テラめし倶楽部

■バトル２３０	２３駅目　新宿	観戦者
「ビーフカレー・ミレニアム盛り」			2008.3.27・対戦
もうやんカレー利瓶具（新宿区西新宿）			１，３００円※
バトル２２９の後、新宿方面での仕事を終え、時計を見ると２０時。このまま直帰できるのだが、晩飯でも食べていこう。そう言えば徒歩数分のところにはあの店がある。 　あの店とはもうやんカレー利瓶具（りびんぐ）。バトル７９で調子にのって神の怒りに触れ、初の完敗を帰したもうやんカレー大忍具（だいにんぐ）の姉妹店で、大忍具から徒歩数分のところにある。実は利瓶具は初訪ではなく、２度訪れている。ただいずれもランチタイムの訪問で、カレーバイキング（1,000円）のみの注文しかできなかった。 　昼に準テラバトルをしているが、お腹の調子は既に回復済み。本当なら前回のリベンジを果たすには、敗北を帰した大忍具へ行くのが正道なのだが、前回以上のモノが出てこないとも限らない。また利瓶具は大忍具に比べて盛りがやや少ないという情報もあるので、その真偽のほども確かめるべく、利瓶具に決定！ 　大忍具が若者向きのお洒落なカフェバーのような雰囲気なのに対し、利瓶具はアジアの国の屋台のような雰囲気で、おじさんにはコチラの方が居心地が良い。 　店内へ入り、カウンター席に案内される。 　メニューを見ると、大忍具のものとほとんど同じ。価格も同じようだ。ただ残念なことに原材料の高騰のため、４月からに価格改定（※）されるらしい。カレー類は＋１００円とまぁ仕方ない増額だが、メガトン盛りとミレニアム盛りは大幅にアップされるようだ。 　 ご飯の量 改訂前 → 　改訂後 八分盛り ２００ｇ ０．５合 ▲１５０円 変更なし 普通盛り ３５０ｇ １合 ― 大盛り ５００ｇ １合半 ＋１００円 メガトン盛り ７００ｇ ２合 ＋２００円 ＋５００円 ミレニアム盛り １�s以上 ３合以上 ＋３００円 ＋１０００円 　４月からはミレニアム盛りは最低でも２，１００円。一気に８００円も値上がりするのは痛い！これでも普通盛りの３倍以上あるので充分おトクだと分かってはいるが、ＣＰ度の激減感は否めない。これは原材料の高騰だけでなく、残す輩が増えたせいなのだろうか？ 　　「ビーフカレーミレニアム盛りをお願いします！」 　　『残されると罰金500円頂きますが・・・』 　　「ぜんぜ・・・（イカンイカン）」 　また神の怒りに触れそうな発言をしそうだったので、謙虚？に返答。（笑） 　　「なんとか頑張ります。」 　　『かしこまりました。お待ち下さい。』 　辛さはデフォの０倍にしようかとも思ったが、前回同様５倍にする。 　無料サービスのルイボスティーをいただきながら、渋谷っこ殿へメール。渋谷っこ殿は最近仕事が超多忙らしく、休日もほとんどない状況とのこと。なかなかテラめしをご一緒できないので、比較的時間が取り易いらしい夜テラにお誘いし、明日の夜、プチオフ会を開催する予定。 　「利瓶具でミレニアム盛りに挑戦します」と伝えたところ、『これから参上します』との返答。え〜、これから来られるの？それじゃ無様な戦いは許されないな〜。 　注文から10分ほどたったところで、ミレニアム盛りが運ばれてきた。 　バチバチバチ 　頂上付近に刺さった花火から火花を散らしながら、山がやってきた。 　（マジかよ〜、アレ・・・） 　周りの客たちは花火の光と音に気付き、コチラを注視。その異様な盛り具合を見て驚嘆の声を上げる。 　そんなギャラリーを尻目に、冷静？に分析するマエダンゴ。 　（やはり前回よりやや少ないかな？） 　高さは２０�pと前回より３�pほど低くく、円錐形の傾斜角度が前回より幾分緩やか。また前回はろくろでも使ったのか思うほど惚れ惚れするようなキレイな円錐形だったが、今回のミレニアムは所々くびれている箇所が見受けられる。 　おそらくコレがデフォ（？）のミレニアム盛りで、前回の盛りはやはり神の怒りによる御業だったのだろう。（汗） 　渋谷っこ殿は未着だったが、ルーが冷めるとハードになるのでバトルを開始する。 　通常カレーはご飯にルーをかけるのが一般的だが、ミレニアム盛りの場合、そんなことをすると火砕流が一気に山肌を駆け下りて、麓に甚大な被害を与えてしまう。 　まずは頂上部のご飯をルーにつけて食べ、火口を広げていく。そして広がった火口に溶岩（＝ルー）を入れていく。 　玉ねぎ・人参・セロリ・りんご・バナナ・トマト・ニンニクなど野菜をふんだんに使い、そのまま漢方薬としても使える２０種以上のスパイス類とコラーゲンたっぷりの牛と豚のフォンで２週間以上煮込んだルーは、まず甘さを感じ、その後爽やかな辛さが舌を刺激する。 　５倍は辛口で最初はスパイシーでとっても美味しいのだが、次第にそのスパイシーさがボディブローのように徐々に胃にダメージを与えていく。 　食べ始めから１３分、ご飯は半分以上平らげたところで、渋谷っこ殿が登場。かんちゃんさんはまたしても拉致されてきたようだ。（笑） 　私はカウンター席だったので、お二人は奥のテーブル席へ。早く食べ終えて合流せねば・・・ 　だが２０分を過ぎた辺りから、イヤイヤうさぎが出現し始める。 　カレールーだけではまだそれほど辛さを感じないのだが、ご飯と一緒になると一転、凶暴な牙をむき出す。 　　（ひぃ〜、かれ〜！やっぱり０倍にすれば良かった！） 　だが、そんな想いはもう届かない。 　（また敗北するかも・・・） 　いやいや、今日は何が何でも完食せねばなるまい。 　ここで大きく戦術変更。このままルーとご飯を一緒に食べる方法だと、辛さにやられてギブアップしかねない。幸いなことにまだ胃袋のキャパはあるので、まずはご飯のみを食べきって、最後一気にカレールーを食べるのが胃の負担も少なく、モチベーションの持続が図れるに違いない。 　戦術転換の効果はテキメンで、白米だけだとかなりラクになる。そしてご飯を食べきった後、残ったカレーをルイボスティーで流し込み、３３分で完食。 　（エイドリア〜ン！） 　満身創痍ながらも、ミレニアム盛りを撃破。見事リベンジを果たす。 　私からのアドバイスですが、ミレニアム盛りに挑戦される方は、０倍をオススメします！ 　完食後、渋谷っこ殿たちのテーブル席へ移動。渋谷っこ殿は大人しく？メガトン盛りを注文されていた。え〜、ミレニアムじゃないの〜？この裏切り者！（爆） 　胃のキャパはあまり残っていないのだが、来店時から気になっていたプルンプルン杏仁豆腐（４００円）を注文。あくまでも辛さで麻痺した舌をいたわる為で、決してビキニの女性に惹かれた訳ではありません。（笑） 　正方形の杏仁豆腐の上に、おっ●い型の柚子のアイスが乗っている。アイスがもう１個乗っていれば言うことないのだが・・・（オイ） 　プルプルした食感と柚子の爽やかな風味が、疲れた舌や胃袋を癒してくれる。やっぱりスイーツは別腹だな！ 　渋谷っこ殿、かんちゃんさん、急なメールにも関わらずご一緒いただきありがとうございます。 　明日もまた頑張りましょう！
ボリューム ★★★★★ 味 ★★★★★ インパクト ★★★★★ 料金 ★★★★☆ お店の印象 ★★★★★ テラめし度 ９４テラ 所要タイム ３３分・ＫＯ勝ち 難易度 激ヤバ
お店ＤＡＴＡ
「もうやんカレー利瓶具（十二社店）」 　東京都新宿区西新宿6-25-14　第2仲川ビル1F 　03-5323-5539 　営業時間/11：30〜15：00（LO14：30）18：00〜23：30（LO22：30） 　定休日/日曜 　駐車場/なし　※付近にＣＰあり（15分200円程度） 　公式HP/http://home.att.ne.jp/sea/moyancurry/ 　 　※営業時間・定休日は変更されている場合があります。