2007夏 北東北ツーリング 2007年8月13日(月) 晴れ |
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4日目:その1 神秘とロマンのキリスト伝承の里 | |
北侍浜キャンプ場→(R45)→(青森県)→八戸市→(R454)→キリストの墓→(R454)→(秋田県)→見返峠→(青森県)→十和田湖(蘭さんと合流) |
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学習効果 | |
6時起床。もう少し寝ていたかったが、暑さでとても寝ていられない。ラジオを聴きながら、コーヒーで眠気を覚ます。この付近、何故か北海道の放送しか入らない。海岸沿いだからだろうか。 テントを撤収し、出発準備完了。いざ出発といきたいところだが、サイト付近は道路まで緩やかな傾斜になっている。思わず3年前の悪夢が脳裏に蘇る。またここでコケたりしたら、せっかくのツーリングが台無しだ。慎重にダボジーを道路まで押していく。 |
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キリストの墓 | |
R45を北上し、青森県に入る。今日は蘭さんと合流して、酸ヶ湯温泉や龍飛崎へ向かう予定だ。 八戸でR454に入り、十和田湖を目指す前に、是非とも寄りたいところがあるので、蘭さんへ少し遅れるとメール。後から知ったのだが、蘭さんは朝4時半から奥入瀬や十和田湖に出かけていたみたい。待たせてゴメンなさいね。 蘭さんを待ちぼうけさせてでも寄りたかったところとは、新郷村にあるキリストの墓。子供のころ雑誌でその存在を知って、大いに興味を抱いていた場所だ。 |
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小高い丘を登っていくと、こんもり盛り上がった墳丘に立てられた十字架が2つある。向かって右にあるのがキリストの墓とされる「十来塚」、左にあるのが、キリストの弟イスキリ(聖書には登場しない)の墓とされる「十代塚」。もっとも十字架は近年観光用に立てられたみたいだ。 伝説では、ゴルゴダの丘で磔刑になったのは、キリストではなくイスキリで、キリスト本人は日本に渡り、十来太郎大天空と名乗り、ここ戸来(へらい)で106歳の天寿をまっとうしたとされる。へらいもヘブライが訛ったものされるが、真偽やいかに・・・ |
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キリストの里伝承館 | |
墓の横にあるキリストの里伝承館へ。無料かと思いきや、200円取られた。館内では、キリスト伝説にまつわる不思議な由来・習慣・風習などをパネルや書物を中心に展示してある。 そもそも戸来では、全くキリスト伝説はなかったらしく、それが昭和10(1935)年に茨城県の磯原市(現北茨城市)の皇祖皇太神宮から発見された竹内古文書で、日本にキリストの墓の存在があるとされ、一躍脚光を浴びることになったそうだ。 |
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キリストの墓を代々守ってきた沢口家当主は、目が青く、目鼻立ちが日本人離れしているとか、この地方では生まれて間もない子供を初めて外出させる時、魔除けとして額に十字を書くなどの風習は、確かにユダヤとの関連を想像させる。 だが地元ではそれまでキリスト伝説など全くなく、突然竹内古文書で湧き出たことや、この年に皇紀2600年(昭和15年)の祝典準備委員会ができていることなどから、もしかしたら日本人の選民思想や国威高揚のためのプロパガンダだったのかもしれない。 いずれにしろ真実が分からない方が、ロマンをかきたててくれる。 |
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【キリストの里伝承館】 青森県三戸郡新郷村大字戸来字野付33-1 【地図】 0178-78-3741 9:00〜17:00 水曜定休 大人200円・子供100円 |
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お待たせしました | |
伝承館を出ると、9時50分。約束の時刻まであと10分しかない。蘭さんは待ちくたびれているに違いない。急げぇ〜! 結局約束時間から20分近く遅刻して、十和田湖に到着。日本一周以来、7年ぶりの訪問だ。前回は発荷峠からのアクセスだったが、今回は見返峠からで、眺望はイマイチだった。 果たして蘭さんは何処にいるのだろう? 携帯を見ると、『乙女像に向かい、限りなく奥へ。そこにセイラあり。』と受信メール。指示通り休屋の最奥部の駐車場に行くと、蘭さんの愛機セイラを発見!だが蘭さんの姿はいずこ? |
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十和田湖 | |
『遅いよ〜!』 短パンにTシャツと、およそ長距離ツーリングしているとは思えぬラフな格好で、蘭さん登場。もっとも私も人のことを言えない格好であるが・・・ 蘭さんのセイラには、TOPボックスと小さな荷物が1つだけ。チーム過積載に入れそうな私の荷物の10分の1もない。(笑) 蘭さんは朝8時頃からここで泳いでいたらしく、十和田湖を充分満喫したらしい。本当にお待たせしてすみません。 |
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助清、十和田に現れる。 | |
この先、酸ヶ湯や龍飛崎と行程がキツイので、先を急ごうとするが、蘭さんに乙女の像へ連行される。遅参したので、指示に従います。(笑) 蘭さんはその泳力を私に見せつけるべく、再び湖水へ。蘭さんの話では、湖底は岸から50mほど大陸棚のようになっているらしい。また本州一(日本第5位)の透明度(13m)で、視界も良いそうだ。 秋田の田沢湖でも泳いできたそうで、その行動力と体力に改めて感心する。私にはとても真似できません。 |
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