伊賀上野日帰りツーリング  〜走・・賦?〜
                                       ツーリングクラブ INDEXへ戻る
期間:2004年3月31日(水)
バイク:ダボジー(ZZ−R1100C2)
走行距離:415q

 春を求めて

 ようやく、自宅前のサクラもほころび始め、まさに春本番。暖かくなってくるとカラダの中のツーリングのムシ?がやたら騒ぎ出す。
 さて、今回は何処へ?と悩んでいて目に留まったのが、ジパツー(月刊ジパングツーリング)5月号”走・春・賦”。春真っ只中の伊賀月ヶ瀬特集では、伊賀牛忍者屋敷など僕のムシを十分掻き立てる。
 よし、今回は伊賀上野に決定!
自宅前の桜。
 
 
 木の芽トンネル
R476の木の芽トンネル。
 R365から今日冬の通行止めが解除された栃ノ木峠に進むと、木之本へ抜ける近道なのだが、2日前に上司から、敦賀に抜けるR476木の芽トンネルが通れると聞いて、利用することに。
 さすがに峠付近はまだ春遠く、気温は7℃を表示していた。

春とはいえ気温はまだ7℃
 木の芽トンネルを抜けると日本海の絶景が広がる。道幅は狭いが交通量が少ないので快適にクルーズできる。またひとつお気に入りの道ができた。

 
 
 湖岸道路

 R8から湖岸道路県道331)に入り、9時道の駅”湖北みずとりステーション”到着。朝食をと思いきや10時開店とおアズケをくう。

 1台のチャリダーがいて、声をかけると、3日間かけて琵琶湖を一周するとのこと。風が強いがガンバレ!

道の駅”湖北みずとりステーション”
 
 
 トラックステーション
豚汁定食(390円)
 朝食を求め、R8を南下。長浜を過ぎ、お腹のカラータイマーがレッドに切り替わる。彦根で路傍に、トラックステーションTS)という看板を発見!本来TSはトラックドライバー専用の休憩施設だが、一般客も混雑時以外は利用できる。ダボジーを隅っこに停め、食堂へ。
 さすが全国を行き来するドライバーたちの胃袋を満足させるメニューは安くてボリュームがある。具だくさんの豚汁定食コーヒーの無料サービス付で390円

 彦根でR8から分れR307へ。途中の甲良町で湖東三山の一つ西明寺にさしかかる。ここは秋の紅葉が有名だが、春の桜も見事で、観覧しようとも考えたが、境内への入場料(500円)が必要なので、道路から鑑賞ですます。
 
 
 巨大タヌキ現る!
巨大なタヌキの置物。

 日野水口道路(150円)を通り、信楽町にさしかかると、巨大な物体が目に飛び込んできた。
 ここは日本六古窯の一つ信楽焼の産地で、特にタヌキの焼物で有名!

お腹の大きさは変わらない?
新・七福神勢揃い?
 何十万円のものから、300円ぐらいのものまで、大小様々なタヌキたちが所狭しと並んでいる。
 大きなお腹に愛着を覚えるのは、僕だけではないはず?

 新・七福神 勢揃い!?
標識も愛らしいタヌキ。
 さすがタヌキの街!道路標識にも愛らしいタヌキのイラストを使ってある。町おこしであろうが、他の場所でもこういう粋な看板がもっと増えて欲しい!

 
 
 至福の伊賀牛
伊賀上野駅前のすきやき伊藤の牛丼(800円)。

 あちこち寄り道してきたため、伊賀上野に着いたのは13時30分。市内散策の前に、腹ごしらえということで、ジパツ−お薦めの”すきやき伊藤”へ。
 牛丼(800円)を注文。そのお味は下の様子を見れば解るでしょう?
いただきま〜す!
美味し〜い!
 
 
 むらい萬香園

 伊賀牛を堪能した後は、同じくジパツ−お奨めのむらい萬香園へ。本来お茶屋さんであるが、三重県の推進する伊賀まちかど博物館の1つでもあり、珍品奇品が所狭しと陳列されている。

レトロな珍品奇品が目白押し。
むらい萬香園。
店主の村井さんとしばし歓談。
 店主の村井さん「よく来はった。どちらから?」と美味しい緑茶を入れて歓待してくれた。
 ジパツーを見せると、「もう本になってるの?そう言えばエライ寒い日に3人ほど来なさったかなぁ」と取材時のこぼれ話などを話してくれた。

 月末のお忙しい中、40分もお相手していただき、お土産にひしの実までをいただいた。


 村井さんこだわりの抹茶ソフト(200円)は、程よい甘さで超お奨め!
ほど良い甘さの抹茶ソフト。
 
 
 街角の風景
白壁瓦葺の百五銀行上野支店。
 伊賀上野は歴史風情あふれる街で、街角で見つけた白壁瓦葺の建物は、な、なんと銀行。これで行員が忍者の格好をしていれば言うことないのだが・・・

 上野城俳聖殿などがある上野公園へ向かう。

 
 
 伊賀上野城
伊賀上野城(白鳳城)
 上野城は築城の名手とうたわれた藤堂高虎が慶長13年(1608年)に着手した城で、竣工間近の慶長17年(1612年)、暴風雨により天守閣が倒壊し、以後300年間建替えられず、昭和10年(1945年)に再建された。
 高さ30mの高石垣日本一を誇り、別名白鳳城とも呼ばれている。
 内部には藤堂家ゆかりの品々が展示されているらしいが、今回はパス。忍び井戸部分までは無料で拝観できる。
桜も満開。 忍び井戸。ここまでは無料で見学できる。
忍者のように・・・ 日本一の高さの高石垣。
 
 
 俳聖殿

 同じく公園内にある俳聖殿見学無料)。ここ上野は奥の細道で有名な松尾芭蕉翁の生まれた地であり、芭蕉生誕300年を記念して建てられた。聖堂内には伊賀焼でできた芭蕉翁瞑想像が安置してある。嘆かわしいことに、聖堂裏の漆喰壁にはバカモノどもの落書きがあり、悲しくなった。

松尾芭蕉を祀った俳聖殿。
俳聖殿前にて。
芭蕉翁瞑想像。 バカモノの落書き。悲しくなった。
 
 
 伊賀流忍者博物館
忍者屋敷。
 本日の目玉スポット、伊賀流忍者博物館(700円)へ。スタッフ全員が黒装束くノ一に扮して出迎えてくれる。忍者屋敷は一見小さいが随所にどんでん返し抜け道刀隠しなど仕掛けがいっぱいあり、実演者の素早い動きに見学者一同、拍手感動の連続であった。


 忍術体験館は忍びの歴史や衣装・道具といった約400点にわたる展示品がある。外国人の観光客も多く、「Oh〜!」「Great!」などと”NINJA”のエキゾチックさに感入っていた。

記念撮影用の飾りボード
忍者の衣装。 手裏剣・まきびし・くさり鎌
 
 
 鍵屋の辻

 芭蕉翁生家だんじり会館などまだまだ見たい処があるが、時刻も16時を回っており、最後に鍵屋ノ辻を見て帰ることにする。

 寛永11年(1634年)11月7日、ここ鍵屋ノ辻の茶屋の前で、日本三大仇討の一つ”伊賀越鍵屋ノ辻の決闘”があったと言われる。剣豪荒木又右衛門たちに想いをはせる。

鍵屋の辻の茶屋で剣豪達に想いをはせる。
 
 
 帰りたくないよ〜

 愛東町の道の駅”あいとうマーガレットステーション”で見た夕日

 このまま1日が終わって欲しくない!

道の駅”あいとうマーガレットステーション”で見た夕陽。

 夕食は再び彦根TSにて、またまた豚汁定食(すっかりお気に入り!)。食後は2階にあるお風呂(370円)で疲れをとる。

 20時、ひとっ風呂浴びて外へ出ると、外はすっかり真っ暗闇。暗闇の中ダボジーを走らせ、自宅に着いたのは23時であった。

この日の走行距離:415q

ツーリングクラブ INDEXへ戻る  文頭に戻る  次のページへ

Counter