第4回北海道ツーリング(2004.8.10〜8.18)

 4日目:温泉三昧と”すしロード”
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 2004年8月13日(金) 曇り
 和琴半島

 風と波の音で、昨晩は本当にうるさかった。雨も降ってくるかと心配したが、幸運にも雨は降らなかった。4時30分に目が覚め、コーヒーとトーストで朝食を済ます。朝食後、和琴半島に散歩しに行く。
 この和琴半島はもともとは火山ドームらしく、半島にはコタンの湯和琴温泉などの露天風呂があり、また半島の裏側にはオヤコツ地獄とよばれ、今も硫黄や水蒸気をあげている場所がある。言わば、火山の真上でキャンプしているのだと思うと、少し怖くなる。
 また看板によると、火山の地熱のせいか、ここには北海道では道南にしか生息していないミンミンゼミが生息している。国の天然記念物に指定されていて、セミ取りはご法度なのだそうだ。
 ヘェ〜ヘェ〜、10ヘェ!

 半島散策を済ませ、テントを撤収し、7時に出発。まずは屈斜路湖畔の温泉を巡り、川湯温泉に向かうことにする。
 
 
 屈斜路湖畔温泉群
池の湯
 屈斜路湖畔で一番大きな露天風呂である池の湯無料混浴で入ろうと思ったが、観光客は誰もいなくて、地元の方がデッキブラシで底の苔を掃除していた。『入っていいよ!』と言われたが、足をつかるだけで済ます。


 同じく屈斜路湖畔にある砂湯湖畔の砂を掘ると温泉が沸いてくる。温度は最初ぬるく感じるが、次第に熱くなってくる。

砂湯
砂湯クッシー
 砂湯付近はファミリーキャンプ場となっており、大勢の家族連れがいた。そこで見つけたその名も砂湯クッシー
 跨ってみたかったが、柵がしてあり”破損金100万円”の看板にビビり断念する。

 
 
 川湯温泉
川湯温泉足湯
 川湯温泉の公衆浴場前にある足湯。とてもキレイで、木製ベンチがあり屋根まで付いている。
 とても気持ち良く、30分間も長居してしまった。きっと人を心地よくする魔力があるのだろう。
 間違いない!


 ダボジーに跨ろうと後部荷台を見ると、昨日ホクレンで貰ったフラッグがない。知らないうちに落としてしまったのだろう。ショック!ひと通り温泉群を回って、時刻はまだ8時30分だが、お腹が空いてきた。セイコーマートでナポリタンとパンを購入。

 2度目の朝食の間も頭の中は、「今日の昼食は中標津すしロードにしよう!」と、ほっ本当、食い物しか考えられないのかよ!
 
 
 開陽台北19号線

 すしロードのある中標津に到着するが、開店までまだ2時間近くもあったので、今年も開陽台北19号線へ行ってみることにする。

 ここで、和琴のキャンプ場で一緒だった名古屋のハーレーの2人組と再会。彼らは互いに走行中の写真を撮り合っていたので、私もお願いして撮ってもらった。なかなか上手くいかず、TAKE3でようやく撮れた。

撮影開始! なんとか成功!
クルマがこない間に、ハイポーズ!

 本当にこの道は何度来ても最高だ!今年もここで会社からのメールが入る。お客様から電話があったらしく、しばし仕事モードとなるが、お客様に事情を話し、休み明けにしてもらい、再びバカンスモードへ。
 
 
 開陽台

 開陽台は相変わらずライダーでいっぱい!階段を登るのがイヤで、展望台へは行かなかった。
 ツーリングGO!GO!ハニー兄貴が連載している”開陽台沈没日記”みたいにここでキャンプも考えたが、荷物を上げるのが大変そうで諦める。

開陽台
 
 
 すしロード

 再びすしロードに戻る。開店30分前というのに、もうライダーが5人いた。茨城から来ているV−MAXの方やYZF−R1の方と互いのツーリング談議を交わしながら開店を待つ。

 11時30分、ようやく開店。店内に入り、席に付くと「サービスです。」サーモンにぎりをいただく。チョ〜有名なこの店は、ライダー限定のおまけがあり、その日によって変わるらしい。サービスとはいえ、脂の乗ってシャリが見えないぐらい大きなサーモンにぎりは、メッチャ美味しい!他のネタもボリュームがあって、しかも安い!ネギトロ風に軍艦巻きにしたネギサーモンなんか、1皿80円涙物の安さである!

 すしに夢中になって、ふと後ろを見ると、開店からまだ15分ぐらいしか経っていないのに、大勢のお客が順番待ちをしている。なるほどこの人気のほども頷ける。
 後方からの熱気(殺気?)を感じながらも、サービスを入れて9皿を平らげ、〆て996円の勘定となった。比較的安いネタを食べたこともあったが、大満足である。V−MAXの方も、「ウニ・大トロなどお大尽なネタばかり食べたが、3000円以内で収まった」と大満足のご様子。

 お腹もふくれて、知床を目指すが、睡魔が襲ってきた。4時30分起きと、朝早くから活動していて疲れたこともあるが、いっこうに睡魔が消えてくれない。「このままだとマジでヤバい」と身の危険を感じ、標津町の文化会館入口の日陰で昼寝することにした。
 
 
 知床国立公園羅臼温泉野営場
国後島
 目が覚めると15時で、2時間近く寝ていたことになる。セセキ温泉相泊温泉にも行きたかったが、予定外の時間ロスで、今晩の宿泊地、羅臼に急ぐことにする。
 この日は国後島だけでなく、択捉島もハッキリ見ることができた。


 16時、知床国立公園羅臼温泉野営場(無料※)に到着。サイトの一部が有毒ガスの噴出により閉鎖されていたのと、ファミリーキャンパーが多いのもあり、良い場所はほとんど埋まっていた。
 設営後、熊の湯へ行く。熱いことで有名なのだが、この日はそれほど熱くは感じなかった。

知床国立公園羅臼温泉野営場
 
 
 有料化?

 キャンプ場の受付にいた羅臼町の職員の方から聞いたのだが、現在無料のキャンプ場を、来年度(2005年)から協力金(300円程度)を徴収しようかと検討しているそうだ。
 なんでも世界遺産の登録のあおりを受け、ゴミの収集や清掃等の維持管理費がかさむのが理由らしいが、『絶対、反対です!』と言っておいた。また熊の湯清掃協力金方式の導入が検討されているみたいで、ますます反対である。
 是非みんなの声で有料化に反対しよう!

 (※残念ながら2005年度から協力金300円となりました。)

 キャンプ場で、愛媛からきた学生の石川君と知り合う。彼は20日頃まで北海道に居て、帰りは函館から青森へ行き、東北・北陸と南下していく予定だそうだ。

この日の走行距離:216q

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