2006秋 南紀ツーリング
 2006年10月18日(水) 晴れ時々曇り
 
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 2日目 その3:予想外です・・・
 
 鬼ヶ城(R309)(奈良県)下北山村→(R169)→上北山村→道の駅吉野路上北山(休憩)→吉野町→(R370・K16)ニホンオオカミ像(R166・K218・R369)→曽爾村→(K81)(三重県)香落渓→名張市→(R368)→伊賀市(給油)→(R25:名阪国道)→亀山市→(R1・R306)→鈴鹿市(休憩)→(R306)(岐阜県)(R365)→関が原町→(滋賀県)(坂浅東部広域農道)(R365・8)→西浅井町(夕食)→(福井県)(R8)→自宅
 
 鬼ヶ城T
 喜楽を後にし、再びR42へ。トンネルを抜けた先で、鬼ヶ城という看板をみつけ寄ってみる。なんかひと昔前の観光施設という雰囲気で、B級スポットの匂いがする。
 駐車場の下はすぐ海が迫っており、真っ青で透き通った海水は日本の海じゃないほどきれい。本州にもまだまだこんな海があるんだ。

12:15 鬼ヶ城センター
駐車場の真下は真っ青な海
青鬼さん 福鬼さんと記念撮影
 
 
 鬼ヶ城U
吉野熊野国立公園 鬼ヶ城  施設の通路を抜けると、海岸線に出る。ここは吉野熊野国立公園に指定されている景勝地だ。ここは約1qにわたって、地震による隆起と海風蝕によってできた凝灰岩の奇岩が続く。岩壁には無数の洞窟があり、上部はするどく尖って蜂の巣状の風蝕痕がみられる。
 鬼ヶ城の由来は、桓武天皇の頃、この洞窟群を根城に熊野の海を荒らし回った多娥丸(たがまる)という海賊を、帝の命によって坂上田村麻呂が征伐した伝説に基づくそうだ。

一番大きな風蝕。触るとボロボロと砂が落ちる。
岩壁の上部には蜂の巣状の風蝕痕がある。 磯釣りをする人も多かった。
 
 
 R169
 帰りは伊勢回りでなく、奈良回りで帰るため、R42から分かれてR169へ。奈良県に入り、大きな湖が見えてくる。池原ダムの池原貯水池というらしい。湖を右手に見ながら、紀伊半島の山並みを快走。

R169
この辺の紅葉は、まだ先のようだ。 池原貯水池
 
 
 道の駅吉野路上北山
 道の駅吉野路上北山で小休止。この駅には以前立寄ったことがあり、その際に対岸にある薬師湯にも訪れた。
 持参したガスコンロでお湯を沸かし、コーヒーブレイクをしていると、奈良県ナンバーのライダーが話しかけてきた。彼らは温泉に入りにきたそうだ。私の荷物を見て、長期ツーリングしているのかと思ったそうだが、1泊2日と聞いて驚いていた。これでも減らしたつもりなんですが・・・・(笑)

13:40 道の駅吉野路上北山
 
 
 R169
紀伊半島の背骨、大台ケ原。  彼らよりひと足先に出発したが、やがてバックミラーに彼らの姿が写る。しばらく私の後方についていたが、進路を譲ると猛スピードで私の視線から消えていった。さすが地元ライダー。速ぇ〜!
 まぁ、私はのんびりぼちぼち行きましょう!
大滝ダム 大きな木を支柱替りに利用した歩道橋。
 
 
 ニホンオオカミ像
 東吉野村のK16沿いにあるニホンオオカミ像に立寄る。かつては本州や四国九州の至る所に生息していたニホンオオカミは、明治時代に駆除・乱獲され激減。明治38(1905)年にここ東吉野村鷲ヶ口で捕獲されたオオカミが、最後の1匹だったと長年されてきた。
 しかし最近の研究で、明治43(1910)年に我が福井県福井城址で捕獲されたイヌ科の個体が、最後のニホンオオカミだったという説もある。
 でも今でも紀伊半島のどこかで生き延びていることを願う。

ニホンオオカミ像
ニホンオオカミのブロンズ像。どこか寂しげに遠吠えしている。
 
 
 あら、休み?
まさに兜の形をした兜岩。  帰路を奈良回りにしたのには訳がある。それは曽爾村にある温泉シールラリー参加施設のお亀の湯に立寄るためだ。
 R369からK81に入り、曽爾高原を走っていくと、お亀の湯が見えてきたが、なんと今日水曜日は定休日。せっかくここまで来たのに、また出直しだ。

 紅葉の名所、香落渓は紅葉はまだだったが、青蓮寺川沿いの渓谷美を楽しみながら走ることができた。

 
 
 名阪国道(R25)
 三重県の名張市で給油した後、R368を北上し伊賀市で名阪国道(R25)へ。日もだいぶ暮れてきた。走行デジしながら、先を急ぐ。

 17時、亀山市からR306に入る。ここからは家までまだ150q以上あるので、帰宅は早くても21時過ぎだろうか。

覆面パトに注意しよう。
背中に夕日を浴びながら進む。
 
 
 予想外です・・・
西浅井町の福松で夕食。  その後R365を北上し、19時30分、滋賀県西浅井町の福松で夕食をとる。毎回ここではラーメンセット(ラーメン&チャーハン)だが、今日は麻婆丼セット(1,000円)を注文。麻婆丼は辛さが選べるらしく、店員が辛さを聞いてので、何も分からずに大辛と言う。
 先にラーメンが来たので、伸びる前にいただく。濃厚なスープは私好みの味だ。そのうち、麻婆丼が運ばれてきた。これも美味そうな感じとひと口食べる。
 (うん、うん、美味い。・・・・?)
 ヒ、ヒィ―――!

 突然、辛味というより痛みが舌に突き刺さる。さすが大辛と思い、壁の貼り紙をみると、な、なんと、大辛=100倍と書いてある。
 (100倍?!)
 なんかトンでもないシロモノを頼んでしまったみたいだ。辛さにはかなり強い私だが、この辛さは予想外。水を飲みながら無理矢理流し込む。明日の朝が怖い・・・(笑)

麻婆丼大辛(=100倍)
 
 
 旅の最後に
 福井県に入り、R8の越前市に差し掛かると急に渋滞
 (なんだ、夜間工事か?)
 大型トラックの後ろでしばらく待つが、いっこうに動く気配がない。ダボジーを降りて、前の様子を伺うと、なにやら赤色灯が近づいてくる。
 (事故?)
 近づいていき、5台前のトラックの運転手さんに尋ねてみると、ほんの10分ほど前に人が車にはねられたらしい。どうやら国道を横断しようとして、事故に遭ったみたいだ。

夜間工事と思いきや、交通事故に出くわす。
ようやく救急車がやってきた。  暗くて性別や年齢は分からないが、現場には被害者がまだ横たわっていた。
 現場保全のため、国道は通行止となる。Uターンして迂回しても良かったが、かなり遠回りになるので警官に了解をとって、ダボジーを押して歩道を進む。
 翌日の新聞で判ったのだが、被害者は若い女性で、残念ながらお亡くなりになられたそうだ。黙祷。

 今回はトロッコの休業や渡船に乗れずじまいなどプチハプニングが多いツーリングだった。

この日の走行距離:525q

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