2006夏 お麺路ツーリング 2006年8月14日(月) 晴れ一時曇り |
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3日目:讃岐うどんを食いまくれ! | |
美濃田の淵キャンプ場(第7麺:中華三昧)→(K12・R32)→(香川県)→(R32)→琴平町(給油)→宮武うどん(臨時休業)→(K46・195)→飯山町→なかむら(第8麺:かけ小・第9麺:かまたま小)→(K46・197)→小縣家(第10麺:しょうゆうどん小)→長田うどん(第11麺:冷やしうどん小)→(K197)→満濃池(日本最古・最大のため池)→(R32)→(徳島県)→(R32)→小歩危→大歩危→(K272)→子啼爺像→(K45)→かずら橋→(K32)→小便小僧像→(K32・45・R32)→(高知県)→道の駅大杉(休憩)→(R32)→高知市(給油)→(R56)→須崎市→若竹食堂(第12麺:鍋焼ラーメン)→(R56・K25)→ライダースイン中土佐(※テント泊) |
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第7麺目:中華三昧 (明星食品) | |
6時起床。今日もいい天気になりそうだ。コーヒーと朝食(中華三昧)を取りながら、今日の行程を検討。今日は祖谷から高知へ向かうのだが、ひと山越えれば香川県なのと定休日の関係もあるので、午前中は讃岐うどんをハシゴしよう。 R32で猪ノ鼻トンネルを抜けて、香川県に入る。まずは琴平町にある宮武うどんに立寄るが、残念ながらお盆の臨時休業。ここは前述の”ひやあつ””あつひや”などの注文方法の発祥だと言われ、根強い人気を誇るお店だ。次回は是非とも訪れたい。 |
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第8・9麺目:かけうどん小・かまたま小 (なかむら) | |
まだ時間が早いので、開いている店は?と考えて向かったのが、前回の四国ツーの際にも訪れた丸亀市(旧飯山町)のなかむら。 私が着いたのは、開店の9時から僅か10分しか過ぎていなかったのだが、ご覧の通りの行列。やはりUDON人気はホンモノである。行列の最後尾に並び待っていると、食べ終えて出てくるお客の中にUさんを発見!この店は昨夜Uさんにオススメしたのだが、彼は開店の30分前から並んでいたそうだ。 |
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待つこと20分、やっと店内へ。かけうどん小(150円)とかまたま小(200円)を注文する。丼に玉子を割ってかき混ぜ、湯掻き立てのあつあつのうどんを入れてもらう。 店内は混雑して狭苦しいので、外にある縁台でいただくことにした。あつあつのうどんに、溶き玉子が程よく絡んだここのかまたまは何度食べても美味い! なかむら 香川県丸亀市飯山町西坂元1373-3 0877-98-4818 9:00〜14:00 火休 |
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第10麺目:しょうゆうどん小 (小縣家) | |
続いて向かったのが、旧満濃町の小縣家(おがたや)。讃岐ではメジャーな食べ方である、しょうゆうどん発祥のお店で、しょうゆうどんは小縣家の登録商標でもあるそうだ。外観は昔風の割烹のようで、他の讃岐うどんのお店と比べて、なんか敷居の高そうな雰囲気がするが、味の方はどうなのだろうか? 席につきしょうゆうどん小(420円)を注文。すると目の前に、長さ20pほどの大根とおろし金が運ばれてきた。 (うん?自分で卸せっていうのか?) |
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久しぶりに、大根おろしに挑戦。長さがあるので、結構疲れる。一生懸命大根をおろしていると、うどんが運ばれてきた。 函館の朝市のイカソーメンのように、ピーンとエッジが立ったうどんはいかにもコシがありそうだ。そこに苦労して卸した大根をのせ、生じょうゆをかける。風味付けにすだちを絞って出来上がり。 ひと口食べると、う、う、美味い! コシの利いた麺に、大根おろしが絡んで、ツルツルいけると思った瞬間、激しい衝撃が脳天に突き抜ける。 辛っ―――――――― ほぼ2/3近くを卸した大根おろしの辛さが、突然襲ってきたのだ。 お店の人の話では、夏大根は辛味が強く、特に今年のダイコンは辛さが強いので、入れすぎに注意してくださいとのこと。それならもっと早く言ってよ〜。ヒーヒー 辛さと闘いながら食べ進むが、アッという間に完食。入口脇の看板に、 ”あっというまに5玉6玉すぐはいる。やっぱりうどんは別腹やな” と書いてあったが、まさにその通り。特大(840円)を頼むべきだったと後悔する。 小縣家 香川県仲多度郡まんのう町吉野1298-2 0877-79-2262 9:30〜18:00 火休 http://www.ganso-ogataya.com/ |
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第11麺目:冷やしうどん小 (長田うどん) | |
舌の麻痺がまだ残るなか、小縣家から交差点の反対側にある長田うどんへ。ここは釜揚げうどんが有名なのだが、今回は冷やしうどん小(250円)を注文。ここのうどんも1本1本にコシがあり、美味い。 また6玉入りのたらいうどん小(1,000円)や12玉の〃大(2,000円)というテラめしに相応しいメニューもあった。次回はこれに挑戦?(笑) 長田うどん 香川県仲多度郡まんのう町吉野1290-1 0877-79-2171 10:00〜17:30 木休 |
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満濃池 | |
祖谷に向かう途中、昔学校で習った満濃池に立寄る。弘法大師が改修したとされる、日本最大・最古の人工の溜池である。もっと平坦なところにあるのかと思っていたが、けっこう山の中にあり意外だった。まさに百聞は一見にしかずである。このほか降水量が少ない讃岐地方には大小多くの溜池がある。 |
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大歩危・小歩危 | |
昔やまびこ打線で甲子園を沸かせた池田高校のある三好市(旧池田町)から、吉野川沿いにR32を南下する。川幅が次第に細くなり、河床には大きな岩が目立つようになってきた。有名な大歩危(おおぼけ)・小歩危(こぼけ)である。確か昔習った記憶では、通常の谷は山並に沿って川が流れる横谷であるが、ここは山並に直交して川が流れる珍しい縦谷である。 大歩危からK272に入り、支流の藤川谷川沿いを登っていく。2qほど進んでいくと、児啼爺と書かれた赤い幟と石像が見えてきた。水木しげる先生のゲゲゲの鬼太郎に出てくるこなきじじいの像である。児啼爺はもともとこの祖谷地方(旧山城町)に伝わる、泣き声や体型は赤ん坊だが、顔はお爺さんという妖怪だ。愛嬌ある石像と記念撮影をする。 |
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祖谷のかずら橋 | |
続いて向かったのが、祖谷のかずら橋。橋の近くには急峻な斜面に人工地盤を造成し、最近できたと思われる巨大な駐車場と観光施設がある。 ダボジーを停めてかずら橋へ向かうと、行列最後尾の表示。お盆ということもあり、橋を渡るまで30分ほど待つようだ。橋自体は近くから見えるので、渡らないでおこうかとも思ったが、折角来たので行列に並ぶことにする。 ようやく橋の料金所(500円)の前に進み、橋を渡り始める。シラクチカズラで作られた橋は、長さ45m・幅2m・水面上14mあり、平家の落人伝説が残る祖谷地方では、昔はこの橋以外の橋はなく、敵方が攻めてきた際に橋を落としやすくするためという説もある。 足元はけっこう隙間があり、みな落ちないかと恐る恐る足を進める中、私は自分の体重で折れないかビビりながら歩く。(笑) かずら橋 三好市西祖谷山村善徳 日の出〜日没 無休 500円 |
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小便小僧 | |
かずら橋を無事?渡りきり、次に祖谷渓に向かう。山深い1.5車線程の狭く回りくねった道を進む。分岐から5qほど行くとようやくお目当ての小便小僧のブロンズ像が見えてきた。 このブロンズ像、高さ200m以上はあろうかという渓谷の断崖に建てられており、豪快?に小用をたしている。近づいて下をのぞいてみるが、先ほどのかずら橋の比ではないほど怖い。こんなところからおしっこをすると気持ち良いどころか、足がすくんで出るもの出なくなるに違いない。 |
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途中祖谷温泉の前を通り素通りしてしまった。後で判ったのだが、この温泉の浴場は渓谷の下にあり、ケーブルカーで降りていくそうだ。しまった!寄ればよかったなー。 |
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道の駅大杉 | |
R32に戻り南下、高知県に入る。途中県境付近では雲が広がり、シールドにポツポツ雨も落ちかけたが、なんとかやり過ごす。剣山に近いこの付近は天気が変わりやすく、昨日ここらを走ったUさんの話では、結構どしゃぶりの雨にあったそうだ。 15時30分、道の駅大杉で小休止。休憩していると、関西からきた2人組ライダーが話しかけてきた。彼らは今晩は香美市のライダーズイン奥物部に泊まり、明日全長87q日本一長いダート路の剣山スーパー林道にチャレンジするそうだ。ライダーズインは同部屋の人数が増えると割安になるので、私もお誘いを受けたが、あいにく別の予定が決まっているので丁重にお断りした。ダボジーではチョッと厳しいだろうが、機会があれば剣山スーパー林道にも寄ってみたい! |
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挑戦断念! | |
道の駅近くの大豊町高須には、高知が誇るテラめしスポット、ひばり食堂があり、出発前に電話で営業中かどうか確認まで済ませていた。ここのテラめしはなんと言ってもカツ丼。普通盛でも十分一般のお店の大盛クラスらしいが、大盛はその1.5倍ぐらい、倍盛に至っては3倍近くあるシロモノだそうだ。 倍盛は完食率が極めて低く、過去に大盛を完食した経験があるか、また前日までに予約しないとご飯の用意ができないらしい。 (対戦しようか?) 福井から高知まではおいそれと足を運ぶのは難しいので、この機会を逃すと次の対戦はいつになるか分からない。また午前中食べ歩いた讃岐うどんたちは、既に消化して腸に送ってあるので体調も問題ない。一瞬気持ちが傾きかけた。 (だが、チョッと待ったー!) 今回の旅は、お麺路の旅。 ここでカツ丼を食べると、お遍路しながら、麺類のみを食べるという願掛けが、早くも崩れさってしまう。迷いに迷った末、断腸の思いで、ひばり食堂への参戦を諦めた。 |
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第12麺目:鍋焼きラーメン (若竹食堂) | |
高知市街からR56に分かれ、18時須崎市に到着。ここ須崎は鍋焼きラーメンが名物で、市内のあちこちで食べることができる。 今回立寄ったのは若竹食堂。もちろん鍋焼き中華(600円)を注文。土鍋には、鶏がらベースの醤油味スープとやや硬めに茹でられたストレート麺。具は鶏肉のチャーシューに生玉子、丸麩、ねぎ、蒲鉾などとシンプル。煮込まれたラーメンはアツアツで、食べていると一気に汗が噴出してくる。不思議なのが、ご飯を頼んでいないのに何故かタクワンが付いていること。後で判ったが、これも須崎の特徴だそうだ。 |
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若竹食堂 高知県須崎市東古市町2-4 0889-42-1256 |
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ライダーズイン中土佐 | |
須崎からR56を南下。中土佐町の久礼(くれ)に差し掛かった頃には、すっかり日も暮れかけていた。ここに久礼大正町市場があり、カツオの刺身をはじめ太平洋の新鮮な魚介類が安く手に入る。しかし日没で終了ということもあり、寄ることができなかった。 K25に分かれ、暗闇の峠道を南下。19時30分に今夜の宿、ライダーズイン中土佐に到着。 ここを含め高知県に5箇所(中土佐・奥物部・四万十・雲の上・室戸)あるライダーズインとは、高知を訪れるライダー(ライダー以外でも宿泊可能)が、低料金で安心して泊まれるよう地元の自治体が運営している施設で、1室を1人から4人で利用するドミトリー形式の宿泊施設である。1室を1人だと3,150円だが、同部屋人数が増えるごとに2,625円、2,100円と、1人当たりの料金が割引される。 宿泊室にはシャワー、トイレ等が完備してあり、また玄関前には屋根の付いた駐輪スペースもあり、ライダーにはウレシイ配慮がなされている。 ただし私のネグラは、この宿泊室ではない。というのも日中電話して予約状況を確認したところ、この日の宿泊棟は既に満室状態。本来は諦めるところなのだが、ここ中土佐では空いているスペースでテントを張ることが可能。料金も1人500円で、私にはむしろこの方がありがたいということでやってきたのだ。 受付を済ませ、テントを張れるスペースを探す。中庭らしきところがあるので、ちょうどいいかもと思い近づいてみると、なんと下は砂利。これでは背中が痛くて眠れない。他にないかと探すが、後は海岸の砂浜ぐらいしかなく、しかもオートキャンプ中の車が占拠していて難しそう。結局、砂利よりは幾分マシなアスファルト部分にテントを張ることにした。 設営後、明日に備えさっさと眠ることにするが、暑くて眠れない。入口をメッシュにして風を通そうとするが、ほぼ無風で効果ゼロ。こういうこともあろうかと、百均で買っておいたハンディ扇風機をテントに吊り下げてみる。少々モーターの音がうるさいが、そこそこ風が吹いて幾分過ごし易くなり、ようやく寝付くことができた。 ライダーズイン中土佐 高知県高岡郡中土佐町矢井賀乙472 0889-40-2233 IN 16:00〜20:00 OUT 10:00 無休 http://www.inforyoma.or.jp/riders/index.htm |
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この日の走行距離:276q |