったけ。コスモタイガーのテーマ曲が一番好きでした。 |
|
室内は照明を落として薄暗くなっており、幻想的な宇宙空間を表現している。 最近は大ヤマトとかいう新バージョンがビデオになっているみたいだが、もうさすがについていけません。(笑) |
|
大和ミュージアムY | |
一通り見学し、約1時間が経過。スーベニアショップに立ち寄ってみる。ここでも大和関連グッスが、所狭しと並べられている。 ポスター、カード、Tシャツ、プラモデルなど大和をデザインしたものから、焼酎、お菓子、カレーなど「箱のデザインが変わっただけで、どこが違うの?」と思うものまで様々。 シール2枚(280円)を記念に購入。 |
|
外へ出ると、どんよりした雲が立ち込め、今にも雨が降り出しそうな空模様。早めに次の目的地へ行こう! 駐輪場の一画に、BMWのサイドカーに繋がれた1匹のゴールデンレトリーバーを発見。おそらくオーナーはミュージアムを見学中なのだろうが、ワンちゃんは観光客相手に愛想を振りまいていた。 (ワン!僕も大和、観たいよ〜。) |
|