第3回 北海道ツーリング(2003.08.12〜08.20)

 4日目:蟹・カニ・かに三昧!
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 8月15日(金) 曇り一時雨のち晴れ
 昨晩の宿
大阪屋食堂。  昨晩は夜遅くまでライダーたちと北海道談議に花を咲かせてしまった。足寄は内陸であるためか、夜は結構冷えた。
 昨日寄れなかったナイタイ高原牧場を見るため7時に出発。

 大阪屋食堂はふるさと銀河線
足寄駅の目の前にある。この駅メチャクチャきれいで立派!とてもその利用客数から考えると場違いな施設。
 それもそのはず!で、この駅建設にはあの
”鈴●宗●先生”のご威光があったそうだ。

 
 
 ナイタイ高原牧場

 ナイタイ高原に向かうストレートは、これぞまさしく北海道という感じで、気持ちが良い。途中舗装工事で50mほど砂利の深いダートになっていた。

ナイタイ高原へ続く直線路。
ナイタイ高原牧場  上士幌町のナイタイ高原牧場(盛り場雑誌のナイタイじゃないよ!)に行くが、あいにくの霧で、雨が今にも降りそうな天気。
 しかし、とにかく
デカイ東京ドームが362個も入る日本一の広さの牧場だ。
 早朝だったためか売店も開いておらず、名物の
ソフトクリームも食べられず残念!

 足寄方面に戻ろうと来た道を戻るが、先ほどダートことなどすっかり頭から消えていて、ダートの手前5mで気付く大失態!

 しっ、しまった!

 でももう遅い!80q近いスピードを出していたからここでブレーキをかけてももう止まれない。猛スピードのままダートに突っ込み、左右に振られながらもなんとかカウンターを当てまくりなんとか転倒を免れた。

 あぁ、死ぬかと思った!

 足寄湖付近にさしかかった頃には、パラパラと大粒の雨が落ちてきた。
 足寄に戻ってセイコーマートで朝食の弁当を食べながら雨宿りするが、いっこうに止む気配はない。
 今日はサロマ湖まで行かなければならず、時間もないので、カッパを着てR241を阿寒湖方面に向かうことにする。

足寄のセイコーマートで食べた弁当。
 
 
 轢き逃げ事件発生?

 途中オンネトーに分かれる道を過ぎたあたりで、北海道では珍しい渋滞に出くわす。
 (なんでこんな山の中でノロノロ走っているのかな?事故でもあったのか?)と進んでいくと、何やら路肩付近にガラスやウィンカーの破片が散乱している。
 やはり事故か!と思った矢先、私の目にと、とんでもないものが入ってきた。
 軽トラの荷台に何か巨大な黒い塊が載っていて、よく見てみるとなんとヒグマの死体である。口から血を流してうつ伏せで積まれていて、思わず写真を撮ろうとしたが、交通整理の警官に早く進むよう促されてしまった。

 その夜のTVのニュースで事の顛末を知ったのだが、あの熊は道路を横断しようとしてクルマにはねられたらしく、はねたクルマもおそらく大破しながらも逃走したらしい。
 ニュースの見出しはもちろん”ヒグマ轢き逃げされる!”

 今回の旅は盗難事件といい、なんか身近で事件が起こり、良いか悪いか解らないが思い出深い旅になりそうだ。
 
 
 霧の美幌峠

 阿寒湖を過ぎて雨は小振りになってきたが、相変わらずどんよりとした空。美幌峠に向かうが、ここも一面の霧の海で、屈斜路湖はおろか50m先もほとんど見えず、寒さに震える始末である。せっかくの見所がこう立て続けに空振りだと、なんか自分が雨男かと疑いたくなる。

 美幌峠のレストハウスは3年の間に道の駅に昇格していた。美幌方面から来たライダーの話だと、美幌・網走はピーカンの天気だとこと。峠を下っていくと次第に霧が晴れ始め、夏の日差しが戻ってくる。カッパを着ていると汗ばむくらいの陽気である。ほんと北海道の天気は峠一つでこうも変るのかと思い知らされる。
 
 
 怒られてしまった・・・

 網走市天都山のオホーツク流氷館。前回の旅で時間がなく立ち寄れず、是非とも来たかった。

 駐車場で
屋根付きのマジェスティ2台で、親子3人で三重からツーリングに来ている家族に出会う。

網走の天都山にあるオホーツク流氷館。
本物の流氷が展示してある。
 しかし520円も取る割には内容はチョッとショボい。
 強いて面白かったと言えば、
流氷の展示してある部屋で、濡れたタオルを持って入るのだが、出る頃にはカチカチに凍っていたことぐらい。


 流氷の天使クリオネ。デリケートの生き物らしく、フラッシュ撮影禁止。
 発光禁止モードにしたつもりが、
強制発光モードになっていたらしく、フラッシュしてしまい、係員の女性に怒られる。(ゴメンなさい!)

流氷の天使、クリオネ。
 
 
 ワッカの水
卯原内サンゴ草群生地。
 能取湖卯原内サンゴ草群生地。まだ時期的少し早かったが、9月になると湖岸が一面深紅に染まるらしい。


 サロマ湖のワッカ原生花園にあるワッカの水。ワッカとはアイヌ語で”水の湧き出す処”の意。
 サロマ湖ワッカネイチャーセンターから
レンタルサイクル(500円)で片道4.5q。多少アップダウンがあるのと日頃の運動不足からか、足がパンパンになり、チャリダーの偉大さを改めて知る。
 まぎれもない真水で神秘の水だが、あまり美味しいとは感じなかった。


ワッカの水
サロマ湖ワッカネイチャーセンター。
 サロマ湖砂嘴(さし)に区切られているせいか、湖面はとても穏やかである。
 しかしワッカで見かけた湖と外海を結ぶ水路では、潮の流れが激しくまるで川のようだった。

 
 
 船長の家

 ヘトヘトになりながら、ワッカネイチャーセンターに戻ると、無性にお腹が空いてきた。

 シメシメ予定通りだ!

 予定とは今晩の宿、船長の家夕食である。有名なこの宿の夕食は、食べ切れない人が続出するほどのボリュームだと聞く。ワッカの水に行ったのはお腹を空かして食べ残さないためでもある。 そこまで無理して食べなくても良いのに・・・
 
 早速チェックインし、ひとっ風呂浴びることにする。お風呂は最近改装したらしく、しかも温泉になったそうだ。
 風呂から戻ると同室の方が2人いた。話題はやはり夕食の話で、一人のかたはもう10回以上来ているらしい。私はこの方を師匠と呼ぼう。食事の準備ができたとの館内放送が入り、デジカメを持って師匠たちと勇んで食堂に向かった。

 食堂に入るや、このボリューム!
海鮮物のオンパレード。船長の家の夕食。

 実はこれでも全部でなく、器が並ばないので、食べていくと次からと
別の料理が出てくる。食べる前にテーブルのあちこちからフラッシュが飛び交う。

 師匠は手際よく毛ガニを捌いていき、私も見よう見まねで捌き食べて行く。みんなあまり話もせず、もくもくと食べていく。カニ料理はただでさえ寡黙させるのに、次から出てくる料理をこなすのにみんな必死である。
 こんな料理が付いて1泊2食で6,279円(税込)とは本当に安い!


 無事?完食。ご飯をお替わりし、揚句の果てには、カニすき鍋の残り汁でカニ雑炊まで堪能した。


(※この上の写真が、ツーリングGO!GO!別冊、2005年度版「0円マップ北海道」に採用されています。)

見事完食!実は隣の人食べ残しまで貰っていました。 本日の献立
 ◎ゆで毛ガニ 1パイ
 ◎ゆで花咲カニ 1/2パイ、
 ◎ゆでタラバカニ足 1/2
 ◎焼きタラバ足 2本
 ◎ズワイカニすき鍋
 ◎刺身(甘えび・さより・あわび)
 ◎ホタテと鮭の陶板焼き
 ◎花咲カニとホッキ貝のサラダ 
 ◎出し巻き玉子とカニ身のあんかけ
 ◎鰻蒲焼あんかけ
 ◎あわびの酒蒸し
 ◎カニ身入りコールスローサラダ
 ◎茶碗蒸し
 ◎あさりの佃煮
 ◎もずく酢
 ◎イクラ丼
 ◎カニ汁
 ◎ごはん
 ◎お漬物

 
他にも出てきたが、多すぎて忘れました!
 季節によりメニューは替わるらしい。
 周りを見渡すと、結構残している人が多く、中には毛ガニがまるごと手付かずの席もあった。
 モッタイない!

 もっと凄いのかと思っていたが、私には、
「満腹でもう動けません!」というレベルではなく、少し物足りない感じもした。
 (これはあくまでも、常人とは異なるキャパシティを持つ胃袋の話で一般の人は充分すぎるでしょう。)

この日の走行距離:326q

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