2007夏 北東北ツーリング
 2007年8月13日(月) 晴れ
 
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 4日目:その2 爽快!奥入瀬渓流
 
 十和田湖(蘭さんと合流)→(R103)奥入瀬渓流傘松峠酸ヶ湯温泉(入浴)→(R103)→青森市(給油)→(R7)三内丸山遺跡
 
 奥入瀬渓流@
 蘭さんとともにまずは酸ヶ湯を目指す。R103は十和田湖畔を離れると、景色が一変する。国道から手が届くような所を流れる奥入瀬川が織り成す奥入瀬渓流である。7年ぶりの訪問だが、前回は紅葉シーズンだったこともあり、大渋滞で駐輪できず、写真も撮れずじまいだった。
 しばらく走ると先頭を走る蘭さんが路肩に停車。左を指差し、目をやるとそこには大きな滝。幅約15m、落差約7mの銚子大滝である。十和田湖に向けて遡上しようとする魚が、落差で上れないため、別名魚止めの滝とも呼ばれている。
道幅が狭いので、観光バスが前にいると抜けなくてイライラが募る。
奥入瀬川の渓流を間近に見られる。 名所のひとつ、銚子大滝。
幅約15m、落差約7mの大滝からは、水が轟音を上げて流れ落ちる。
マイナスイオンがいっぱいで、しばしの涼を楽しむ。 清流の水を飲んでいる蘭さん。
 
 
 奥入瀬渓流A
お盆時期だったが、意外と道は空いていた。  奥入瀬渓流沿いには、この他にも雲井の滝双白髪の滝不老の滝など様々な滝があり、瀑布街道とも呼ばれる。
 蘭さんはこの日3度目、昨日も含めると4度目の奥入瀬入り。さすがに熟知されており、的確に絶景ポイントで停車してくれる。蘭さん感謝です!
 今朝は朝4時台から、渓流釣りを楽しまれており、釣果の写真を見せてくれた。その写真を見て、私の一言。
「なるほど、それでその魚、どこで買ってきたの?」(笑)
道路とほとんど同じ高さを穏やかに流れる。
場所によってはこのような激流の箇所もある。
雲井の滝。こちらは道路からの見学ですます。 蘭さんは的確に絶景ポイントに案内してくる。
 
 
 R103
 奥入瀬を抜けて、日本100名山の八甲田山へ。もっとも八甲田山という山はなく、大岳(1584m)をはじめとする8つの峰が、さながら8つの(かぶと)のように見えることから、八甲田と呼ばれている。
 八甲田は、映画「八甲田山」で有名。明治35(1902)年に陸軍が、来るべきロシア戦への耐寒訓練として、冬の八甲田雪中行軍を計画。折からの猛寒波で、青森の歩兵第5連隊は行く手を阻まれ、極寒の八甲田を彷徨。総勢210名中199人が凍死するという痛ましい事件があった。兵士たちに黙祷。
八甲田の笠松峠付近。白樺林が美しい。
 
 
 酸ヶ湯温泉
12:18 酸ヶ湯温泉到着。  12時過ぎに酸ヶ湯温泉に到着。北八甲田連峰の中腹、約900mの高所にある温泉で、幕藩時代から湯治場として栄えた名湯である。宿泊客も多いが、日帰り入浴(600円)もできるため、駐車場はほぼ満車状態。
 ここのウリはなんと言っても、全て青森ヒバで造られた千人風呂。約80坪近い大浴場は、内部に柱が一本もなく、熱の湯四分六分の湯など5つの浴槽があり、それぞれ源泉が異なる。初めて来た時はあまりの巨大さに驚かされた。
ここも7年ぶりの訪問だ。 館内の様子。
 また千人風呂は、脱衣場は男女分かれているが、内部に入ると混浴強酸性の湯なので、前回は眼鏡なしでほとんど見えなかったので、今回は眼鏡をつけたままの暴挙を敢行。
 浴槽には一応境界線があり、これ以上先には行かないようにという注意書きがある。男性陣は大人しく入浴しているのだが、心なしか視線が女性側の方に向けられているのは気のせいだろうか?
 女性の姿は数名あったが、若き乙女たちはバスタオルを巻いており、昔は乙女だった方々は堂々と入浴されていた。(笑)

脱衣場(男)。この先は混浴のため、当然撮影禁止。
 【酸ヶ湯温泉】
 青森県青森市荒川南荒川山国有林酸湯沢50番地 【地図】
 017-738-6400 立寄り入浴7:00〜17:30(8:00〜9:00は女性専用) 無休
 酸性硫黄泉(含石膏、酸性硫化水素泉)(緊張低張性・酸性・高温泉)
 http://www1.odn.ne.jp/~sukayu/
 
 
 三内丸山遺跡@
 酸ヶ湯でお昼を食べようとしたが、あまりの混雑ぶりで断念。R103で青森市街を目指す。
 龍飛崎でkeiichi_wさんと落ち合う予定だったが、既に1時を回っており、ほぼ無理。津軽半島途中の温泉辺りで会えればいいのだが・・・
 14時過ぎ、三内丸山遺跡に到着。江戸時代から知られている有名な縄文時代の遺跡で、以前から是非寄りたかった。本来は先を急がねばならないのだが、蘭さんのご厚意で寄ることができた。
 入場料が必要と思いきや、なんと入場無料。これだけの施設なら、有料でも致し方ないのに。
14:10 三内丸山遺跡到着
24.3haの広大な園内に、縄文時代の住居が復元されている。
こちらは代表的な竪穴式住居群。 入口はかなりせまいが・・・
内部は意外に広い。  国の特別史跡に指定されており、24.3haの広大な園内には、竪穴住居をはじめ掘立柱建物など約20棟の建物が想定復元されている。
 これまで調査で縄文時代の竪穴住居跡は550棟以上確認されている。またヒスイや琥珀、黒曜石なども発見されており、遠方との交易があったことも分かっており、規模や内容ともこれまでの縄文時代に対するイメージを覆す史跡である。

 
 
 三内丸山遺跡A
長さ32m、幅9.8mの大型竪穴住居。  ひと際目立つのが、大型竪穴住居。長さ32m、幅9.8mと遺跡最大の遺構で、集会所や共同作業所だったという説がある。
 また三内丸山のシンボルである大型掘立柱建物は、直径1mのクリの柱が6本も使われていたそうで、改めてその巨大さに圧倒される。

 【三内丸山遺跡・縄文時遊館】
 青森市三内丸山305 【地図】
 017-766-8282 9:00〜17:00(夏季18:00)
 無休(年末年始除く)
 http://www.pref.aomori.lg.jp/jomonjiyukan/
今でもこのような大きな建物を建てるのに、多大な労力が必要。
三内丸山遺跡のシンボル、大型掘立柱建物。

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