2006夏 お麺路ツーリング
 2006年8月15日(火) 晴れ
 
ページ TOPへ戻る
ツーリングクラブ INDEXへ戻る

 4日目:その@ デ、データが・・・
 
 ライダースイン中土佐→(K25・R56)→七子峠→(K41)マンガ神社(K19)四万十川源流部(沈下橋多数)→(R197)→道の駅ゆすはら(休憩)→(東津野城川林道)四国カルストハプニングB(写真データ消失!)(K383)(愛媛県)→地芳峠→(R440)福地蔵の湧水(R33)→三坂峠→松山市(給油)→松山道(松山IC)今治小松道(いよ小松JCT)今治小松道(今治湯ノ浦IC)(R196)→今治市
 
 四万十川源流付近
 昨夜は寝苦しく、何度も目が覚めてしまった。ハンディ扇風機はそこそこ頑張ってくれたのだが、日中暖められたアスファルトの熱が輻射され暑かった。
 今日は朝食も取らずにテント撤収し、7時30分に出発する。

 R56に戻り、七子峠からK41へ。中土佐町(旧大野見村)の吉野付近で、四万十川の上流部沿いを走るK19に入る。マンガ神社という看板に惹かれ、寄ってみることにする。山間の谷間にある小さな神社だった。

 四万十川もこの辺りにくると、源流に近いせいか、かなり川幅が狭くなっている。K19の道路脇に湧き出ている久万秋の湧水でしばし小休止。冷たくて美味しい水だ。ペットボトルに水を詰めていこう。

 川沿いを走っていると、いくつか沈下橋を見つけることができた。橋の上にダボジーを停めて、水面を眺めていると、時間が止まっているように感じる。
 
 
 ゴメンなさい
 ワインディングを楽しみながらブラインドコーナーを抜けると、突然目の前に1mはあろうかと思われる(アオダイショウ?)が、道路を横切っていた。通常なら避けられるのだが、この蛇、私が避けようとする方向にスピードアップして進んできたので、あっ、ダメと思った瞬間、前輪で踏みつけてしまった。
 バックミラー越しに後方の蛇の様子を見ると、体をよじりながらのた打ち回っていた。そりゃそうだろう。荷物を満載したダボジーは300s以上あり、私の体重を加えると軽く400sを超える。人間で言えば、ダンプに乗られたようなものだ。恐らく助からないだろうが、本当にゴメンなさい。化けて出てこないでね。(笑)
 
 
 四国カルストT
 R197に合流し、梼原町の道の駅ゆすはらで休憩した後、東津野城川林道へ。この道は今日のメインステージ、四国カルストへ通じる道だ。もっとも林道といってもキレイに舗装されており、高速ワインディングを楽しめる。どんどん標高を上げていき、10時15分四国カルストに到着。
 駐車場から今走ってきた道が続く山並みを見ていると、四国山地の真っ只中にいることが実感できる。これで日本3大カルスト(秋芳台・平尾台・四国カルスト)を全て制覇したぞー。(秋芳台はクルマだが・・・)
四国カルストに通じる東津野城川林道
四国カルスト駐車場。時間が早かったせいか、あまりクルマがなかった。 下の出来事の後なので、悲痛な顔になっています。
 
 
 ハプニングB
 絶景に見惚れて写真を撮りまくっていると、デジカメの電池切れのサイン。私の使っているオリンパスのCAMEDIA X−200((蘭さんと同機種)は単三乾電池が使える。私の場合充電池を持っていないので、ツーリング前にはいつも百均で大量にアルカリ電池を購入して持参している。
 いつものように、電池BOXのプレートを外し、古い電池を抜き、新しい電池に入れ替える。再び撮影しようと電源を入れると、ピーという音とともに裏面の液晶モニターがブルーバック画面になる。

 (うん?どうしたんだ?)

 電源ボタンをオフにして、もう一度電源入れなおす。しかしまたしてもピーという警告音がなり、液晶画面を見てみると、

 電源オフ or フォーマット

 (へっ? え――――――――!)

 何度も電源を入れなおす。

 電源オフ or フォーマット

 今度は電池を別の電池に入れ替えてみる。

 電源オフ or フォーマット

 駄目元でメディアを取り出し、息を吹きかけてみるが、無情にも

 電源オフ or フォーマット

 どうやら電池交換の際に、なんらかの不手際があり、カードのセットアップ画面から戻らなくなってしまい、写真撮影はもちろん画像再生ができなくなったのだ。頭の中はパニックで、目の前は真っ暗になる。電源オフかフォーマットという選択は、

 電源オフ=修理に出さない限りこの先写真が撮れないままで、残りの旅の記録ができない。しかし修理に出したからと言って、データが無事復元再生できるか分からない。また残りの旅の記録を残すためには、どこかで使い捨てカメラでもを買うしかない。

 フォーマット=つまり正常な状態に戻すために、メディアカードをフォーマット(初期化)する。つまりバックアップしていない今までの画像データが全て消えてしまうことを意味する。出発からここまで、コツコツと写真を撮っていて、その枚数約350枚分。その貴重な画像データが一瞬にして失われてしまう。

 春の吉野山ツーリングの際も、途中で画像データが消えてしまったことがある。あの時は初日の午前中ということと、帰路に往路と同じ道をトレースしたこともあり、それほど大きな被害には至らなかった。
 また最近カメラの調子がおかしくなっていたのは事実で、電池交換の交換の際に日付や各種設定がリセットされてしまい、交換の都度日付を入れ直したり、再設定を行なわねばならず、この旅の間も何回もその作業を行ってきたのだ。

 電源オフのままにするのか? フォーマットするのか?

 究極の選択を課せられる。

 恐らくこれまでのデータは間違いなく破壊されているだろうから、泣く泣くフォーマットの実行ボタンを押す。画面が変わり、無情の表示がされる。

 画像が記録されていません

 ここまで「いつもより極端に写真が少ないな?」とお思いなられた方、こういう悲しい訳があったからなんです。(泣) 「しかし何枚か写真があったのは何故?」というのは、携帯のカメラで撮影していた写真がかろうじてあったからなんです。

 これって、やはりさっきの蛇の祟りなのかなー?
 
 
 四国カルストU
 ショックを引きずりながら、四国カルストのメイン、K383へ向かう。五段高原の尾根沿いを走るこの道は、左右の緑の草原に白い石灰岩が林立している。
 私が今まで見た景色の中で、間違いなく5本の指入る絶景で、今回の旅のなかではナンバーワンであろう。この幻想的な風景のあまりの美しさに、しばし悪夢を忘れて見惚れてしまう。

 この道を走る場合、西側の地芳峠側からよりも、東側の天狗高原側からの方が素晴らしい景色が楽しめます。
尾根沿いを走るK383
四国カルスト。道路が県境で、右が愛媛県、左が高知県。
放牧されていた牛たち  草原では牛の放牧がされていた。このような所で育った牛のお乳はカルシウム分が豊富なんだろうなー。
 道路は1.5車線ほどの幅員しかなく、時折クルマのすれ違いに気を遣う。
 途中すれ違いを避けた車がハンドル操作を誤ったのか、側溝にタイヤを脱輪して立ち往生していた。お手伝いしようかと思ったが、既に20人以上のヘルプの方がいたのでゆっくり通り過ぎる。

 
 
 福地蔵の湧水
R440沿いにある福地蔵の湧水  地芳峠を越えてR440に合流。400番台国道だけあって、道幅が狭くクネクネした道が続く。
 福地蔵の湧水という看板を発見。四国カルストが近いので、Ca分が多いのでは?と思いきや、成分表を見るとCa含有は意外に少なく、硬度7の軟水だった。
ここの水も冷たくて美味しい。お地蔵様の祠がある。
 
 
 R33〜松山道〜R196
 R33(久万街道)沿いの久万高原町に入ると、見覚えのある風景が広がる。6年前の日本一周の際に、お遍路で通ったことがあるからであろう。
 三坂峠を越えると松山市だが、今回は松山市街に立寄らず、今治に向かう。時間節約のため、松山ICから松山道を利用する。今治湯ノ浦ICで高速を降り、R196で今治市に入る。
 今治市と言えば、タオルの生産が日本一で、あのハンカチ王子こと、早実の斉藤投手が使っている青いハンドタオルも、ここ今治で製造されたそうだ。 その2 へ続く・・・
カーブしたトンネルを抜けると、そのままループ橋

 前のページ へ     次のページ へ

Counter