吉野山 |
吉野川(紀ノ川)にかかる吉野大橋を渡り、吉野山に到着。
日本一との声が高い吉野の桜は、シロヤマザクラを中心に約3万本。標高差が約600mあり、下千本と呼ばれる麓から、中千本、上千本、奥千本と山上に向けて、順に山肌を染めていく。
シーズン中の土日は、マイカー規制のため麓の駐車場より先へは、シャトルバスかケーブルカーでしか行けないが、平日は観光車道で山上まで行ける。
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吉野山・水分神社 |
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途中沿道には臨時駐車場が、この時ばかりと客引きしていた。しかし1台1,500円は高いよ〜!
中千本付近にさしかかるが、狭い道路にマイカー、バス、観光客が入り乱れてなかなか進まない。混雑を避けるため、とりあえず上千本に向かうことにする。上千本への道は、狭くて急な道だったが、観光客が歩く道とは別だったのと、一方の通行だったので、割とスムーズに進めた。奥千本はハイキングコースなのと見頃がまだ少し先だったこともあり、パスする。
13時、吉野水分(みくまり)神社に到着。
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主神は水の分配を司る天之水分大神で、境内は桃山様式の本殿や拝殿・楼門などからなる(入場無料)。
本殿や拝殿の虹梁・長押などには、彩色した華やかな彫刻が施されていた。
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吉野山・花矢倉展望台 |
続いて向かったのが、獅子尾坂を少し下ったところにある花矢倉展望台。ここは義経の忠臣、佐藤忠信がこの付近で頼朝勢の攻撃を防いだとも伝えられている。
近くの花見茶屋の駐車場にダボジーを停めると、なにやら大勢の人だかり。
(どれどれ?) 前の人を掻き分け最前列に進むと、
すげぇーー!
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眼下には上千本、中千本、下千本の桜や蔵王堂などが広がる。
回りの人々も、「キレイ!ここまで登ってきた甲斐があったね」と驚嘆の声を上げ、絶景をカメラに収めていた。スミマセン。私はダボジーで楽してます。(笑)
晴天時には、遠く金剛、葛城などの連山が眺望できるが、この日は黄砂のためか、霞んでいた。
またこの茶屋には観覧桟敷席(席料500円)があり、食事をいただきながら桜を堪能できる。
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吉野山・上千本 |
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ダボジーに跨り、坂を下っていく。
狭くて急な坂のため、車両は一方通行(9〜19時)だが、観光客は横に2列・3列と広がって歩いている。そればかりか傍若無人?な彼らは、後ろの車のことなどお構いなしに、時折後ろを振り返りもせずに歩みを変えてくる。
このためか、ノロノロ運転の車列が続き、半クラッチのしすぎで、すっかり手が痛くなった。
しかしこの見事な桜。私も歩いていたら、きっとフラフラしてしまうだろうな。(笑)
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吉野山・参道T |
中千本から下千本までは、尾根沿いに金峯山寺に続く参道で、ホコ天(9〜19時)となっている。
勝手神社付近まで行くことはできるが、混雑してダボジーが停められるかどうか不安だったので、桜本坊付近に停めて歩くことに。
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途中、道路横にある大きな駐車場になぜか観光客が出入りしている。後についていくと、先ほどまでいた上千本の布引桜や滝桜、中千本の相叶の桜といった桜群が一望。
上から見る桜も良いが、下から眺めるのもこれまた堪えられない。
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吉野山・参道U |
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坂をひたすら下って行き、ホコ天の入口に到着。付近にはバイクが数台停まっており、これなら下まで来るんだったと後悔するがもう遅い。帰りはあの坂を登るの〜?
ここからは道の両側に、黒壁・瓦葺きのお土産屋や旅館などが建ち並ぶ。
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中でもひと際目に止まったのは、うだつが立派な藤井薬坊さんの店先にある三本足のガマ。
足が3本、指が3本で、三・三のガマと呼ぶらしい。確か本能寺の変の際に、光秀の謀反を知らせるために鳴いたとされる蛙型香炉も、3本足だったっけ?
ちなみにガマの油で有名な筑波山のガマは、4本足に6本指なので、四・六のガマと呼ばれています。
ここは薬屋さんで、陀羅尼助丸(だらにすけがん)という漢方胃腸薬を販売している。
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