テラめし倶楽部

 ■バトル303 観戦者 Counter
 「たまげた丼」 2008.9.14・対戦
 とんかつ・そば 吉ちょう(福井県福井市) 1,800円
たまげた丼(1,800円)
JR福井駅に続く駅前大通り沿いにある放送会館。 地下1階に吉ちょうがある。
 前日伊賀でのプチオフの後、半年振りに福井へ帰省。午前中所用を済ませ、昼飯はどこかでバトルしよう。久々にふくしんカツ丼?それともジャンボおろしそばもいいが、今回は以前から目を付けていたあのお店にしよう!

 向かったのは新しくなったJR福井駅から歩いて3分ほどのところにある放送会館ビル。現在はオフィスや店舗のみとなっているが、その名の通り、私が子供の頃にはここにFBC(福井放送)が入っていた。福井で一番大きな模型店があり、昭和50年代頃までは結構賑わっていたが、モータリゼーションの発達と郊外の大型ショッピングモールの相次ぐ開店により、ご多分に漏れず駅前の求心力が低下。ビル内にも空き店舗が目立つようになってしまった。

 地下は飲食街になっており、ここに今回の対戦相手が待つとんかつ・そば吉ちょうがある。吉ちょうには福井名物のソースカツ丼おろしそばという2大スターが一度に楽しめ、サラダと香物まで付いた一番人気のカツ丼セット(800円)があり、学生の頃から帰省の度に時折利用している。

 そんな馴染み深い吉ちょうにテラめしが登場したという情報を昨年入手。手合わせする機会をずっとうかがっていたのだ。

入口脇のショーケースには、たまげた丼の器と完食者たちの写真が飾られている。

 そのテラめしとは・・・ たまげた丼(1,800円)

 吉ちょうに通常の玉子カツ丼(750円)から、具もご飯も2倍ビックリ丼(1,100円)があるのは知っていたが、なんでもこのビックリ丼チャレンジ者の6〜7割が完食することに、お店の女将さんが発奮。もっと巨大な丼を作ってやろうとして、2006年の7月に誕生したそうだ。

 たまげた丼はビックリ丼の1.5倍、つまり玉子カツ丼3人前。750円×3=2,250円とCP度的にはイマイチだが、挑戦してみよう。
 入口脇のショーケースには、たまげた丼の完食者たちの写真が飾られている。意外と完食者がいるようだ。
 またたまげた丼の完食者だけに挑戦が許されるすご〜い裏メニューもあるらしい・・・

 店内へ入り、テーブル席へ。13時を回っていたこともあり、店内は割りと空いていた。

 織田信長 「たまげた丼お願いします。」
  『(フフッ) たまげた丼ですね。少々お待ちください。』

 店員は大して驚くこともなく、無事注文が通る。結構注文があるのかも。

吉ちょうの人気メニュー、ソースカツ丼(750円)。マヨカツ丼(750円)も美味しそう!

 福井ではカツ丼というと、前述のようにソースカツ丼を差す。一般的なカツ丼は、玉子カツ丼とか上カツ丼と呼ばれ、50〜100円アップすることが多い。
 福井で育った私もこれが当たり前だと思っており、大学進学で初めて福井から離れて、他県ではそうじゃないことが分かり、少なからずカルチャーショックを覚えた。

 吉ちょうのソースカツ丼(750円)は、比較的甘めのソースで私好みの味。メニューにはその上にたっぷりのマヨネーズがかかったマヨカツ丼(750円)なるものもあった。マヨラーの私にはコレも美味しそう。余力があればコレも食べてみようかな?

 また吉ちょうにはコミック誌も結構置いてあるので、待つ間も退屈することはない。

巨大なお椀に思わず笑ってしまった!

  『お待ちどう様、たまげた丼です!』

 朱塗りの巨大なお椀が登場!直径約30cm、高さは蓋の頂部までで約25cmはあろうか。外のショーケースで一度見ているとはいえ、改めて間近で見ると、その大きさに笑ってしまいそう。まさにたまげた丼だ!

 蓋を開けると、たまげた丼の全貌が明らかになる。

ヒレカツ6枚、玉子4個を使ったたまげた丼。
上から見たところ。脂身の少ないヒレカツを使用。

 器のたまげた感が凄すぎるせいか、ヒレカツ6枚玉子4個を使用した玉子カツ丼はずいぶん大人しく見えてしまう。だがこれでもご飯1s(約3合)、総重量は約2s近くあるようなので、侮っているとしっぺ返しをくらいそう。
 このままでは食べ難いので、外した蓋にヒレカツ数枚を一時避難。

 福井のソースカツ丼や玉子カツ丼は、比較的ロース肉の方が多いのだが、たまげた丼には脂身の少ないヒレ肉を使用。他の具は半熟の溶き玉子とネギ。
 さすがお蕎麦屋さん。節系のダシが効いたカツ丼のツユは甘過ぎず、程好い味付け。ただ個人的にはもう少しツユだくの方が食べ易いのだが・・・

 後半、少しキツくなってきたが、25分で無事完食。完食後はお店の方から写真を撮っていただく。

たまげた丼の完食証明書。私は47番目の完食者のようだ。裏には完食者のみが挑戦できる”はるまげ丼”の挑戦案内が・・・

  完食証明書です。次回は是非はるまげ丼に挑戦して下さいね。』

 私は47番目の完食者らしく、裏には完食者のみが挑戦できるはるまげ丼(5人前)(2,800円)の案内が書かれている。はるまげ丼はなんと玉子カツ丼5人前、総重量は軽く3sを超えるシロモノで、これまで完食者は1人しかいないそうだ。

この方がはるまげ丼の完食者。おみそれしました。

 この方、たまげた丼も既に6回ほど完食されているとのこと。いやはやおみそれしました。

 次回帰省時は、はるまげ丼に挑戦!?


ボリューム ★★★★☆
★★★★☆
インパクト ★★★★★
料金 ★★★☆☆
お店の印象 ★★★★★
テラめし度 86テラ
所要タイム 25分・KO勝ち
難易度 ヤバい

 お店DATA 
 「とんかつ・そば 吉ちょう」

 福井県福井市大手3-4-1 放送会館B1F
 0776-23-3727
 営業時間/10:30〜20:00(LO19:30)
 定休日/第2火曜
 駐車場/なし ※付近にCPあり(20分100円程度)
 地図
 ※営業時間・定休日は変更されている場合があります。
「吉ちょう」  住所/福井県福井市大手3-4-1 電話/0776-23-3727 営業時間/10:30〜20:00(LO19:30) 定休日/第2火曜 駐車場/なし